【明慧日本2024年11月9日】クロアチアの法輪功学習者(以下、学習者)は11月2日、首都ザグレブのトミスラヴ王広場で「情報デー」を開催した。中国共産党(以下、中共)による学習者からの生体臓器収奪に反対するパネル資料や横断幕が、通行人や観光客の注目を集めた。多くの人々が自主的に法輪功のブースに立ち寄り、迫害反対の署名をした。また、法輪功を学びたいと興味を示す人も多くいた。
11月2日、ザグレブのトミスラヴ王広場で行われた活動 |
クロアチアの首都ザグレブは、国内最大の都市であり、その歴史は古代ローマ時代にまで遡る。ザグレブは、クロアチア、西ヨーロッパ、地中海、そして東南ヨーロッパの最も重要な交通の要所となっている。トミスラヴ王広場はザグレブの中央駅の正面にあり、普段は多くの人々で賑わっており、観光客もここで写真を撮って思い出に残している。
往来する人々に法輪功の資料を配る |
人々に法輪功迫害の実態を伝える |
秋晴れの11月2日、午前9時頃、学習者はトミスラヴ王広場に集まり、テントを設置した。3メートルにわたる横断幕にはクロアチア語で「私たちは中共の強制臓器収奪を止めよう」「G7+7諸国への請願活動にご協力を」と書かれている。7諸国には(アルゼンチン、オーストラリア、インド、イスラエル、メキシコ、韓国、台湾が含まれる)
「G7+7諸国への請願活動にご協力を」と書かれている横断幕 |
テントの横には、学習者が木製のパネル資料を立て、中共による学習者からの生体臓器収奪を明らかにする絵画が並べられている。これらの絵画は、さまざまな角度から、中共が法輪功を迫害し、学習者から強制臓器収奪の罪行が描かれている。通りすがりの人々が立ち止まり、絵画の説明を読み、多くの人が驚いた表情を浮かべた。学習者は彼らに、関連資料を手渡しながら、法輪功とは何か、中共がなぜ法輪功を迫害するのか、そして学習者からの生体臓器収奪という恐ろしい行為について説明した。
中共の生体臓器収奪を明らかにするパネル資料 |
国境に関係なく、通行人が積極的に署名する
中共の迫害に反対し署名する人々 |
パネル資料は多くの通行人の関心を引き、立ち止まって読んでいた。また、自らブースに足を運び、請願書に名前を書き込む人もいた。
ブースは路面電車の駅の近くにあり、乗客や通行人が行き交う中で、学習者から手渡された資料を受け取り、歩きながら読んでいた。通り過ぎて行く人の中には、しばらくしてから戻ってきて、署名する人もいた。ある若者は、学習者が署名活動について話しているのを聞き、電車に乗ろうとしていた仲間たちを呼び戻し、全員で署名した。
学習者のイヴァンさんは、忙しく資料を配っていた。ある時、サングラスをかけた男性が近くに立っているのを見かけたのでイヴァンさんは資料を読んでみないかと声をかけた。すると、その男性は自分が盲人であると伝え、資料の内容に興味があるので話を聞きたいと言った。イヴァンさんはその男性に、中共による法輪功への迫害、学習者からの生体臓器収奪の実態について詳しく説明した。説明を聞いたその男性は、署名をしたいと申し出て、イヴァンに案内されブースに行き署名をした。
若いグループが活動現場を通りかかり、学習者から渡された資料を受け取った。彼らは集まって、署名活動の目的について学習者に説明を求めた。ウクライナ出身の青年がクロアチア語で「中共の悪質さを知っている」と学習者に伝えた。最後に、このグループ全員が署名用紙に名前を書き、立ち去る際に学習者に感謝の言葉を述べた。
法輪功の功法は人々に注目される
学習者は法輪功の功法実演もしていた。穏やかな煉功の音楽と優雅な動作が周囲の人々の視線を引きつけていた。アジアからの観光ツアーの観光客の1人は、ブースを見かけると「これは法輪功だ!」と声を上げ、すぐに携帯電話を取り出して写真やビデオを撮影し始めた。
迫害の実態を知った人々は、積極的に署名しただけでなく、法輪功の功法にも大きな興味を示した。ネパールから来た観光客は座禅を学びたいと話し、またインドからの留学生は首都ザグレブで法輪功を学べる場所を尋ねた。
あるクロアチア人女性は、以前に法輪功について聞いたことがあり、とても学びたいと思っていたが、住んでいる町では学習者に出会えず、残念に思っていたという。今日、ついに学習者に出会えたことにとても喜び、「ぜひ法輪功を学びたいです」と言った。学習者は彼女に地元の煉功点を紹介した。