【明慧日本2025年4月15日】河北省保定市の法輪功学習者・于士坤さんの娘の劉美麗さん、娘の夫の安朝旭さんは2024年4月25日、北京市門頭溝公安支局の大峪派出所の警官によって自宅に押し入られ、不当に連行された。同年6月12日には、門頭溝公安支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官が于士坤さんを連行した。今年4月上旬に判明した情報によると、于士坤さんは北京市門頭溝区裁判所から懲役1年6カ月、罰金2000元の不当判決を受けた。また、劉美麗さんには懲役2年、罰金2000元、安朝旭さんには懲役2年(執行猶予3年)の不当判決が下された。
于士坤さんの妻である劉春水さんは、北京市門頭溝公安支局に対し、不起訴を求める申請書を提出した際、次のように述べた。
「私の夫は結婚後、気性が荒く、しばしば頭痛に悩まされていました。また、義姉や私の父と意見が合わず摩擦が多かったのです。しかし、法輪功の修煉を始めてから、真・善・忍に従って自分を律するようになり、気性が徐々に穏やかになり、頭痛も次第に消え、健康を取り戻しました。この数年、薬を服用することもなくなり、家庭を大切にし、義姉や私の父との関係も良好になり、家族全体が安らぎを得ました。こんなに良い人が、ただ真・善・忍を信仰しているという理由だけで、理不尽に連行されました。私は悲しみに暮れ、心が乱れ、ひそかに涙を流しています。やさしい夫が牢獄での苦しみに直面するかと思うと、耐え難い気持ちです」
于さんは今年62歳で、保定市望都県賈村鎮建安村に住んでいる。娘の劉美麗さん夫婦は、同市清苑区北王力郷劉村に住んでいる。
2024年4月、美麗さんは北京市で働いている夫の安さんと合流するため、北京に向かった。同月25日、同市門頭溝公安支局大峪派出所の警官は、安さんが北京で借りていた住居に押し入り、夫妻2人を連行した。夫妻が北京市門頭溝区で法輪功の中共による法輪功への迫害の実態を説明する資料を配布していたと通報があったからだ、と警官から聞かされた。
2024年5月29日、美麗さん夫妻は門頭溝区検察庁によって不当に逮捕された。現地の国保は、美麗さんの実家のある保定市望都県およびその周辺の2つの県の関連機関に書簡を送り、さらなる迫害を企て、いわゆる「証拠」を集めようとした。
2024年6月11日、望都県公安局賈村派出所の警官が賈村鎮建安村にある于さんの自宅に押し入り、いくつかの法輪功についての文言が書かれたお守りチャームを奪い去った。翌日、于さんが保定市にいる息子の家を訪れた際、于さんを尾行してきた門頭溝公安支局の国保の警官が、現地の警官と連携して、于さんの息子の家を家宅捜索した。
警官らは、パソコンの本体1台、スマートフォン3台、外付けハードディスク4台、さらにいくつかの法律の資料やチラシを押収した。その後、于さんと息子は現地派出所に連行され、不当な取り調べを受けた。同日の午後7時頃、于さんは北京に移送され拘束されたが、息子は釈放された。
2日後の13日、門頭溝公安支局の警官が再び于さんの自宅に押し入り、十数年前の週刊誌を幾冊か押収し、また、于さんの妻・劉春水さんに白紙に署名することを強要した。その後、于さん、美麗さん夫妻は北京市門頭溝公安支局によって濡れ衣を着せられ門頭溝区検察庁に移送された。
于さんの息子はソフトウェア開発のエンジニアであり、パソコンの本体を押収されたため仕事に大きな支障が生じている。彼は何度も門頭溝公安支局に対し、押収品の返還を求めた。当初、警官は「検査が終わり次第すぐに返還する」と約束したが、1カ月が過ぎても「まだ検査中」と言い、その後は「手続き中」と言うだけで、最終的には返還要求に応じなくなった。
2024年9月、門頭溝区検察庁は「証拠不十分」との理由で、事件記録を門頭溝公安支局に差し戻した。そこで北京市門頭溝公安支局の警官は架空の罪名を作るため、200キロ以上離れた場所まで出向き、裁判に利用できるような「証拠」を収集しようとした。
2024年10月8日の午後、警官らは保定市博野県城東鎮于堤村で、「法輪功をやっている者はいないか? 法輪功の資料を配布している者はいないか?」と、一軒一軒民家を尋ねて回った。村人の1人が警官らに「何をしているのか?」と聞くと、警官は警察の身分証を見せた。10月7日深夜から、警官らは毎晩少なくとも3台の車両(うち2台は北京ナンバー)が于堤村に待機させた上で、赤いライトが点灯した小型装置を携行して4~5晩にわたって村を騒がせた末に撤収した。
2024年10月12日、門頭溝公安支局の警官は再び于さん、美麗さん夫妻を門頭溝区検察庁に連行した。2024年11月22日、同検察庁は于さん、美麗さん夫妻を門頭溝区裁判所に起訴した。これら一連のことに必要な証言や物的証拠はすべて捏造されたもので、いわゆる「証人」とされた10人は、三つの県市からのかき集めだった。
今年1月24日、于さんと美麗さん、安朝旭さんに対する裁判が門頭溝区裁判所で開かれた。
今年4月上旬、于さん一家3人が門頭溝区裁判所により不当な判決を下されたことが判明した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
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