定年退職した校長 「より多くの人々に修煉の素晴らしさを知ってほしい」
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 【明慧日本2024年11月6日】(明慧台湾記者ステーションの報道)羅賜欽(ロ・シキン)さんは、小学校の元校長で、穏やかで親しみやすい外見と優しい話し方の持ち主です。在職中の2004年に、ある教師が彼に以前患っていた多くの病気が修煉によって治ったと話し、熱心に法輪功を勧めてくれました。羅さんは、これは病気を治し健康を促進する優れた功法だと感じました。

'图1:退休前,罗赐钦是一位小学校长'

退職前、羅賜欽さんは小学校の校長を務めていていた

 当時、彼は「教育関係者にとって、健康に良いものがとても必要だ」と考え、教育局に「法輪功教師研修キャンプ」の計画を申請し、そして9日間セミナーの開催に成功しました。

 修煉を始め、心身ともに元気に

 2004年1月、教育局の認可を受け、「法輪功教師研修キャンプ」9日間セミナーが開催されました。学術界で著名な数人の法輪功修煉者も参加し、研修中に修煉の体験を共有しました。イベントは成功裏に終わり、多くの教師が修煉の道に入りました。

 羅さん自らも9日間セミナーに参加し、李洪志師父がかつて中国で行われた説法のビデオを見て、五つの功法を学びました。そして、法輪功が単なる病気治療や健康促進だけではなく、心性を修めることと煉功を兼ね備えた奥深い宇宙の大法であることを初めて知りました。こうして、羅さんは2004年1月に法輪大法の修煉を始めました。

'图2:罗赐钦阅读法轮大法书籍'

法輪大法の書籍を読む羅さん

 過去を振り返ると、10年以上経過したにもかかわらず、当時の記憶は鮮明に残っており、修煉の素晴らしさを感じるたびに、より多くの人々に法輪大法を知ってほしいと願っています。

 羅さんは9日間セミナーに参加した後、毎朝、煉功場で功法を練習するようになりました。それを半年続けたところ、心身ともに軽くなり、疲れを感じることがなくなり、それまでのように高麗人参や肝臓を養うサプリメントに頼る必要もなくなりました。また、以前は天候が変わると神経痛に悩まされていましたが、その症状もほとんどなくなりました。冬の寒さが苦手で、血行不良の改善のために山登りをしていたこともありましたが、法輪功の五つの功法は動と静の両方を兼ね備えているため、特別に運動の時間を取る必要がなくなり、煉功と学法だけで十分でした。

 以前、長年健康状態が良くなかった羅さんは、「煉功してから改善されたのは小さな症状ばかりでしたが、修煉の体験は言葉では言い尽くせないほど素晴らしいものであり、それは自ら体験して初めてわかるものです」と述べました。過去20年間、ほとんど薬を飲むことはありませんでした。

 校長として、より多くの人々に大法の良さと迫害の実態を知ってほしい

 2000年から2008年にかけて、台湾では中国における法輪功の人権迫害問題にも関心が寄せられました。当時、台湾の公立教育界や地方の指導者を含む多くの関係者が、法輪功学習者(以下、学習者)の活動を強く支持していました。羅さんは、「学習者として、社会の中での自分の役割に基づいて、良い条件があればそれを活かして行動します」と述べました。

 例えば、2008年に北京でオリンピックが開催されましたが、オリンピックが掲げる平和の精神と、学習者が受けている迫害が強烈な対比となり、人々に真実を知ってもらうために、「法輪功迫害真相連合調査団」 (CIPFG )が組織した人権聖火協会による「人権聖火リレーの世界ツアー」が発足しました。この活動は、2007年8月9日にギリシャのアテネからスタートし、35カ国150都市を巡るリレーが行われました。

 人権聖火は台湾にも渡り、新竹県の窓口を務めた羅さんは、校長として県政府の関係者を訪れ、県議会の議長や議員に活動への参加を呼びかけました。県政府の広場で聖火を迎える際には、一部の学校の校長が生徒を引率してチームを結成し、迫害を受けている学習者のために正義の声を上げました。

 羅さんはさらに、新竹県政府と連携して法輪功の特別講座を開催しました。この講座には、各分野からの学習者が招かれ、それぞれが修煉後の変化について異なる視点から語りました。自身の専門研究へのインスピレーションを含めた内容の豊かな講演は、聴衆を引きつけ、より多くの人々が法輪功について理解を深めるきっかけとなりました。

 師父の御加護により、司法の困難を免れる

 職場では、校長という立場は非常に大きなプレッシャーを伴います。突発的な問題が発生すれば対応しなければならず、校長は責任のある職務であるため、勤務時間外でも保護者や教育局からの電話一本で対応が求められることがあります。少し肩の力を抜けるのは、夏休みや冬休みの時期だけです。

 大法を修めることで、羅さんは焦らず落ち着くことができるようになりました。また、師父の御加護のおかげで、学校で直面する様々な困難にも適切に対処することができました。日常生活では「真・善・忍」の法理に基づいて自らを律し、2004年から2024年8月に退職するまでの20年間にわたり、四つの学校で校長を務めました。その間、どの学校でも教師や生徒からも愛され、皆が和やかに接し合い、良好な雰囲気を保っていました。

 ここに小さな物語があります。羅さんが修煉の道における師父の御加護を一層感じることができました。

 校長として、学校の環境を改善し、教育設備を充実させるために、補助金を申請する必要があります。しかし、県の資源は限られているため、学校のニーズをタイムリーに満たすことができないことがよくあります。もし国民の代表が積極的に学校のために補助金の獲得を支援してくれるなら、通常、学校は喜んで受け入れます。

 ある日、国会議員の補佐官が校長室を訪れ、学校のために書籍の一括購入を支援したいと説明がありました。羅さんはその後、書籍リストを主任に渡しました。数日後、主任からの返答があり、これらの書籍は現在学校に必要ではないとのことでした。そこで羅さんは自ら補佐官に電話をかけ、学校は書籍購入計画を申し込まないことを伝えました。

 しかし、しばらくすると、議員の提案に基づいて書籍や設備を購入した多くの学校の校長や担当主任が、業者に利益を供与した背任罪で訴えられました。その期間、彼らは検察官の起訴とその後の裁判に直面し、精神的に苦しめられました。多くの校長や主任が早期退職を選択し、彼らの人生設計に大きな打撃を与えました。

 羅さんは、自分が師父の御加護のおかげで一難を逃れたことを幸運に思っています。「修煉後は高い基準で自分を律しており、利益を貪る心はないものの、常人と接する中で、お互いに利益をもたらす人情や世間のやり方も修める必要があると思いました」と述べました。

 妻も修煉を始め、大法の素晴らしさを体験した

 羅さんの妻、劉淑芬さんも今では同修です。彼女は夫が修煉しているのを見て、大法が素晴らしいことを理解しましたが、縁がまだ浅かったのか、最初は興味がありませんでした。

 それから5年後、2009年のある日、彼女が朝起きると、一方の足が動かなくなりました。当時、夫が朝の煉功場に出かけていて、自分一人で家にいることに気づき、劉さんはとても不安を感じました。そのとき、夫が「『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』という心からの九文字を唱えると、奇跡的な効果がある」と言っていたのを思い出し、心を込めて唱え始めました。すると、徐々に足が動くようになりました。

 煉功を終えて帰ってきた羅さんは、妻の話を聞いて「一緒に煉功をしよう!」と勧めました。それから彼女は朝の煉功に参加するようになりました。最初のころは心臓がドキドキし、以前病気だったところもかえって症状が出てしまい、体のあちこちがつらかったのです。その時はまだ深く法を学んでいなかったので、これは体の浄化と業を消しているとは分かりませんでした。夫は「物事が極まれば、必ず逆の方向に動くのだ。師父があなたの体を浄化してくださっているのだから、絶対に続けていくべきだ」と励ましました。その結果、1週間後には不快な症状が消え、病気のない軽やかな状態を体で感じることが出来ました。

 第五式の坐禅は長時間足を組む必要がありますが、人それぞれ体の素質が異なり、すぐに両足を組むことができる人もいれば、劉さんのように片足しか組めない人もいます。ある日、劉さんは突然1時間も片足を組んで坐禅することができ、いつか自分も1時間の壁を突破できることを願っていたので、嬉しくて涙が出ました。

 修煉を続ける中で、彼女の精神状態が改善し、肌の調子も良くなりました。しかし、心性も向上させなければなりません。ある日、劉さんは坐禅をしていると、息子がそばでパソコンを打っていて、キーボードの音が大きく響いていました。彼女は息子に「お母さんは煉功中だから、静かにしてね」と言うと、「坐禅は集中するものじゃないの? 入定(にゅうじょう)したら、何も聞こえなくなるんじゃないの? どうして僕の音がうるさいの?」と言い返されました。彼女は考えてみると、息子の言っていることも一理あると感じました。自分の心が静まらないからこそ、気が散ってしまうのだと気づきました。

 孫を3年間育てることは、心性の試練でもありました。彼女は孫娘に『洪吟』を暗唱させたり、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を唱えるように教えたりしました。幼い孫娘は自ら坐禅を学びたがり、小さな足で坐禅を組む姿がとても可愛いらしく嬉しく思いました。

 劉さんは、「修煉が心身に与える変化はとても大きいものです。より多くの人々が法輪大法を修煉して、幸せと喜びを得ることを願っています」と述べました。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/10/18/484006.html
 
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