女性起業家のビジネス実践が人生を華やかにする
■ 印刷版
 

 【明慧日本2024年11月17日】(明慧記者・沈容インタビュー報道)胡馨雲さんは台湾のエンジニアリング企業の責任者であり、全盛期に人生を変える法輪大法に出会いました。

 一時期、彼女は幸せで気楽な生活に憧れていました。多くの人と同じように、馨雲さんも自分はうまくいっていると感じており、より良い生き方を探す必要はないと思っていました。

 大法を学んで、これこそが人間であることの意味だと悟った

 胡馨雲さんが22歳のとき、彼女の家に大学生の家玮さんがアルバイトできていました。穏やかで上品な雰囲気の彼は、以前からの友人の中でも際立っていました。

 家玮さんは法輪功を修煉していると言って、馨雲さんを法輪功を広めるイベントに連れて行ったのです。彼が法輪功を紹介してくれた当時、「私は法輪功のことをよく知らなかったのですが、私が出会った法輪功学習者は皆とても親切で、平和で穏やかな雰囲気に包まれているような気がしました」

 それからすぐに、馨雲さんは家玮さんと付き合うようになり、一緒に通勤し、車の中で師父の説法の録音を聴きました。初めて聴いたとき、馨雲さんは少し驚きました。馨雲さんは「幼い頃、両親は仕事で忙しく、何が正しくて何が間違っているのかを教えてくれる機会はほとんどありませんでした。大法を聴いて、人間とはこういうものなのだと感じた」と言っています。

 それより前は、若い馨雲さんは幸せを望み、享楽に貪欲で、生きる意味とは何なのか、人生には何が必要なのか、時折疑問に思うことはあっても、どこに答えがあるのかわかりませんでした。その後、家玮さんは馨雲さんを法輪功のグループ学法に連れて行きました。家庭や職場などで問題に葛藤にした時、どのように内に向けて探したか、皆の体験を聞くことで、馨雲さんは心に大きな感動を受けました。 彼女は、「利己主義であることは、私が以前考えていた自然なことではなく、ちょうどその正反対で、取り除くべき非常に悪い考え方であることがわかりました」と言いました。

 不思議な体験

 馨雲さんはもっと学びたいと思うようになり、法輪功の9日間のセミナーに参加しました。そしてこのように話しました。「自宅で一人で動作を復習していた時、体の中で法輪が回っているのを感じ、それが深く実感でき、撮った写真には大きな丸い法輪が残っていた。そして、9日間のセミナーが終わった後、私の身体は、師父が教えの中でおっしゃっていた(身体を浄化するときに現れる)ひどい風邪の症状のようになっていました。これはすごいことだと思いました」

 それから間もなく、馨雲さんは体に大きな変化があることに気づきました。「以前は鼻炎アレルギーがひどく、鼻水が止まらなくて、手術をしても治らなく。麺類を食べたり冷たい空気に触れたりすると、鼻が敏感になり、鼻をかむためにティッシュを持ち歩かなければならないほどでした。しかし、1年も経たないうちに、ふと気づくと鼻水が出なくなり、鼻水が出ていたことさえ忘れていました」

图1:馨云在炼功点和大家一起炼功。

煉功する胡馨雲さん

 「法輪大法は私が探していたものだ」

 ある夜、馨雲さんは夢を見ました。「暗い道をひたすら走っていて、とても怖いと感じました。途中で見ず知らずの人に会ったので、急いで法輪大法の煉功点がどこにあるか知っているかと尋ねました。相手がその方向を指差したで、そのまま走り続け、遠くから聞き覚えのある煉功の音楽が聞こえてくるまで走り続けました。煉功点につくと、同修たちと一緒に煉功した後に、私の恐怖心がだんだん薄れてきて落ち着いてきました。その時、私は夢から覚めました。法輪大法は私が探していたものだとわかりました」

 会社経営の成功への道は修煉からの悟り

 馨雲さんは家族企業のマネージャーを務めており、仕事上、顧客と最初に接することが多く、自分自身に高い要求を課しているだけでなくけでなく、同じ部署の同僚にも会社にとって最も効率的なサービスを提供し、案件を担当する機会を得ることを望んでいます。

 「オフィスでは、同僚のクライアントに対する口調や対応、効率が期待通りでないと聞くと、すぐに自分の考えで反応し、同僚に『さっきそう言えばよかったのに』と言ってしまい、説明を聞くことができませんでした。 何人かの同僚が次々と辞表を出すまで、問題の深刻さに気づきませんでした」と馨雲さんは語っています。

 以前の馨雲さんは、自分自身に問題があると認識できず、他人の言葉に耳を傾けることができず、トラブルや衝突に遭遇しても、自分のせいだと認めたくなかったのです。口を開いて 「ごめんなさい 」という言葉を言うのは辛かったのですが、修煉を始めた後、少しずつ自分に素直に向き合えるようになりました。

 ある時、仕事で、馨雲さんは自分の過失が原因で取引先からクレームを受け、非難される事態を招いたのですが、今回、これまでのように言い訳をすることはなく、率直に自分の過失に対応し、相手に心から謝罪し、別の方法で挽回しようと最善を尽くしました。元々、関係が行き詰まったように見えたのですが、相手側の口調も緩やかになり、それからは期限内の完了や埋め合わせを困難にすることがなくなり、会社の長期安定顧客の一人になったのです。

 馨雲さんは、「私は勇気を持って自分の欠点と直面できるときに、心の中にある 「私」と「メンツを守る」というものを重く見なくなった。相手の立場に立って物事を考えるようになれば、同僚同士の関係もより調和できるようになる」と話しました。

 次に期待に添えない仕事をする人に接したときに、馨雲さんは、すぐに訂正するのではなく、同僚の長所を評価し、思う存分やらせてあげるようにしています。「もし本当にうまくできていないことがあると感じたら、相手に親切に注意し、個人的にコミュニケーションをとり、もし自分がそのような状況に置かれたらどうするか、どうすれば一緒にもっとうまくやれるかを共有する」と馨雲さんは話しています。

图2:馨云在认真阅读《转法轮》。

轉法輪』を読んでいる馨雲さん

 修煉とは何か、だんだん分かるようになった

 このようにすることによって、トラブルが少なくなり、心の容量も大きくなり、職場環境は和気あいあいとしたものになりました。この時、馨雲さんは、人生におけるすベての思考、言動を師父の教えと比較することで、利己的な立場から、少しずつ相手の立場に立って、常に葛藤の中で自己を手放し、心性を高めることこそ、「修煉」であることを深く理解したのです。

 恨みの心を捨てれば、過去とはまったく異なる風景を見ることができる

 2010年、馨雲さんと家玮さんは結婚しました。もう10年以上経ったのですが、喧嘩をすることがほとんどないだけでなく、朝は煉功点に行き、夜は学法の勉強会に参加するよう約束しています。夫と一緒に学法し、修煉する日々の中で、馨雲さんは心の奥底にまだ大きな執着があることにも気づきました。それは母への「恨みの心」なのです。

 一家に4人兄弟がいた馨雲さんは2番目で、両親が兄と妹を愛しており、自分には愛する人がいないといつも感じていました。 「ある時、母に、辛辣な口調で『お母さんは男性を重んじ女性を軽んずるんだ』と言った途端、母からひどいびんたを受けました」と馨雲さんは話しました。その結果、馨雲さんは母親を恨むようになり、何カ月も話そうとしなかったのです。こうした嫉妬、比較、不満の感情が、成長期に「恨み」の心を形成したわけです。

 馨雲さんの兄が結婚した後、一家には新しい義理の姉がきて、同じく家族企業に入っていました。当初、馨雲さんと義姉は仲良く話し、笑っていましたが、しかし、母の待遇に差を感じたり、義姉の仕事の方が楽だと感じたり、あるいは義姉の方が給料やボーナスが多いのを見るたびに、馨雲さんの恨みが再燃し、「どうして私はこんなに不公平な目に遭うの!」と心の中で叫びました。

 「ある時車の中で、母に重い口調でこれらの不平不満を訴えたら、母は涙を流しながら、『公平とは何? どうやって測るのか、何をすべきなのか、教えて!』と言い放ち、車のドアを開けて去っていきました。 あのときの母の視線と言葉は私の心を強く打ち、私が自分はどう傷ついたかばかりを考え、母の立場になって母のことを考えていなかったことに気づきました」と思い出して話しました。

 その瞬間、馨雲さんは自分が本当に間違っていたことに気づきました! 「師父の教えを思い、人と人との間には因果関係があることを理解した。何もかも自分の思う通りには行かず、全ては按排されていると理解しました。そして、常に法を学び、内に向けて探す中で、元々波乱万丈でバラバラだった状況が徐々に平穏に戻り、法における幸福の波が高まってきました」と馨雲さんは言い、「私は修煉者で、宇宙で最高の大法を得た。地上のいかなる価値とも交換できないことを悟った、これ以上何を求めればいいのだろうか?」と話ました。

 馨雲さんが考え方を変え、恨みの心を放下できたら、見る世界は過去と全く異なるようになりました。「義姉が子供たちや両親の面倒をよく見てくれて、会社でも多くの仕事を黙々と引き受けてくれているのがわかった。母がいつも家族のため、子供たちのため、会社のために大小さまざまな仕事を一生懸命しているのを目の当たりにし、私たちの前では苦しみを訴えることはなかったが、一方で私はあまりにささやかなことしか与えなかった」と馨雲さん話しました。

 何年もの間、母親は何度も入退院を繰り返し、馨雲さんは積極的に付き添ってきました。比較する心を捨てると、家族からの愛情や気遣いを感じるようになりました。 以前はあれほど計算していた給料やボーナスも、今では自分が得るべき以上は受け取らなく、それが私のやるべきことなのですから」と馨雲さんは言いました。

 修煉が人生を輝かせる

 仕事でも家庭でも、馨雲さんは両親に孝行し、子どもとしての役割を果たすよう努力して、兄弟姉妹に寛容で、修煉者である夫の家玮さんと手を取り合って多くの仕事を担っています。

 二十数年の修煉を経て、馨雲さんの修煉に対する理解は昇華し続け、執着を捨て続け、難関を打ち破り、心性の向上と境界の昇華を得た時、そのような人生は輝かしい美しさを開花させ、この世のどんな物質的なものとも交換できない幸福を得ることができることを知りました。

图3:馨云在炼法轮功第五套<span class='voca' kid='86'>功法</span>——神通加持法

第五式の功法を行う馨雲さん

 馨雲さんは、今世で大法を修めることがこの世で最も幸せなことだと感じています。「最初は、修煉するのが難しいと思っていたが、修煉が生活のあらゆる場面で実践できたので、人生で起こるすべてのことに冷静かつ楽観的に向き合えるようになりました。大法は私たちを心身ともに健康にするだけでなく、私の人生を本当に変えてくれました」と語っていました。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2023/11/13/467895.html
 
関連文章