精進してしっかり修煉し、誓約を果たす(一)
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 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2024年9月26日】私は修煉してから22年になり、80歳の古参の大法弟子です。ここで師父にこれまで歩んできた修煉の道と、その過程での悟りについて報告し、師父の慈悲深いご苦労に感謝申し上げます。

 1998年当時の私は、すでに全身が病気だらけでした。仕事中に3度の労災を経験し、そのうちの1度は脳震盪で後遺症が残り、脳動脈硬化、小脳萎縮、脳の血流不足を引き起こしました。第5腰椎の骨折が治癒しない裂け目を残し、常に腰痛を抱えていました。さらに頸椎の骨質増生や肩周炎もありました。特に、私は幼い頃からリウマチ性関節炎を患い、その後腸胃炎にもかかり、頭のてっぺんから足の先まで良いところがほとんどない状態でした。毎年入院し、長年薬を飲み続け、自分で薬を調合できるほどでした。注射の打ち方も覚え、自分で薬液を調合して自分に注射を打ち、他人にも打ってあげていました。家の子どもたちが病気になったときも、私が注射を打っていました。

 1998年のある日、私は苦しそうにゆっくりと歩いて市場へ買い物に行きました。すると、見知らぬ人が私の病弱な姿を見て、こう言いました。「あなたは体の具合が良くないですね。法輪功をやってみてはどうですか?」私はそれを聞いて、「ああ、私はいろいろな気功をやってみましたが、全部効果がありませんでした」と答えました。彼女はさらにこう続けました。「法輪功は違います。これは仏家の修煉大法で、病気治癒と健康増進にとても効果があるんです!」私は「仏家」という言葉を聞いた途端に興味を持ちました。私は幼い頃から仏を拝むことが好きで、いつも天に上りたいと願っていたからです。

 それで私は自分で煉功点を探しに行き、3日間かけてようやく見つけました。

 初めて功を学んだとき、第二式の法輪椿法を煉っていると、竜巻のようなエネルギーが首や頭頂から上に向かって流れ、身体の周りを螺旋状に回っているのを感じました。とても気持ちよく、法輪大法の不思議さを実感しました。5日目には、五式の功法をまだすべて習得していないのに、まるで別人のように全身の病が消え去ったのです! 私の家は4階にあり、以前は1階から4階まで上がるのに30分もかかっていたのに、煉功後はたったの2分で家に着いてしまいました。

 修煉を始めて間もなく、大法の書籍を手に入れたばかりでまだ読んでおらず、功法もあまり慣れていない状態で、道を歩いているときに思わず転倒しました。実際には転倒というほどのものではなく、軽く滑って倒れただけでした。しかし、その倒れた瞬間、私は全身が動かなくなり、言葉も発することができなくなり、口を開けたまま一言も言葉が出てこなかったのです。

 通行人がその様子を見て救急車を呼び、私を病院に運びました。数日入院した後、息子が私を家に連れて帰りました。その後、半年近く寝たきりでしたが、半年後にはまるで生まれ変わったかのように、さらに体調が良くなりました。それ以来、私は一度も薬を飲んでおらず、まるで若者のように、よく食べ、よく眠り、精力も満ち溢れています。以前は黄緑色だった顔色も、今では赤みを帯び、唇も紫黒から赤色に変わりました。大法を修めたことで、私の身体は驚くほど変化し、かつて病弱だった私が、今では活力に満ちた若者のようになりました。私はこの上ない幸せを感じています! もともと寿命が尽きかけていた私が、幸運にも法輪大法を始めることができ、今では80歳になっても、法光に照らされながら軽やかな足取りで、救いを求める人々のために街を駆け巡っています。

  師父の啓示――神秘的な夢

 私が大法を修煉してしばらく経った後、師父は私の天目を開いてくださり、別の空間の美しく神秘的な光景を多く見せてくださいました。自分自身で『轉法輪』の中で説かれている「三花聚頂」や「玄関設位」、その他の功能を実際に体験しました。その時、少し自惚れが出て、顕示心も現れ、「数年も修煉すれば天国に戻って円満成就できるだろう」と考えていました。

 師父は私のこれらの人心を見抜いて、夢の中で啓示してくださいました。夢の中で、私たち多くの若い弟子が一緒に帰り道を探していました。大きな山の麓に着くと道がなくなり、目の前には広い海が広がっていました。私が周りを見渡すと、一人の男性同修と私だけが残っていました。彼はそこに座って悲しそうにしていたので、私は彼に「あなたは泳げないから、ここで待っていて。私が飛んで向こう岸を見てきますからね」と言いました。私が飛び上がった瞬間、まるで高所恐怖症のように体と心が縮こまりましたが、すぐにリラックスし、対岸に到達しました。

 その道を上がっていくと、多くの人が山の麓から山頂まで道を修築しているのが見えました。さらに山頂から空に向かって道を延ばしていました。その光景を見て、私は「この人たちはどうやって空中で道を作っているのだろう?」と不思議に思いました。ある人は金槌で釘を打ち、ある人は鎖を繋いで、カンカンと音を立てていました。私はさらにその道を進んでいき、大きな寺院を見つけました。その傍には小さな川があり、三つの石造りのアーチ橋と鎖が掛かっていました。

 突然、私は思い出しました。この寺院の前方が、私たちが降りてきた場所だったのです。そこに行ってみると、心が痛みました。私たちが下りてきた時は広い道だったのに、今では雑草が生い茂り、一本の細い道しか残っていなかったのです。私は涙を流しながら、さっきの場所に飛んで帰りましたが、そこには先ほどの男性同修はいませんでした。私は大声で「どこにいるの? 私は私たちの帰る道を見つけたよ!」と叫びながら泣いていました。そして、泣きながら目が覚めました。

 その後、私はゆっくりと悟りました。これは師父が私に示してくださったことです。修煉は非常に困難なものであり、私たちは天上からここに来て、すでに迷い、人間界のあらゆるものに汚染されてしまいました。しかし幸運にも、法輪大法が天に帰るための道を私たちに敷いてくださったのです。私たちは大法の中で修煉し、人間の汚れを洗い流し、師父が求める三つのことをしっかり行ってこそ、帰ることができるのです。

 また、ある時の夢では、私たち数人の同修が一緒に三つのことを行っていました。私が同修に話しかけるために振り向き、再び前を向くと、なぜか私一人しかいませんでした。仕方なく自分一人で前に進むと、目の前には光が四方に輝き、金色の光が眩しく、非常に壮麗で荘厳な光景が広がっていました。私は山の前までたどり着きましたが、登ることができませんでした。そこで三つの石を重ねて、その上に立って上がろうとしましたが、その石は円錐形で、うまく積み上げられず、ぐらぐらしていました。

 その時、突然3人の子供が天から降りてきて、私の前に現れました。私は彼らに、「上の世界はどんなに素晴らしいでしょう?」と尋ねました。彼らは「そこは天国の世界だから、もちろん美しく輝かしいものです」と答えました。私はさらに、「そんなに美しいのに、どうしてここに遊びに来たの?」と聞くと、彼らは「私たちは基準に達していなかったし、遊びたくて仕方がなかったので、うまくできずにここに落とされてしまったのです」と答えました。

 それを聞いて、私は彼らに三つの石を支えてもらい、その上に乗って登りたいと頼みましたが、彼らは私の助けを聞き入れませんでした。私は結局、上に行くことができませんでした……。

 夢から覚めた後、私はこれは師父が私に示してくださったことだと考えました。私は遊び心があり、三つのことをしっかり行えず、基準に達していないのに、天国に戻れるはずがありません。さらに、私は他人に頼ろうとする心があり、自分で苦労して実修するのを避けようとしていたのです。

 その夢から覚めた後、私は決心しました。精進して修煉に励むことを誓いました。

 法に基づく修煉――心性を向上させる

 五式の功法を行うと同時に、私は大法の「真・善・忍」の基準に従って、良い人間になろうと心がけました。以前は、家計が裕福でなく、また自分の体調も悪かったため、利益に対して非常に執着し、時には細かいことにこだわっていました。しかし、修煉を始めてから私は変わりました。

 ある年の大晦日、私は子供たちのために美味しい料理を作ろうと思い、買い物に出かけました。肉を売っている露店で排骨(スペアリブ)を買いました。家に帰って気づいたのですが、その若い肉屋さんがお釣りを多く渡してくれていたのです。その時すぐに返しに行こうと思いましたが、すでに日が暮れていたため、彼はもう店を閉めているかもしれないと思い、翌朝早くに彼の店に行くことにしました。

 翌日、私は早くに店を見つけ、彼の肉屋に行きました。その時、何人かのお客さんが肉を買おうとして彼の店に並んでいました。私はその若い男性に「昨日、あなたから排骨を買いましたが、お釣りを間違えて渡されましたよ」と言いました。すると、彼は突然大声で怒鳴り始め、私を罵りました。彼は私が彼を騙そうとしていると思ったようです。彼が怒鳴り終わった後、私は「あなたがお釣りを多く渡してくれたんです。私はそのお金を返しに来たんですよ」と言いました。彼はそれを聞いてすぐに謝罪し、「おばさん、すみません! 本当にごめんなさい!」と言いました。私は「あなたは朝早くから遅くまで働いて、お金を稼ぐのは大変でしょう。私は法輪大法を修煉しているので、大法の師父が私に良い人になるよう教えてくれています。だから、他人の利益を取るわけにはいかないんです」と答えました。

 その時、周りにいたお客さんたちが小声で話し始めました。「今の世の中でこんな良い人がまだいるなんて、珍しいね。お釣りを多くもらってもわざわざ返しに来るなんて、しかも怒鳴られても。私には絶対できないよ」「あの人は法輪功を修煉してるんだよ。他の人だったらこうはしなかっただろうね」

 真相を伝えて人を救い、使命を果たす

 1999年7月20日、中国共産党が法輪功への狂った迫害を開始しましたが、私はどうすれば良いのか分かりませんでした。

 2000年、初めて手にした真相資料は『善良な人々へ、法輪功の真相を理解してください』というものでした。しかし、それはたった一部しか手に入らず、とても大切にしていました。そこで、私はたくさんの複写紙を購入し、ボールペンで手書きで複写することにしました。1回書くと3部複写できるので、5部ずつ書いていました。その効果はなかなか良かったです。こうして、私は自分で真相資料を作り始めました。何部も手書きで書き上げ、それを持ち歩いて配り、街頭の掲示板にも貼りました。掲示板を見る人が多いので、より多くの人が真相を知ることができると考えたのです。

 この活動をしばらく続けた後、私は引っ越しました。新しい住まいに引っ越した後、コピー機を購入し、真相資料を自分でコピーするようになりました。しかし、その時、焦ってあまりにも多くの部数を印刷しようとし、使い方を誤ってしまい、コピー機を壊してしまいました。仕方がなく、コピー店に持ち込んで印刷することにしました。当時、多くのコピー店が印刷を拒否していましたが、1店だけ引き受けてくれるところを見つけました。1部あたり1元かかりましたが、私は気にせず、300部を印刷して、自分で配布したり、街に貼ったりしました。

 その後、真相資料を印刷してくれるコピー店が見つからず、私はとても焦っていました。ちょうどその時、法輪功の真相資料を専門に作成する同修が、私に定期的に資料を提供してくれるようになりました。私は本当に嬉しく、いつも真相資料を持ち歩き、あちこちで配布しました。市場、農産物市場、青物市場、駅、公園、街道……人が多い場所にはどこにでも出かけ、真相を伝えに行きました。さらに住宅団地の各階を一つ一つ回り、最上階から順に配っていきました。配れる場所はどこでも行きました。

 2008年、私は自分でパソコン、プリンター、ラミネーターなどを買い、資料制作拠点を作ろうとしました。しかし、基本的な技術さえまだ習得していないうちに、私の家が警官に踏み込まれ、機材は全て押収され、私もほぼ1カ月間拘束されました。

 家に戻ってから、私は警察に自分の物を返してほしいと要求しましたが、返ってきたのはパソコンだけでした。そこで、私は再びプリンターを購入し、自分で資料を作り、自分で配布することを再開しました。同修の1人と一緒に配っていましたが、私たちは1日にそれぞれ約100冊の冊子を配布しました。週末は2日間かけて資料を作り、平日は私たち2人でそれを配布し、何年も続けてきました。

 師父は、「大法徒講真相 口中利剣齊放 揭穿爛鬼謊言 抓緊救度快講・大法の徒、真相を講ず 口中の利剣、一斉に放つ 爛鬼の噓を暴き出し 急いで救い済度し、早く講ず」(『洪吟二』〈快講〉)という経文を発表されました。これを読んで、対面で真相を伝えることが必要だと悟りました。しかし、どうやって最初の一言を話せば良いのか悩みました。そこで、話し方が上手な同修と一緒に外に出て、彼女が話すのを見ながら私は正念を送りました。彼女がどう話しているかを聞いているうちに、少しずつ私も学び、まず挨拶をして、家庭の話題などで少し距離を縮めれば、話がしやすいことが分かってきました。やがて私は自分でも真相を伝えられるようになり、真相を多く伝えて人々を救うことに一心に取り組むようになりました。

 よく一緒に真相を伝えている同修が2人います。私たち3人はとても良いチームワークを発揮しており、一度、学校の春の遠足の日に公園で真相を伝える機会がありました。そこには小学生や中学生が大勢いて、私たち3人はその純真な子供たちを見て慈悲の心が湧き、1時間で80人の子供たちに少先隊を脱退させました。帰り道、私たちはお互いに「歓喜心を持たないようにしっかりやろう」と励まし合いました。

 人を救う道中で、様々な出来事がありました。話を聞かない人、罵る人、殴ろうとする人、電話で通報しようとする人、脅す人……どんな状況にも出会いましたが、私は内に向けて自分を探り、落胆せず、怒らず、恐れや恨みの心を捨て、慈悲の心を育てました。

 大法弟子がこの世で法を証明し人々を救うことは、苦しみであっても楽しいことです。もちろん、真相を伝える中で良い人に出会うことがほとんどです。多くの教師、校長、官僚、軍人、リーダー、高度な専門家などが、私たちの話を聞いて「三退」すると、「あなたたちは本当に良い人たちだね、素晴らしいことをしている」「安全に気をつけてね」と感謝の言葉を述べてくれます。そんな時、私たちは「私たちの師父に感謝してください」と答えます。

 私たちが面と向かって『九評』や真相DVD、小冊子、お守りなどの資料を渡すと、多くの人が感謝してくれます。中にはお金を渡そうとする人もいて、真相資料を作るのにお金がかかり、毎日たくさん配布するには多額の費用がかかると言う人もいます。私は「これは人を救うためですから、価値があります!」と言い、さらに「見終わったら破棄せず、他の親しい人にも読ませてあげてください。それが大きな徳を積むことになります」と付け加えます。

 市場では、真相を伝えると、八百屋の店主が野菜を無料でくれたり、果物屋が果物をくれたり、他にも色々な物をくれようとする人もいました。しかし、私はすべて丁寧に断り、「私たちは大法弟子であり、皆さんに真相を知ってもらうのは私たちの義務と責任です。だから、他人の好意に甘えることはできません。ただ、『法輪大法は素晴らしい』『真善忍は素晴らしい』と覚えていてくれたら、それで私は嬉しいです」と伝えました。 

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/9/21/439307.html)
 
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