善意の思考と党文化の除去
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文/海外の大法弟子 婉貞 

 【明慧日本2024年7月4日】最近、私は修煉において、いくつか悟ったことを同修と交流したいと思います。

 善意の思考

 先週、私が欧米人と法輪功に関する真相を話していたとき、ある人が中国共産党(以下、中共)の宗教への浸透とコントロールについて質問してきました。すると群衆の中にいた華人の一人が、その場で私に反論してきました。彼女は中国で多くの教会に行ったことがありますが、海外で行った教会とさほど変わらないと英語で言いました。そのとき私は、彼女に対して不満に思い、これは妨害で、ひいてはスパイではないかとさえ思いました。今日、師父の経文『目覚めなさい』を読み、自分の考えに思いやりがないことに気づきました。

 もしかしたら彼女は、中共に浸透されている海外の華人教会に行き、国内のとは大して変わらないと感じたのでしょう。彼女の言葉から見ると、彼女は確かに中共に洗脳されています。多くの華人は中国から米国に来ても、今でも毎日WeChatからニュースの情報を得ているので、中国も海外と同じように自由だと感じているのでしょう。

 私が真相を伝えていたとき、群衆の中に中国から来た華人がいることを考慮していませんでした。もし彼女の気持ちを考えていたら、私は言葉をもっと慎重に選んでいました。欧米人に受け入れられ、なおかつ中国人からも反感を買わないようにすべきでした。私は真相を伝えることにおいて、認識を高める必要があると分かりました。

 党文化を取り除く

 中国人や中国から海外に来た同修の多くは、どのように党文化を取り除くか分かっていません。同修のAさんは最近、党文化をどうやって認識し、自分の党文化をどう取り除いたか話してくれました。 

 数人の欧米人が図書館で英語の気功クラスを開くことを知り、Aさんは手伝うことになりました。欧米人は事を行う時も、物を運ぶ時も、とても静かで、大声をだして騒がしい中国人同修とは全く違います。また、欧米人の同修はとても礼儀正しく、ちょっとしたことでも図書館のスタッフに許可を求めます。比較がなければ、自分の党文化は見えず、いかに取り除くかも当然分かりません。この件において、Aさんはこのことに感銘を受けました。

 私にも似たような経験があります。何年も前、台湾から来た同修が「真善忍国際美術展」(以下、美術展)を開くことになり、私はその解説員になることに応募しました。当日は強風が吹き荒れ、高速道路は木が吹き倒されて渋滞が発生し、私は1時間遅刻しました。私は同修に怒られると思いました。強風と分かっていたのに、なぜ早く出発しなかったのかと非難されると思っていました。もし私が美術展を主催していて、他の同修が遅刻してきたら、絶対怒っていました。しかし、台湾の同修は怒らないばかりか、長時間の運転お疲れ様と慰めてくれました。

 その日の美術展は、たくさんの人が来て大成功に終わり、しかも現場はとても和やかな雰囲気に包まれていました。私はこの同修を通して、初めて自身の党文化をはっきり気づかされました。

 その台湾人学習者は、物事を行う時、とても静かで効率的でした。彼女が怒ったのを見たことがなく、どんなに時間が迫っていても、彼女はいつもやるべきことを迅速にきちんと終わらせていました。それとは対照的に、私は、自分自身の苛立ちやすさとせっかちなところが党文化の現れで、焦ると声が大きくなり、相手の気持ちを全く考えていません。

  また、私の党文化は、私が小さいころから触れてきた大量の中国の映画やテレビ、文学作品から来ていることにも気づきました。自分のしたいがままに行動することが個性の現れであると思い、しかも、周りと違って目立つことを好んでいました。また、怒りっぽい性格を、率直で思ったことをズバズバ言っているだけと思い違いをしていたし、計算高くなく善良だと思い込んでいました。もし私が台湾や欧米の人と接触していなければ、比較対象がなく、これらの観念の中にある党文化に気づくことはできず、ましてや正常な人間社会がどうあるべきかを知ることもできなかったでしょう。

 この方面の体験において、海外の同修がもっと多く交流することを望みます。

 
(中国語: https://www.minghui.org/mh/articles/2024/6/27/479056.html)
 
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