【明慧日本2025年4月21日】(明慧メルボルン記者)オーストラリア・メルボルン南東部に位置するグレーター・ダンデノン市は4月13日、ケイスボロ地区の公園で「2025ケイスボロ・ビッグ・ピクニック」を開催し、多くの地元住民や観光客を惹きつけた。
会場では多彩なアクティビティが催され、幅広い年齢層の来場者を魅了した。にぎやかで楽しい雰囲気の中、法輪大法(ファールン・ダーファ)のブースでは、学習者が穏やかでゆったりとした五式の功法を実演し、様々な民族背景を持つ人々が足を止め、法輪功学習者(以下、学習者)と対話を交わしながら、その場で功法の体験をした。
学習者は「真・善・忍」という普遍的な価値観を地域社会の中で無私の心で広めており、市民や観光客はその姿勢に感銘を受け、「これらの伝統的な理念こそ、現代社会で最も必要とされている」と口々に語った。多くの人がさらに詳しく知りたいと関心を寄せ、法輪功の煉功場所について尋ねた。
4月13日に開催された「2025ケイスボロ・ビッグ・ピクニック」で、法輪功の功法を実演 |
1週間前の4月6日、メルボルン市中心部では「子どもたちのためのラン」というチャリティーマラソンが開催された。このビクトリア州の年次イベントには、数万人のランニング愛好者や慈善活動の支援者が参加した。
マラソンのルート上にあるクイーン・ビクトリア・ガーデンズでは、学習者たちが煉功音楽に合わせて功法を実演し、南半球の秋らしい爽やかな朝、ランナーたちの躍動感と、学習者たちの穏やかな動きが美しいコントラストをなして、穏やかでありながら生命力あふれる光景が広がっていた。
4月6日、メルボルン市中心部で開催されたチャリティーマラソン「子どもたちのためのラン」 |
ピクニック会場で功法を体験したエンジニア「心身ともにリラックスできた」
4月13日、ケイスボロ・ビッグ・ピクニック期間中、ITエンジニアのグルミンダー・シンさんが会場で法輪功の功法を体験 |
オーストラリアの有名上場企業に勤めるITエンジニアのグルミンダー・シンさんは、法輪大法の第一式功法を体験した後、「本当に不思議です!」と感嘆した。
「とても素晴らしい体験でした。すぐにリラックスできて、身体も心もすーっと落ち着きました。残りの功法も体験するのがとても楽しみです」と言い、「本当に運が良かった」と言った。
法輪大法の根本的な原則である「真・善・忍」について、シンさんは「これらの原則は本当に素晴らしいと思います。『真・善・忍』は人類全体にとって有益で、普遍的な価値観です」と述べた。
父親でもあるインド出身のシンさんは、法輪大法の功法を自分の子どもにも教えたいと話した。また、将来インドに帰国することがあれば、ぜひ法輪大法を広めたいと強い意欲を見せていた。
法輪大法が1999年から中国共産党(以下、中共)政府によって弾圧されていることを知ったシンさんは、「本当に悲しい気持ちになります。中共政府はこのような行為をやめるべきです」と言った。
シンさんは、迫害の実態を伝え続けている学習者に敬意と支持を表し、「彼らは本当に意義のあることをしています。こうした理念を人々に広めているのは、本当に素晴らしいことです」と語った。
銀行マネージャー「世界中のすべての人が『真・善・忍』に従うべき」
銀行マネージャーのニコール・ペグラムさん(左) |
オーストラリアの有名銀行でマネージャーを務めるニコール・ペグラムさんは、ピクニック活動会場で学習者の話を聞き、深く感動したという。そして「私は、『真・善・忍』は世界中のすべての人が従うべき基準だと思います。もし私たち全員がそれを実践できれば、戦争も、不幸な出来事も起こらないはずです」と語った。
ペグラムさんは特に、現代社会でトラブルや対立が深まる中において、「善良さ」が世界で最も大切な資質だと強調した。彼女は「善良で、すべての人がフレンドリーで、誠実で、同情の心を持ち、共感の心を持つべきです」と述べた。
セールスアシスタントのサミラ・バヤットさん |
セールスアシスタントのサミラ・バヤットさんも、学習者が「善」の理念を広めていることに深く共感を示した。「彼らはとても素晴らしいことをしています。こんなに素敵な人たちが集まっているのを見て、本当に素晴らしいと感じました」と語った。彼女はさらに「日常生活の中で、誰かに親切にすると、その優しさは自分に返ってくると思います。それが続いていけば、まるで鎖のように人と人とがつながって、すべての人が思いやりと善意を感じられるようになります。みんなが『善』を広める人であり、受け取る人でもあるのです」と述べた。
バヤットさんはまた、中国で学習者が受けている迫害について聞き、とても悲しい気持ちになったという。「それは本当に悲劇です。こんなことが100年前に起こっていたと想像することはできても、現代の社会でまだ続いているなんて、信じがたいことです。本当に胸が痛みます」と話した
スリランカ移民「真・善・忍は次の世代を正しく導くことができる」
法輪功のブースに惹きつけられたレヌカ・ラメシュさん(左から2番目)と子どもたち |
スリランカからの移民であり、会計学の学士号を持つレヌカ・ラメシュさんには、5歳、8歳、10歳の3人の子どもがいる。
「私はいつも考えています。オーストラリアでは子どもたちがさまざまな文化や価値観に触れる機会がありますが、どうすれば正しい人生の道に導けるのか、とても難しく感じています」と話す彼女は、「今日、子どもたちは法輪功のきれいなブースを見て、とても興味を持ち、自分たちもその中に加わりたいです」と話した。
彼女はさらに、「『真・善・忍』という理念は本当に素晴らしく、私の心にも深く響きました。今のように目まぐるしく変化する世の中で、子どもたちが伝統的な価値観や文化のルーツを見つける手助けになると思います」と語った。
幼稚園の教諭、平和的な方法で迫害の実態を伝える法輪功に敬服
幼稚園の先生のケリーさん |
学習者が26年にわたり平和的に迫害に反対し続けていることを知った幼稚園の先生ケリーさんは、「ただ坐禅を組むという、こんなにもシンプルで素晴らしい行為が、(中共)当局にとって脅威と見なされ、迫害の対象になるなんて、まったく想像がつきません。人々には、自分の心と体を落ち着かせる方法を自由に見つける権利があるはずです」と語った。
ケリーさんは、学習者が長年にわたり、平和的な方法で迫害の実態を広く伝え、迫害を止めようとしている努力に深く感銘を受けた。彼女は「これはとても素晴らしい方法です。平和的にこのメッセージを広めることは、正しいアプローチだと思います。大規模な抗議や暴力的なやり方は、実際には効果がなく、むしろ周囲の人々に不安を与えてしまいます。今日、私は新しいことを学びました。ここではブースを設けて、このように素晴らしいメッセージを伝えている。それがとても印象的でした」と述べた。
ケリーさんは「真・善・忍の理念はとても重要であり、特に善良を広めることが大切です。もしもっと多くの善良と理解があれば、戦争や衝突がこれほど多くはないかもしれません」と話した。
定年退職した介護士イングリッド・ペルマールさんも、学習者が平和的かつ理性的に迫害の実態を広めるために尽力している姿に深く感銘を受けている。彼女は全ての学習者に心からの敬意を表し、「神があなたたちを守り、もっと多くの知恵と力を与え、あなたたちが行っていることを続けられるように」と願いを込めて話した。そして、「あなたたちがしていることに本当に感謝しています」とも述べた。
金融テクノロジーエンジニア「慈悲のエネルギーを感じました」
4月6日、メルボルン市中心で開催された「子供たちのためのラン」チャリティーマラソンイベントは、毎年数万人のランナーや慈善活動の支援者を惹きつけている。市中心にあるクイーン・ビクトリア・ガーデンは、マラソンコースの主要ルート沿いに位置している。この日、朝早くから、数十人の学習者が、穏やかな音楽に合わせて煉功を行った。
4月6日、クイーン・ビクトリア・ガーデンを通りかかった市民たちは、学習者を真似て坐禅を始める人もいれば、手渡された冊子や蓮の花を嬉しそうに受け取る人もいた。また、走りながらスマートフォンを取り出して写真を撮る人、学習者と言葉を交わし、敬意を表す人の姿も見られた |
金融分野のプロジェクトマネージャーのカシャマ・ダヴさん |
金融分野のプロジェクトマネージャーであるカシャマ・ダヴさんは、学習者たちの煉功の様子を見て、「慈悲のエネルギーを感じました」と言った。
彼女は「どんな社会であれ、どんな場所であれ、慈悲を示し、人に優しく接することはとても大切です。結局のところ、多くの人が困難な状況の中で生きており、慈悲は常に最善の結果をもたらしてくれます。どんな立場にあっても、それは変わりません」と述べた。
彼女はまた、学習者が平和的に迫害に抗議している姿勢にも強く共感を示し、「それはおそらく最善の方法だと思います。どんなことを伝えたいとしても、平和的に表現することは可能です」と語った。そして、「どうかこれからも続けてください。私は、それが迫害を受けている人々を支援する最良の方法だと思います。暴力には暴力で応じないということです。この道は正しいと、私は信じています」と力強く述べた。