遼寧省の女性教師・張旭さんに不当に懲役3年の判決
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 【明慧日本2024年1月6日】遼寧省鞍山市の法輪功修煉者の張旭さんは、昨年3月8日、路上の監視カメラに映っていることを理由に連行され、鞍山市第一女子拘置所に不当に収容された。最近の情報によれば、張さんは不当に3年の実刑判決を受けた。張旭さんは元鞍山市第四十五中学校の英語教研グループのリーダーを務めていた。張さんは仕事能力が高く、勤勉で責任感が強いため、毎年複数のクラスの英語授業を担当していた。また、2006年には「学生の創造力と実践能力を向上させる研究」という研究プロジェクトに参加し、遼寧省教育庁と遼寧省教育科学計画指導グループの連名で授与される「遼寧省『十五』教育科学優秀成果賞」を受賞した。

 しかし、このように社会にとって有益で善良な人が、2020年2月12日に車で瀋陽へ用事に行く途中、蘇家屯高速道路の出口で警官により停車させられ、その場で連行された。その後、彼女は瀋陽市蘇家屯区の刑事警察隊および国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官によって設置した「秘密監獄」に不当に監禁された。この間、張旭さんはさまざまな非人道的な虐待や拷問を受けた。65日間にわたる不当な拘束、拷問、洗脳を強いられた後、「保釈」でようやく自宅に戻った。

 昨年3月8日、張旭さんは車で鞍山市鉄西区の佳兆業まで移動し、降車後に徒歩で移動している際に路上の監視カメラに映像が捉えられ、共和派出所により連行された。その後、経済開発公安支局に引き渡され、当日の夜には鞍山市第一女子留置場に移送される、不当に拘束された。6月23日、張旭さんは鞍山市立山検察庁によって鞍山市立山裁判所に起訴された。その後、立山裁判所の主審裁判官は、7月4日に公判を行うことを張旭さんに通知し、彼女のために援助弁護士を指定することを提案した。しかし、張旭さんは当時、裁判所が指定した弁護士を断固として拒否した。

 7月9日午前、張旭さんの家族が無罪弁護を行うために依頼した北京の弁護士が、鞍山市立山区裁判所に弁護手続きの書類を提出したが、主審裁判官からさまざまな無理難題をつけられ、妨害を受けた。弁護士が3時間半にわたって粘り強く主張し、論理的に説明を続けた結果、裁判は一時的に7月17日に延期された。立山区裁判所は弁護士が提出したすべての合法的な書類を受理したが、法廷側が審査を通過した後で通知すると言った。8月16日、立山区裁判所の主審裁判官が留置場に出向き、張旭さんを尋問した。裁判官は、張旭さんが北京の弁護士とどのようにして知り合いになったのかを問いただし、張旭さんの法律によって保障された弁護権を剥奪する理由を探ろうとした。

 10月17日午前9時40分、鞍山市立山区裁判所が張旭さんに対する裁判を開いた。裁判官が法廷の規律を読み上げた後、弁護士に対して辞退したかどうかを尋ねた。弁護士は主審裁判官と検察官2人に同時に辞任するよう要請したと述べた。そのため裁判官は休廷を宣言した。

 裁判は再開された後も、弁護士は引き続き裁判官に辞任するよう主張し、さらに検察長の辞任と辞任の理由述べるよう求めた。そしてその理由を明確に述べるとともに、合議体の再結成を要求した。その後、裁判は三度にわたって再開されたが、弁護士は一貫して裁判官と検察官に自らの棄権を求めた。裁判官は訴訟を打ち切り、休廷を宣言した。

 立山区裁判所は昨年11月1日に再び不当に審理を行なったが、その詳細はまだ調査中である。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/12/13/486059.html
 
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