【明慧日本2023年11月30日】「クロアチア法輪大法修煉体験交流会」が11月18日、首都ザグレブで開催され、隣国のセルビアとスロベニアからの法輪功学習者(以下、学習者)も参加し、修煉体験を共有した。学習者はどのように師父と法を信じ、無条件に自分の内心に向けて探し、苦しみや悪いことを、心性を向上させる良いこととして捉えたかについて交流した。発表した9人の学習者の修煉体験は、その場にいた参加者たちに感動を与えた。
「クロアチア法輪大法修煉体験交流会」の会場 |
交流会で発表するリリーナさん |
集団学法に参加し、全体に溶け込む
クロアチア出身のリリーナさんは、ある大学の人事部門の責任者である。2006年に法輪大法を学び始めたリリーナさんは、修煉や様々な功法について全くわからず『轉法輪』を読み終えるまで相当時間がかかったが、途中で諦めることはなかった。読んだ後のリリーナさんの最初の理解は、大法は自分の人生の意義と物事の正しい対処方法を教えて下さったということであった。
リリーナさんは最初、集中力を高めるために独自で法を勉強するべきだと考え、集団学法には参加したくなかった。その後、彼女は集団学法をするときに読み間違ったら、他人に笑われるのではないかと心配していたことに気がついた。ここには名誉やメンツへの執着が隠されている。リリーナさんは1日8時間働き、家に帰ると子供の世話、夫の世話、部屋の片付けをしなければならないので、独自で法を勉強した結果、2、3ページ読んだだけで寝てしまうことがよくあり、読み続けるか居眠りするかの間で苦労しており、次の日には何を学んだのか思い出すことができなかったという。
修煉が深まるにつれ、リリーナさんは夫(同修)と同じように集団学法に参加する必要があることに気がついた。そこで彼女は、聞くことと読むことを同時に試みたが、それでも眠かった。また、このように法を学ぶことは師父に対して不敬であり、これ以上、邪悪に妨害されてはいけないと悟り、師父の要求に従い、真に集団学法に参加することを決心した。その結果、彼女は名誉やメンツへの執着を捨て、法を学ぶ上で多くの進歩があった。また、皆が一緒に法を学ぶことで、同修間のつながりが増え、現地の同修が一つの全体を形成し、法輪大法を広めることや、真相プロジェクトが円滑に進められるようになったと彼女は実感した。
交流会で発表するオリビアさん |
職場では他人を鏡にして自分を修める
セルビア出身のオリビアさんは、職場での修煉体験を共有し、修煉の道には小さなことはないと悟った。
失業を経験したオリビアさんは、知人から良い仕事を紹介されたが、条件としては 4 科目の試験に合格し、代理人の免許を取得することが条件だった。試験の準備は簡単ではなく、さまざまな考えが彼女を悩ませていた。たとえば、受験年齢に対する疑問、自分の学習能力の否定、試験の結果に対する不安など、これらすべての考えが彼女の学習意欲を低下させた。後になって、オリビアさんはこれらの考えが自分の自信の欠如、怠惰、利己主義を暴露していることに気づいた。修煉の道では、どのような困難に遭遇しても、立ち向かって努力することが最も重要であると悟った。
その後、オリビアさんは無事に試験に合格し、新しい仕事環境に入ったが、なかなか馴染めなかった。しかし彼女は、これらすべては自分よりも他人を優先させるための寛容さの試練であることに気づいた。最初は外部の問題だと思ったが、後になって、すべての現れは自分の修煉を向上させるためだったと分かった。同僚たちが表した困惑、焦り、傲慢さ、自己中心を見て、彼女は自分にもこれらの執着を持っていることに気づき、上司の失礼で要求の厳しい態度を見て、自分の子供に対する態度も同じであることに気づいた。
最初に入社したとき、オリビアさんは非常に限定的な契約に署名したが、もしこの契約を完了する必要がなかったら、このような複雑な仕事環境では、5 回以上は退職していただろうと彼女は言った。しかし同時に、この契約は業力を返済するプロセスのようなものであり、これは師父が彼女のために用意したものであり、自身の執着の前で、この期間のすべての課題と試練を乗り越えるかどうかと、彼女は理解した。 この契約はまた、修煉者が師に対して交わした誓約でもあり、選択する余地がなく、果たすしかないと彼女は認識した。今では彼女の仕事は楽になり、人間関係も改善された。これは執着を取り除き、心性を向上させたからだと彼女は考えている。
交流会で発表するデヤンさん |
神韻公演を手伝う中で 正念の力を理解した
セルビア出身のデヤンさんは、今年ポーランドとチェコで行われた神韻公演を手伝った体験を語った。デヤンさんは大法を学び始めて18年になる学習者で、心身ともに充実しており、同年代の人にありがちな背中の凝り、頭痛、歯痛などの症状がなかった。しかし、神韻プロジェクトを支援している間にいくつかの病業が現れ、いくつかの面で向上する必要があることに気づいた。
セルビアからポーランドまでの距離は短くないため、デヤンさんは前日にポーランドの首都ワルシャワの飛行機にした。到着すると、デヤンさんは異常な震えと寒気を感じ、ブィドゴシュチュ行きの電車の中で非常に衰弱し、眠気を感じた。さらに悪いことに、これまで歯には問題がなかったのに、歯が痛み始めた。今年、デヤンさんは神韻の厨房を手伝うことになったが、厨房での仕事は非常に体力を要するものだ。スーツケースを引きずって異国の街を歩きながら、次にどう対処するかを考え始めた。「私がここに来たのは、神韻の手伝いをするためだ。神韻を妨げるものは絶対認めない」。ホテルに到着するとすぐに、デヤンさんは煉功をし、歯を食いしばって粘り強く煉功を続けた後、ベッドに倒れた。翌日には全ての症状が消え、その後の7日間はエネルギーに満ちて過ごしていた。
その後、デヤンさんは神韻を支援するためにチェコに行った。今回は警備チームに所属しており、1日8時間同じ場所に留まらなければならなかった。デヤンさんは、仕事が単純すぎるので、精力的な自分はもっと技術的に難しいことをするべきだと感じ、また、仕事が退屈であると他の人に不平を言った。翌日、デヤンさんは突然体が硬くなり、椅子に座るのが困難になった。デヤンさんは宇宙のさまざまな領域を守護している神たちを思い出し「神たちは永遠に宇宙を守護していることに退屈だと思ってはおらず、自分のこの仕事はわずか3日間なのに、もしかしたら自分の肉体が守っているのはただの扉かもしれないが、別の次元では広い世界であるかもしれず、今はそれが見えないだけだ」と自分の考え方を直した。そして痛みは硬直後2日目から治り始め、3日目には完全に消えた。常人の同僚はしばしば坐骨神経痛の症状に悩まされており、その症状は数カ月間続くこともあるが、自分は 36 時間以内に治った。デヤンさんはポーランドにいてもチェコにいても、自分の経験は忍耐力を修める試練であることに気がついた。
交流会で発表するネベンさん |
師と法を信じて病業を乗り越え、心の中に隠されている執着を発見
クロアチアの学習者・ネベンさんは、病業を3回克服した体験を共有した。その過程で、師と法への信じることを頼りに乗り越え、心の奥底に隠れていた執着を発見した。
1回目と2回目の試練は一人で旅行中に現れた。ネベンさんは胃が痛く、衰弱しており、一人で高速道路を運転することができず、家族や親戚の助けが必要になるのではないかと心配していた。しかし、彼の心には強い正念があり、自分が大法学習者であることを理解しており、修煉すればすべては良くなると信じた。そこで彼は法の勉強と煉功を強化し、ついに回復した。ネベンさんは2回の経験の中で、大法と師父の力を信じるかどうかを試されたと認識した。
またある時、ネベンさんは重度の胃の痛みで夜中に目が覚め、動揺して同修の妻を起こしたが、妻は眠いと言って無視した。妻の態度にショックを受け、望んでいた慰めやケアも得られなかったネベンさんは、日々の修煉で妻をどのように助けてきたかを思い出した。数日間考えを繰り返した後、ネベンさんは妻を起こすのではなく「手を繋いで、抱きしめ、事前に師父が私の修煉のために用意して下さった試練を一緒に待とう」ではなく、自分で試練に合格しなければならないと悟った。さらに、ネベンさんは無意識のうちに、今まで修煉中に妻に与えたすべての援助に対して妻が感謝してくれることを期待していたことにも気づいた。そしてこの「感謝を期待する」という考えは利己的であり、師父の教えによれば、私たちは無私無欲で法を広め、功法を教えているのであり、いかなる報酬や賞賛も期待してはならないと改めて分かった。
9人の学習者が共有した体験は、その場にいた参加者たちに多くの思いを抱かせた。
ボルナさん |
ボルナさんは、大法を2年間学んだ体験を共有した。交流会の後、ボルナさんは「多くの収穫を得ました。同修たちとの交流から、自分には困難を恐れている心があるとわかり、同修たちとの分かち合いを通じて、粘り強い力を感じました。また、同修に対して怨恨心もあり、この恨みは危険であり、できるだけ早く取り除きたいです」と話した。
イランの学習者・ハスティさん |
イランの学習者・ハスティさんは、今回の交流会を通じて、怨恨心をしっかり取り除くことの大切さを実感したと語った。