新華社は、なぜ信用できないか?(二)
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明慧日本)

  新華社が自らでっち上げた天安門焼身自殺も、虚言手段の一つである。

  2000年1月から2003年10月まで、新華社の法輪功に対する誹謗中傷文章は522編に達した。

  『ワシントンポスト』の記者Phillip Pan氏が、焼身自殺した劉春玲のふるさとである開封で調査を行った結果、近隣の人々は誰も劉春玲が法輪功を修煉するのを見たことがないという事実にたどり着いた。

  法輪功の経文では、「修煉者は殺生してはならない、自殺してはならない」と記している。新華社は、公正な立場で法輪功を紹介したことはなく、政府以外の誰もが真相を調査することを許したことがない。

  焼身自殺が起きたその2時間後、新華社は世界に英語ニュースを流した。通常、新華社の報道は多くの検閲を受けなければならないが、この事件に限っては、非常に迅速に報道され、外国の記者らを驚かせた。

  王進東の右側には、消火カーペットを持つ警官がいたが、迅速に火を消す気配はなく、撮影するためのポーズをとっているようであった。その突発事件が発生するや否や、カメラは最もよい撮影位置に設置されていた。

  メディア関係者なら分かることだが、突発事件が発生した場合、カメラを担いで走る可能性が高い。三脚などをかける時間はほとんどない。

  レンズは、遠距離・中距離・近距離、そしてあらゆる角度から撮影している上、画質も良い。事前に準備のない状況で撮影できるものではない。中国政府の声明によると米国CNNの記者が撮影したというが、CNN国際部の責任者はそれを否定した。事件が始まる前、CNNの記者はすでに逮捕され、撮影機器を没収されていたのだ。その状況で、CNN記者が焼身自殺を撮影できるはずはない。

  法輪功は、1992年から伝え出され、世界の数十カ国に伝わった。中国大陸で弾圧される前には、焼身自殺をした法輪功修煉者もなく、中国大陸以外の国でも法輪功修煉者の焼身自殺は起きたことが一度もなかった。

  焼身自殺を演じて、法輪功が自殺を唱えた証拠を得ようとしたが、法輪功のすべての経文を調べても、「殺生と自殺は罪である」ということしか見つからなかった。

  新華社は、王進東の座禅の姿勢とスローガンで、彼が法輪功修煉者であることを証明しようとしたが、王進東の叫んだスローガンは法輪功のものではなかった。

  2001年11月20日、10数カ国からきた30数人の西洋人法輪功修煉者らは、警察に逮捕される危険を冒して、北京の天安門広場で、「真・善・忍」の横断幕をあげて、中国政府と中国人、そして世界に法輪功真相を伝えた。

  カナダの修煉者が、「法輪大法はすばらしい!」と叫んだが、新華社は報道しなかった。新華社は真実を報道することはなく、嘘だけを報道する。西洋、東洋を問わず、これほど法輪功を攻撃するメディアは新華社だけだ。

  新華社の常套手段は、煽動と対立である。「中国共産党」を「中国」と見なし、農民を騙し、民族主義を煽動する。共産党にとって悪いものは、すべて「アンチ中国勢力」と決めつける。新華社は、いつも米国を「アンチ中国勢力」と攻撃するが、中国の高官らは、権力で得た金で子や孫を米国に送り、「アンチ中国勢力」の国籍に加入させた。

  中国人の生命と健康と職業モラルに関しては、新華社はあまり触れない。例えば、毒ミルク事件で、中国宣伝部は2008年9月14日、国内メディアが勝手に「三鹿事件」を報道することを禁止し、政府の公布或いは新華社の報道に一致するように要求した。

  このためメディアの毒ミルク事件に対する報道の頻度は明らかに低下した。各メディアは、自らインタビューした内容を掲載することもできず、毒ミルク事件も未解決のまま棚上げされ、親たちも賠償を受けられなくなった。

  新華社は中国共産党の宣伝機関で、ただのメディアではない。そのため、新華社の報道はすべて強烈な目的と陰謀を持っている。新華社は、メディアという名の下で、中国共産党の洗脳宣伝をしている。新華社を信じることは、中国共産党の洗脳を信じるに等しい。

  他の国で、成功して幸せな生活を送っている人は、新華社の宣伝をみて幸せを得たわけではない。「共産党に言われたとおりに生きる」という状態で、中国人全員が被害者になった。「中国富豪ランキング」は、「中国囚人ランキング」になってしまった。共産党を利用して富を蓄積した人たちは、自分の子孫と財産を海外に移し、外国のパスポートを得た。

  新華社の掲載する証券市場に関する文章を信じた人は、すべて損をしている。新華社が肯定したことは、往々にして大変悪い結末を迎える。しかし、新華社に否定されたことは、えてして歴史に認められる。

  人間は、すべて自分と家族の将来に希望を持つ。健康を損なうことからは、誰もが遠く離れ、家のごみは誰もが捨てる。

  新華社のように人々の思惟を毒害するメディアに対しては、誰もが自分で視聴するかしないかを決めることができる。新華社は、直接法輪大法を攻撃して償いきれぬ罪を犯した。

  中国共産党の解体に従い、新華社も中国から一掃されるはずだ。あなた自身と家族の精神と健康のため、新華社のものをこれ以上信じるべきではない。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/8/17/206667.html)     更新日:2011年12月17日
 
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