麻薬中毒者が薬物依存症を克服
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文/中国の大法弟子 甘露  

 【明慧日本2024年12月21日】2006年10月、私は留置場に不当に拘禁されていた時、夏さんに出会いました。薬物の禁断症状に苦しんでいた彼女は、顔色が青白く、痙攣し、体が震え、悲惨な様子でした。夏さんは私に、まるで虫が皮膚の上を這い回って刺しているように、体がひどく痒いと話しました。

 私は彼女のこのような姿を見て、申し訳なく思いました。彼女は窃盗の罪で連行されたと私に話しました。彼女は以前の拘置所で別の修煉者と出会い、その修煉者からも法輪大法について教えられました。彼女は法を暗記し、煉功を始めました。彼女は大法と五式の功法についてもっと学びたいと思い、私に教えてくれないかと頼みました。私はとても嬉しかったです。私は彼女に『洪吟』の「人を做す」詩を暗記するように教えました。

 「人を做す」

 「名を為る者は、氣恨むこと終生
 利を為る者は、六親を識らず
 情を為る者は、自ら煩悩を尋ね
 苦しく闘い相 あ って、業を造ること一生
 名を求めざれば、悠悠自得 
 利を重んぜざるは、仁義之士
 情に動かざれば、心清らかに欲寡し 
 身を善く修すれば、徳を積むこと一世」

 私は彼女にこう言いました。「私たちの李洪志師父のこの詩は、私たちが良い人間になる方法を教えてくださいました。名声や富や感情をあまり深刻に考えてはいけません。私たちのものなら、誰もそれを奪うことはできないということを覚えておかなければなりません。私たちのものでないものは、決して無理強いしてはいけません。夏さん、ここを去った後は麻薬から離れてください。麻薬はあなたの体と家族に害を及ぼします」。彼女は理解し、多くの詩を暗記し、私と一緒に煉功することができました。すぐに彼女は麻薬を渇望しなくなりました。

 数日後、刑務所の医師が来て、ここに法輪大法の修煉者はいるかと尋ねました。私は修煉者だと答えました。夏さんを診察した後、医師は夏さんに私と一緒に法輪大法を修煉し続ければ、彼女は毎日より良く健康になるでしょうと言いました。医師は「法輪大法は良いエネルギーを広めます。学んだことを心に留めて、ここを出たら良い人になりなさい」とさえ言いました。

 刑務所の医師が語った正しい言葉に私は衝撃を受けました。夏さんは医師に、私と一緒に煉功を続けた結果、身体の不調が消えたと話しました。「法輪大法は本当に素晴らしいです!」と彼女は医師に言いました。

 他の受刑者たちが夏さんの薬物依存症克服の成功を目の当たりにした後、私は全員が中国共産党とその組織から脱退できるよう手助けすることができました。また、伝統文化の話や、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という心からの九文字(訳註:中国語では九文字)を心から唱えることで得られる恩恵についても伝えました。

 法輪功迫害の真相を理解した人々を見て、私は師父の限りない慈悲に深く感動し、同時に大法弟子の使命をはっきりと理解しました。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/6/20/478839.html
 
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