サイパン島のファイヤーツリー芸術祭 「真善忍国際美術展」が出展

 

　【明慧日本2025年5月4日】サイパン島で4月25日から27日にかけて開催された「第44回ファイヤーツリー芸術祭」に、法輪功の「真善忍国際美術展」が招待され出展した。

　この芸術祭は、ちょうどカエンジュ（火炎樹）の花が満開になる季節に行われ、会場は祝祭の雰囲気に包まれ、人々は喜びにあふれながら芸術の香りを感じ、美食を楽しみ、美術作品やさまざまな手工芸品を鑑賞し、美や芸術への思いを表現した。

　ステージでは、各民族や団体が伝統舞踊や現代的な歌やダンス、独唱、楽器演奏などのパフォーマンスが次々と披露され、観客を魅了した。

　芸術祭の会場では、法輪功のブースが設置された。最初に目に飛び込んで来たのは、法輪功の素晴らしさと中国共産党（以下、中共）による法輪功迫害の実態を伝える「真善忍国際美術展」の絵画であり、その作品は芸術性と精神的価値に富んでいる。美しい色彩と神聖な絵画が来場者の目を引き、多くの人がじっくりと鑑賞していた。

「真善忍国際芸術展」の絵画を鑑賞する来場者

　法輪功学習者（以下、学習者）は、これらの作品が法輪功を修煉する美術家たちによって制作されたことを紹介した。作品は、神の偉大さと慈悲、正しい信仰を表現し、人々の善なる心を呼び起こすものである。

　精緻な技法と深い内包は、観る者の心に深く響き、善良な本性を目覚めさせ、真の生命への憧れを呼び起こしている。特に『広大な仏の恩』という作品は、末法の時代における神の救いのメッセージを伝えており、鑑賞者に希望を感じさせ、来場者はこれらの絵画を高く評価した。

　ベヴさんは次のように述べた。「私たち家族は皆、芸術を愛しています。『広大な仏の恩』というこの傑作は唯一無二であり、世界最高峰の芸術作品のひとつだと思います。本当に純粋で美しい！　どうかこの壮大な作品を世界中に伝え続けてください。この作品は私たちに喜びをもたらし、魂に平静をもたらしています。私たちはこれらの美術作品がとても気に入りましたし、法輪功が大切にしている『真・善・忍』の理念にも深く共感します」

　ペトリン・カマチョさんは、初めにこれらの絵画を見たとき、少し悲しさを感じたという。彼女は「『中原（中国）における受難』『揺るがぬ正信』『孤児の涙』『大いなる善と大いなる忍』、これらの作品は私の心に深い悲しみを呼び起こしました。『佛恩浩蕩』は壮大で感動的でしたし、『净（きよらか）』や『黎明の光』はとても癒され、心が平和になりました」と語った。

　学習者は、法輪功が中国で受けている迫害の実態について話した。「法輪功を学ぶ多くの家庭が、家族離散や家庭崩壊という深刻な被害を受けています。中共は、学習者の生体から臓器を収奪しているという恐ろしい犯罪を行っており、この迫害は今も続いています」

　カマチョさんはまた、過酷な迫害の中でも信仰を貫く学習者たちに対して、深い敬意と同情の気持ちを示した。彼女は『浄』という作品を見たとき、坐禅を組む少女の姿に平和、平静と美しい雰囲気を感じ、思わず心を惹かれたと話す。そして少し興味を持ったというカマチョさんに対し、学習者は、法輪功の修煉は年齢を問わず誰にでも適しており、心と体の両面を修める「性命双修」の功法であること、修煉を通じて健康が促進され、道徳が向上することを説明した。

　ある若者は、鮮やかで美しい色彩に引き寄せられたように絵画の前に立ち、感動した表情で『広大な仏の恩』の作品解説を熱心に読み、そこに込められた「末法の時代における神の救い」と「善悪には報いがある」という天の理、善を行えば天国に戻ることができ、悪をなせば深淵に堕ちるという真理を感じ取れたという。

　学習者は彼に、「神聖な生命はそれぞれ異なる天国から来た存在であり、この世に生まれた人々は『返本帰真（真の自分に立ち返る）』ことで、真の故郷に帰ることができる。それはあなたも、私たちも、すべての人に当てはまることなのです」と語りつけた。この話に、青年は大きくうなずき、深く共感していた。

　より多くの人々が法輪功を理解する

　展示ブースでは、法輪功を学ぶ子どもが特技を披露し、ひょうたん笛で『法は乾坤を正す』という曲を演奏していた。来場者は足を止めて演奏に聴き入り、写真を撮るなどして思い出に残していた。

　学習者はチラシを配り、中共が26年間にわたって法輪功に対して行ってきた残酷な迫害や、学習者からの生体臓器収奪という重大な犯罪を明らかにした。

　ある来場者は法輪功を学びたいと話し、煉功の時間や場所について尋ねた。また、さらに詳しく法輪大法について知りたいと関心を示す人もいた。学習者は心からの九文字の言葉（中国語では九文字）「法輪大法は素晴らしい」「真善忍は素晴らしい」が書かれた小さな蓮の花の飾りをプレゼントし、その意味合いを伝えた。

来場者に法輪功のリーフレットを配る学習者

　学習者はブース前に電子スクリーンを設置し、「法輪大法は素晴らしい」「真善忍は素晴らしい」といったメッセージを中国語と英語の字幕で交互に映し出していた。