これまで出会った優しい警察官たち
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 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2024年7月24日】大法を修煉してきたこれらの年、師父の慈悲深いご加護のもとで、北京への陳情、真相資料の作成、様々な真相を伝えるプロジェクトに参加してきました。弟子が正しい道を歩む時、しばしば驚くような体験をしました。その中で、最も予想外だったのは警察官との接触でした。

 2000年、私たちは北京の天安門に大法を実証しに行きました。「法輪大法は素晴らしい」と叫んだ瞬間、多くの警察官と警察車両が現れ、私たちの横断幕を取り上げ、ある年配の同修を強引に警察車両に押し込みました。しかし、私を追ってきた警察官は私の肩を軽く突きながら「君は何しに来たんだ? こんなに若いのに」と言いました。この警察官は私に早く逃げるように促していたのです。しかし当時の私はその意図を理解せず、法を実証しに来たことに興奮していました。私は自ら警察車両に乗り、同行していた年配の同修を探しました。北京の留置場に入れられても、恐れずに断食して抗議しました。北方の厳寒の中、食べも飲みもせずにいたのに、同じ部屋にいたおばさんが「断食しているとは思えない、元気だね」と言いました。4日目に警察は無条件で私を釈放しました。北京に行く前に会社に1週間の休暇を申請していましたが、帰宅した日はその期間にぴったり収まっていました。

 2002年頃、資料拠点が破壊されました。その時、私は帰宅途中で、警察は空振りになりました。私が家に着くと、警察はすでに実家に向かっていました。警察が実家にも家にも来たことを知り、誰も見つけられない場所に移りました。しばらくして、この事件は何事もなく終わりました。その後、警察官の1人が「どうしてあの時、我々の動きを正確に避けられたのか? 誰かが教えたのか?」と尋ねました。私は笑って「誰も何も言っていませんでしたよ」と答えました。心の中では、師父が私を守ってくださったのだと知っていました。

 数年前、地元の同修たちと一緒に毎日真相を伝え、「三退」を勧めていました。その頃は真相を伝えるグループに多くの同修が参加していたので、毎日100人以上「三退」させることもありました。私たちは意気込んで数グループに分かれ、朝食を共にする店で集まり、食事をしながら体験を共有し、それぞれが真相を伝えに出かけました。しかし、あまりに多くの人が毎日同じ場所に集まり、体験談を話していたので、ある日、ある同修が誰かが私たちを見張っているように感じると言ったのです。

 ある朝、朝食を食べていると、同じテーブルに2人の常人が座っていました。そのうちの1人の女性が何かを取り出して、テーブルの上に置きました。それは警察官バッジだったのです。彼女は私たちに見張られていることを知らせてくれていたのです。その後まもなく、私たちのグループは真相を伝えている最中に連行され、別々の留置場へ連行されていきました。看守は「こんなに長い間、法輪功の人がここに拘留されることはなかった」と驚いていました。私は毎日内に向けて自分を探し、正念を発し、法を暗唱し、警察官の背後にいる悪の要素を取り除くことに集中しました。すると、所長や看守たちが最大限の努力で大法弟子を守ってくれているのに気づきました。所長は「彼女は法輪功の人だ。お前たちのように罪を犯してここに来たわけではない」と言い、私を班長に任命し、他の人たちが私をいじめないようにしてくれました。看守たちはしばしば食堂のご飯を私に持ってきてくれ、それを同じ部屋の人たちと分け合っていました。時々、果物も持ってきてくれて、また、私をオフィスへ呼び出して、余談話をするのを好んでいました。

 他の受刑者たちは、警察官が法輪功学習者に対してこれほど親切であるのを見て、私を尊敬するようになりました。これにより、私は真相を伝えるための比較的自由な環境を得ることができました。新しい受刑者が入ってくるたびに、私は彼らに真相を伝え、「三退」を勧め、『轉法輪』の「論語」を暗唱しました。私は誰に対しても真相を伝え、1人でも多くの衆生が大法が迫害されている真相を知って救われることを望んでいます。看守たちは、手に負えない受刑者が私たちのへやに入ると、真相を聞いた後に大きく変わるのを見て驚きました。これにより看守の仕事も楽になりました。後に、看守たちは管理の難しい受刑者を私のいる部屋に移し、私が真相をどう伝えるかを見ていました。所長は、私が受刑者たちに大法の良さを熱心に伝え、真心で彼らを気遣うのを見て喜び、私の善意を褒めました。

 不法裁判の日、司法警察官に連れ出された時、ちょうど所長が入ってきました。彼女は私に声をかけ、「今日、裁判があるんだね」と穏やかに言いました。彼女は司法警察官に対して私への敬意を示しているのだと理解しました。その善意を私は深く感じました。

 師父は「皆さんに教えますが、全世界の全ての人々はかつて私の親族でした。(拍手)それらの最も悪い人も含めます。でなければ、彼らはこの時に人間になる機会もありません。彼らが歩んできた歴史は、彼ら自身が選んだものです」(『二〇〇三年元宵節での説法』)と説かれました。

 警察官も救われるべき師父の家族です。もし警察官という職業にある人々が「銃口を少し上げる」(上からの命令に背くことはできなくても、肝心な時にその人の命まで奪わないという意味)という賢明な選択をし、大法弟子を守るために尽力すれば、彼らも大法の慈悲深い済度を受け、素晴らしい未来を手に入れることができるのです。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/7/2/479211.html)
 
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