次々と訪れる観光客がブースの展示パネルを見たり、法輪功の功法実演を眺めたりしていた。その場で功法を学ぶ人もいれば、法輪功の主要な著作である『轉法輪』を購入する人もいた。数名の中国人観光客が自ら進んで学習者と会話を交わし、実名で中共による法輪功への残酷な迫害に反対する署名を行った。
ポーランド学習者が語る「4.25」忘れがたい貴重な歴史
ポーランドの学習者マルチンさんは、イベント前に歴史を振り返りながらこう話した。「26年前の1999年4月25日、中共による絶え間ない嫌がらせが続く中、中国では1万人を超える学習者が北京の陳情室に訪れ、天津で逮捕された学習者の解放、法輪功書籍の公開出版、および自由な修煉環境を求めた。当日中に、問題は円満に解決されました」
当時、中国メディアはこれを平和的な陳情として報じ、海外メディアもこれは政府と市民間の平和的な交流の先例を作ったと称賛した。これは中国史上最大規模の平和的な陳情として知られ、学習者が「真・善・忍」を守り抜いたことにより築かれた道徳の記念碑であるとも言われている。
学習者の平和的かつ理性的な行動は、即座に世界を驚かせた。しかし、わずか数カ月後、この出来事は「中南海に対する包囲」として歪曲され、中共は凄まじい大規模な迫害を開始し、ついには生体臓器収奪という地球上に前例のない犯罪が暴露される今日に至った。
マルチンさんはこう話した。「私たちが『4.25』を記念して集会を開催するのは、嘘を破り、歴史の真実を復元し、『4.25』の精神を継承し、真・善・忍を守り抜くためです。中共による最も邪悪な迫害を受けながらも、法輪功は中国から世界中の100カ国以上に広がり、ますます多くの人々が修煉に加わり、その発展が今も続いており、中共の残酷な迫害が失敗であることが浮き彫りになりました」
ポーランドの学習者・パヴェウさんは、2012年に法輪功の修煉を始めた。1999年4月25日に1万人以上の学習者が北京の最高機関で平和的かつ理性的に自分たちの訴えを表明し、円満に解決されたことを知ったとき、パヴェウさんはこう話した。「驚くと同時に、敬意も抱きました。誰もが知っているように、それがいかなる異論も許さない全体主義的な政党です。しかし、真・善・忍を実践する学習者は見事に成し遂げました。それは中国の民主と自由における歴史的転換点であり、中国人の覚醒を示す象徴的な出来事でした」
法輪功を修煉し始めて2年になるポーランドの学習者・アレックスさんは、「4.25」の平和的陳情を初めて知った時、こう称賛した。「これは真・善・忍の価値観に対する信念から来る勇敢な行動であり、中国における正義の力の曙光です。彼らの勇気、尊厳、冷静さは私の心を打ち、世界中の人々にも感動を与えました」
アレックスさんはさらにこう言った。「今日、この記念活動に参加したのは、世界中、特に中国の学習者への声援を表明するためです。人々の尊厳、信仰、自由が踏みにじられてはなりません。『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』ということを、この機会に改めてすべての人々に伝えたいです」
ドイツから来たジェトンさんは、法輪功のパンフレットや明慧定期刊行物をじっくり読み、スマートフォンで法輪功の公式サイトを通じて迫害の実態を大体理解した後、次のように感慨深く話した。「私は医師です。現在、医学的に解決できない症例が多くありますが、法輪功はそれを解決できます。非常に不思議なことです。法輪功がどのように人々に利益をもたらし、社会に貢献しているかを真剣に研究し、学ぶべきではありませんか? 中共はなぜこれほど素晴らしい功法を迫害するのでしょうか?」
彼はさらにこう続けた。「私は皆さんを尊敬します。当時、皆さんの堅持がなければ、1万人もの学習者が勇気を持って政府と平和的に対話をしていなければ、私は今日法輪功を知ることも、このような機会を得ることもなかったでしょう」
「先ほど、病気は人間の道徳に関係しているとネットで読みました。本当に興味深いことです。この扉の向こうにはきっと違う世界があります。ぜひ『轉法輪』と関連書籍を読んでみたいと思います。ありがとうございます。頑張ってください」
1時間以上話し、本を読み、ネットで調べた後、ジェトンさんはブースの前にきて、中共の生体臓器収奪に反対する署名簿にきちんと名前を書いた。
「真・善・忍が私に希望を見せてくれた」中国人が法輪功支持のために実名で署名
中国本土から来たある男性は、実名で署名を行った後、次のように話した。「以前は中共に洗脳されて、法輪功に対して多くの誤解がありました。最も印象に残ったのは、『中南海に対する包囲』と『天安門焼身自殺』です。当時(中国本土)のテレビは、子供向け番組が始まる前に、法輪功を誹謗する番組を毎日放送していて、とても嫌でした。嫌いでも、耐えて最後まで観るしかありませんでした」
「今、海外に出て迫害の実態を知り、驚きました。自分がどれだけ間違っていたかを痛感しました。中共が法輪功に対して行った拷問や生体臓器収奪は本当に恐ろしいことです。皆さんが受けた苦痛はあまりにも重すぎます。共産党はとっくに倒れるべきです。私は実名で署名し、法輪功を支持します」
香港から来た張さんも学習者と長時間の会話を交わした後、こう言った。「26年前の1万人の北京陳情を知っています。法輪功がこれほどひどく迫害されても、皆さんは信仰を貫き、本当に敬服します。どうやってできたのですか? 『真・善・忍』の大きい力に惹かれました」
署名の後、張さんはさらにこう話した。「やっと分かりました。心が安らげる場所こそが故郷です。真・善・忍は私に希望を見せてくれました」
ポーランドで働いている別の中国人男性が自ら学習者に近づき、真実の声を聞きたいと言い、「中南海に対する包囲」や「天安門焼身自殺」がすべてでっち上げの嘘であることを知った後、迷わず支持の署名を行った。帰りの際、彼は両手を合わせ、学習者に対する感謝の意を示した。