フランクフルトの9日間セミナーでの修煉体験
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文/ドイツの大法弟子

 【明慧日本2024年10月24日】私たちが9日間セミナーを開催するという話を聞いた時、私はとても嬉しかったのでした。これは私にとって、より多くの人々に修煉の機会を提供できる時が来たことを示していました。

 一、セミナーの場所を探す時に真相を伝える

 協調人が私に9日間セミナーの会場探しを依頼した時、私はすぐに承諾しました。というのも、すでに良い場所が思い浮かんでいたからです。それは以前、別のプロジェクトで利用したフランクフルト市中心部にあるプロテスタント教会の部屋でした。ただ、その部屋は使用料が高いため、協調人は当初少し躊躇していました。また、宗教的なものが置かれていて、参加者の集中力が散漫になるのではないかと心配していました。協調人は、ベルリンや他の都市のように、もっと安い部屋を探してほしいと言いました。私は、フランクフルトは他の都市とは異なり、物価が高いので、それが可能かどうか疑問に思いました。しかし、すぐに断るのではなく、協調人の意見に賛同しようと思いました。もしかしたら、これは師父から与えられたヒントで、私たちはもっと安い会場を見つけるべきかもしれません。

 そこで、私は地元の労働組合福利厚生施設、多世代同居住宅、その他の市営施設など、安価な会場を提供しているいくつかの機関に電話をかけました。しかし、様々な理由で、適切な場所を見つけることができませんでした。最終的に、教会との契約を結ぶことにしました。牧師の秘書は私たちとの連絡役となり、法輪大法に対して非常に開かれた、そして支持的な態度を示してくれました。彼女は、私たちが9日間連続で使用できるよう、他の関連機関との調整に尽力してくれました。無事に契約が完了し、彼女も私たちも非常に喜びました。牧師は、使用料についても少しだけ割引してくれました。

 その後、予想外の事態が起こりました。開講の約1週間前、牧師宛てに抗議のメールが届いたと秘書から連絡がありました。差出人は、地域社会が法輪功の修煉者に部屋を提供することに対して理解を示せず、中国共産党(以下、中共)が法輪功について広めているデマを引用していました。このことを聞き、私はすぐに秘書に電話をかけました。すると秘書は「心配しないでください。皆さんの9日間セミナーは予定通り行われます」と、はっきりと言いました。

 2日後、私は秘書との面会をセッティングしました。協調人と共に秘書のオフィスを訪れ、法輪大法が受けている迫害や中共による中傷について詳しく説明し、真相に関する資料もいくつか渡しました。秘書は相変わらず私たちをとても支持してくれました。その抗議のメールは教会内で話題になっており、別の女性牧師も影響を受けていることを教えてくれました。そこで、その女性牧師宛ての説明文を作成することに合意しました。私たちの会話は非常に友好的な雰囲気で行われました。

 しかし、セミナーが始まる2日前、秘書から今まで見たことのないような厳しい口調のメールが届きました。秘書は、寄せられた抗議のメールの主張に対して、緊急に回答するように要求してきたのです。

 私たちは、もっと多くの人に真相を伝えるべきだと考えました。そこで、地域の責任者に手紙を書き、法輪大法と迫害に関する真相を詳しく説明しました。さらに、関連する記事のリンクや資料も添付しました。改めて手紙を読み返すと、非常に強い説得力を感じました。後に秘書から、手紙がとてもよく書けていると評価され、大変嬉しかったのです。牧師や教会の理事会に所属しているメンバーにも、この手紙を通して真相を知ってもらいたいと心から願いました。

 最終的に、私たちは妨害されることなく9日間セミナーを開催することができました。さらに、部屋はとてもきれいでした。

 セミナーの期間中、私たちはお互いに交流を行い、フランクフルトで再び9日間セミナーを開催するために、適切な場所を継続して探すことに決めました。より多くの人々にこのセミナーの恩恵を受けてほしいと考えました。私たちには改善できる点があることに気づき、次回のセミナーではそれを改善したいと思いました。また、私たちがセミナーをより良いものにするために努力するならば、師父は必ず私たちを助けてくださると信じました。

 そして、まさにその通りでした。最初のセミナーが終わってからわずか2日後、市から許可を得て、無料で使える適切な部屋を提供してもらえることになりました。師父のご加持の下、再び9日間セミナーを開催できる機会を得られたことに、心から感謝申し上げました。

 二、2回の9日間セミナーでの体験

 最初の9日間セミナーが終わった後、私たちは交流を行い、いくつかの問題点に気づきました。初日は私が会場にいましたが、開始がスムーズに進まず、騒がしい状況でした。技術的なトラブルがあり、テレビの映像が10分後にようやく流れ始めました。私たちの準備が十分でなかったことも原因の一つでした。また、他の参加者の中には遅刻したり、セミナー中に騒がしい人もいました。

 私たちはまた、9日間セミナーを最初から最後まで、2人の同修で構成する小さなグループが担当するのが最善であるということに気づきました。こうすることで、参加者は常に一緒に活動する相手を得ることができ、信頼関係を築きやすくなりました。

 9日間セミナーの最終日にも私は参加しました。70歳を超える2人の女性が最後まで参加しており、9日間すべての授業を欠席せずに受講しました。そのうちの1人は、最近ハーナウ市の私たちの煉功に加わったばかりの人で、この機会を通して法輪大法をより深く理解できたそうです。9日間セミナーで、彼女は身体の浄化作用を経験しましたが、それが理由でセミナーを欠席するべきではないと確信し、最後まで参加しました。もう一人のベトナム人の女性は、不眠症が改善し、より長く深く眠れるようになったと言いました。この顕著な効果に深く感銘を受け、彼女も修煉を続ける決意を固めました。

 2回目の9日間セミナーは、2人の中国人の同修が最初から最後まで担当しました。これにより、彼らは参加者一人一人を深く理解し、何が理解できていて、どれだけ進捗しているのかを把握することができました。参加者たちと信頼関係を築き、9日間セミナーは非常に平和な雰囲気で行われました。

 最終日の夜、最後の交流会に参加しました。部屋に入った瞬間、温かい雰囲気が漂ってきました。10人の参加者全員が私に挨拶をし、その後、私たちは円になって座りました。9日間の感想をそれぞれが話し合い、驚くべき体験談がたくさん聞けました。いくつか例を挙げます。

 ある男性は、自宅から会場までが非常に遠い道のりでした。毎日午後4時に出発し、夜11時半に帰宅するという過酷なスケジュールでした。道中はずっと疲れていたそうですが、ここに着くと、その疲れは跡形もなく消えました。この9日間で聞いたことは全て真実だと感じ、法輪功が自分を変えていると感じ、自分自身を変えようという強い意志を持ったそうでした。法輪功が自分を大きく前進させることができると信じ、その男性は「この数日間、とても心が落ち着き、いつも悩まされていた頭痛もなくなりました」と話しました。

 別の男性は、セミナーが始まる前日の夜、法輪大法に関するラジオ番組を聴きました。その番組に興味を持った男性は、法輪大法についてもっと知りたくなり、フランクフルトの指導員に電話をかけました。指導員から、翌日から9日間セミナーが始まると聞き、すぐに参加することにしました。9日間の学習を通して、真・善・忍という価値観に特に深い関心を持ち、最後まで熱心に受講しました。男性は、今回の学習で多くのことを得たと話し、今後も修煉を続け『轉法輪』を読むつもりだと話しました。また、次のセミナーにも参加したいと考えており、日曜日に公園で一緒に煉功したいとも言いました。

 ある若者は、精神を向上させる道をずっと探していたと言いました。このような素晴らしい人たちに囲まれて、ここに来ることができて本当に感謝していると話しました。彼は、多動性障害(訳注:発達障害の一種)を抱えていて、いつも心ここにあらずで落ち着かない状態だったのですが、セミナーに参加してからはとても静かに座っていられるようになったという、驚くべき経験をしました。自分自身に変化が起きていることに気づき、修煉を続けたいと決意しました。

 以上は私が書き留めたほんの数例にすぎません。

 セミナーに参加した人たちがこれほど短期間にこのような理解を得たことに、私は深く感銘を受けました。私の考えでは、彼らは大法との縁が深く、お互いも深い縁で結ばれているのだと思います。彼らは連絡を取り合うために、グループチャットを立ち上げました。

 第2期のセミナーでは、私たちのチームの連携がより円滑になりました。第1期の経験から学び、参加者に不利な影響を与えるようないかなる妨害も発生しないよう、万全を期しました。

 ある參加者は、大きな収穫があったと言いました。私たちも9日間セミナーの実施を成功させたことで大きな収穫があり、師父に感謝申し上げました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/9/28/483280.html)
 
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