保定市の学習者・張喜梅さんと支占民さんに不当判決
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 【明慧日本2025年4月18日】(河北省=明慧記者)河北省保定市の法輪功学習者(以下、学習者)・張喜梅さん(58)と支占民さん(55)は2024年4月9日、それぞれ保定市競秀区公安局天威派出所と新市場派出所の警官により自宅から不当に連行され、家宅捜索を受けた後、保定市留置場に不当に拘束された。最近の情報筋によると、張さんは保定市高陽県裁判所から懲役3年6カ月と1万元の罰金を言い渡され、支さんは同裁判性から懲役3年と1万元の罰金を言い渡された。

 張さんと支さんは不当な判決を不服として、控訴した。

 張さんは、90代の義母には実の母親のように世話をし、夫とはお互いに尊敬し合っている。張さんは7、8歳の時に頭に怪我をし、しばしば頭痛に悩まされ、どこの医者に行っても治らなかった。法輪功(ファールンゴン)の主著である『轉法輪』を2回読んだ後、頭痛が大幅に軽減され、初めて頭がすっきりし、体が軽くなったと感じた。法輪功は人々に良い人になり、真・善・忍に基づいて周りの人や事柄に接するように教えるので、張さんの性格も明るくなり、長年にわたりマンションの廊下を掃除しており、家族や同僚、近隣の人々から褒められた。

 張さんの母親、楊仙香さんも法輪功を学んで健康になったが、中国共産党(以下、中共)による法輪功への25年にわたる迫害の中で、何度も地元の警察による家宅捜索や嫌がらせを受けた。さらに、張さんが不当な判決を受けた後も、頻繁に嫌がらせを受け、恐怖と不安の中で、母親は2024年3月に体調を崩して亡くなった。張さんは母親の遺志に従い、母親の遺品である「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と書かれたお守りを数人の年配者に渡した。これが、張さんに罪を着せる証拠となった。

 保定市公安局は公安部からの情報を基に、少なくとも6カ月間にわたる監視と尾行を経て、2024年4月9日、12人の学習者を連行し、嫌がらせを行った。秦頴麗さん、張喜梅さん、支占民さん、陳金梅さんの4人は、保定市中心部から30キロ以上離れた秀蘭山庄で10日間拘束された。その間、いわゆる証拠を得るために、中共の関係者らは昼夜を問わず拷問、恐喝などの手段を用いて学習者たちを迫害した。

 2024年4月19日、張さんと支さんは保定市留置場に移送され、5月下旬、高陽県裁判所に送致された。

 2024年11月13日、張さんは保定市留置場で高陽県裁判所と検察庁により、不当な裁判を受けた。2024年12月10日と2025年2月11日、支さんは同留置場で2回不当な裁判を受けた。2人の学習者、家族、弁護人はみな、無罪を主張した。

 最近の情報筋によると、張さんは保定市高陽県裁判所から懲役3年6カ月と1万元の罰金を言い渡され、支さんは同裁判性から懲役3年と1万元の罰金を言い渡されたことがわかった。

 支さんは以前、北京で正式な職に就いていた。迫害の中で、法輪功を学び続けているとして辞職を余儀なくされた。2005年、電波ジャックで法輪功迫害の事実を広めたとして、競秀区裁判所から12年の実刑を言い渡され、保定市にある省刑務所で12年間拘禁された。その間、支さんの両親は悲しみに耐えられず、無念のままこの世を去った。支さんの姉は、弟が重刑を受けたことを心配して、40代で亡くなった。支さんは刑務所から帰宅後、ようやく落ち着くようになった頃、再び連行された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/4/2/492248.html
 
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