【明慧日本2024年9月11日】ニューヨーク州北部のポートジャービス市で8月28日の夕方5時から8時まで、毎年恒例の「犯罪と闘うアメリカの夜」というイベントが開催された。法輪功学習者(以下、学習者)の功法実演は、地元住民に好評を博した。また、学習者の陝西太鼓の演奏がこの夜初披露され、暖かい拍手を浴びた。
8月28日にポートジャービスで開催された「犯罪と闘うアメリカの夜」のイベントで功法を実演 |
「犯罪と闘うアメリカの夜」(通称「警民の親睦」)は、アメリカ各地で毎年開催されるコミュニティ活動。このイベントは、犯罪防止に対する市民の意識を高め、地域住民と警察の関係を強化することを目的としている。今年の全米で41回目の開催はポートジャービス市で行われ、同市での開催は16年ぶり。
ポート・ジャービス市は、ニューヨーク州、ニュージャージー州、ペンシルベニア州の三州が交わる地点に位置している。当日は、これらの州の関連機関、団体、コミュニティ関係者や地元住民がリバーサイドパークで開催された、「犯罪と闘うアメリカの夜」のイベントに参加した。参加者は、無料の食事や軽食、DJによるエンターテイメント、自転車や賞品が当たる抽選会、ゲームや子供向けのアクティビティを楽しむことができる。また、法執行機関、消防部門、緊急医療サービスによるデモンストレーションや展示も行われた。
暴風雨の影響で、ポート・ジャービス市警察署は、8月6日に予定されていたイベントを8月28日に延期した。ポート・ジャービス市警察署長のウィリアム・ウォーデン氏は、同警察署は主催者として、数十の機関や団体からのスポンサー支援を受けたと述べた。この日のイベントは2500人以上が訪れてたいへん賑わい、嬉しい結果となった。
「天気にも恵まれ、多くの人々が参加してくれました。この場所にはコミュニティ精神があふれていて、警察署、消防部門、緊急医療サービスなどが揃い、ここは本当に素晴らしい三つの州のコミュニティです。我々がその一員であることは非常に光栄です」と警察署長のウィリアム・ウォーデン氏は述べた。
学習者が無私のコミュニティの奉仕精神を分かち合ってくれた
功法を実演している時、地元の学習者でロータリークラブの元会長アンジェラ・リーさんが壇上に上がり、法輪功を紹介し、同クラブの「超我の奉仕」のコミュニティ精神を広めた。
2020年の中共ウイルス(COVID-19)が流行した時、アンジェラさんは、台湾から高品質のマスクを1000枚購入し、地元の警察署、消防署、病院、その他の組織に寄付した。地元の新聞は学習者のこの善行を報道した。
アンジェラさんは、自分が法輪功(法輪大法ともいう)を修煉して多く恩恵を受けているからこそ、このようなことができと話している。
今年75歳のアンジェラさんは、法輪功を26年間修煉している。彼女は、法輪功は「真・善・忍」の原則に従って心身を鍛え、100カ国以上に伝わっている。法輪功の創始者である李洪志先生は、これまでに4回ノーベル平和賞候補にノミネートされていると紹介した。
今年の6月25日、アメリカ合衆国下院は全会一致で第H.R. 4132号『法輪功保護法案』を可決した。しかし、このような高いレベルの修煉法が1999年から中共によって迫害されており、中国の学習者たちは、日々拘禁や弾圧、労働教養を受ける危険にさらされているだけでなく、生体からの臓器収奪に直面している。このため、アンジェラさんは人々に対し、この問題にもっと関心を持ってほしいと呼びかけた。
アンジェラさんは、退職前に薬剤師として活躍しており、2011年、米国の薬局チェーン、ライトエイドのジョン・スタンレー社長が発表した「ベスト・サービス・ファーマシスト」に3万人以上の顧客から選ばれた。 彼女は約1万人の薬剤師の中からトップ8に選ばれている。
法輪功のブース、地元市民に歓迎される
法輪功と中国の伝統文化について学ぶ人々 |
学習者は、3つのブースを設置した。中央のブースでは、法輪功の紹介を行い、子どもたちに折り紙で「ドラゴン」の作り方を教え、左側のブースでは、大人と子どもたちに紙の蓮の花の作り方を教え、右側のブースでは、法輪功の五式の功法の実演が行われた。学習者は大人や子どもたちに法輪功を紹介し、彼らに蓮の花の飾りをプレゼントした。一方、10数人の学習者は「法輪大法は素晴らしい」と印刷された黄色Tシャツを着て、芝生の上で静かに功法を実演し、その光景は和やかで温かく、人々はその側で見いていた。
功法を学ぶ中学3年生の少年(右) |
中学3年生の少年が座って法輪功の第五式の功法を学び始めた。彼は覚えるのがとても早く、真剣に学んでいた。一人の女性が「法輪大法は素晴らしい」と印刷された風船を持ち、跳びながら「Falun Dafa is Good(法輪大法は素晴らしい)」と歌っていた。彼女は以前にインターネット上で法輪功の情報を探していた。学習者は、毎朝この公園で煉功していることを彼女に伝え、いつでも学びに来てもいいと伝えた。その女性はとても喜び、機会があれば夫と一緒に学びに訪れると言った。
学習者たちは舞台で法輪功の五式の功法を実演していた。一人の女性がその場で学習者たちの動作を真似て煉功していた。
法輪功の功法を学んでいるアンジェラさん(右) |
この夜のイベントで法輪功について知ったも若い女性アンジェラさんは、8月31日にこの公園の煉功場を訪ねて来た。彼女はとても縁があり、五式の功法を全て学び、動作もとても正確だった。また、初めてでありながら、足こそ組んでいないが一時間の座禅をした。
初披露する陝西太鼓の演奏
「犯罪と闘うアメリカの夜」というイベントで、初披露した陝西太鼓の演奏の後、記念撮影するメンバーたち |
この夜のイベントのハイライトには、学習者による、陝西省関中地域で広く普及している二つの太鼓楽譜のうちの一つ、『風攪雪(風が雪を舞う)』を演奏した。太鼓は中国の伝統的な打楽器で、祭祀、神への敬意、邪を祓う、楽舞、警告、戦争など多くの意味合いが具わっている。「太鼓文化」は古代からの神秘的な芸術形式であり、中国の伝統文化の含蓄のある内容が含まれている。
この太鼓の演目は、通常、年越しや他の重要な祝日、尊貴なゲストを迎えるような重要な行事の場所でのみ演奏される。学習者たちが演奏したこの太鼓は、迫力のある演技で邪気を払い、心を奮い立たせるもので、大変好評を博し、人々からは大きな拍手が送られた。