四川省:娘が不当に拘禁され 高齢の父親は面会を許されず
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 四川省成都市でアルバイトをしている法輪功修煉者・劉暁紅さんは2011年6月、成都市の警官に不当に連行された。劉さんの高齢の父親は娘の状況を知るため、湖北省麻城の自宅から、遠く離れた成都市にやって来た。しかし、警官は暁紅さんのことを父親に教えるどころか、かえって、父親を連行しようとした。

 2011年6月10日夜10時ごろ、成都市西安路派出所の警官は、「家庭訪問」という口実で、法輪功修煉者・修俐さん、劉暁紅さん、邱燕さんを騙し、3人で借りている家に侵入した。そして、警官は3人を不当に連行し、家にあったパソコンや法輪功の関連書籍、現金、預金通帳などを没収した。

 その後間もなく、劉暁紅さんの父親は成都市金牛公安支局から、暁紅さんを拘留したという通知書を受け取った。通知書には暁紅さんが法輪功を修煉しているという理由で、成都市留置場に拘禁したと書かれていた。暁紅さんの実家は成都市から遠く離れており、往来はとても不便であった。そこで、老いた父親は電話でその関係部門と連絡するしかなかった。しかし、2カ月が過ぎても娘は釈放されず、娘のことを心配した父親は、状況を調べに成都市にやって来た。

 8月16日、父親は成都市留置場を訪れた。担当の警官に、「劉との面会はできない」と告げられた。仕方がなく、その日の午後、父親は成都市西安路派出所を訪ねた。娘のことを聞こうとしたが、派出所にいた2人の警官は、暁紅さんの案件の担当者を教えず、また、自分たちの名前も言わず、その上、父親を大声でなじり、脅迫した。

 8月18日、父親は成都市金牛区公安支局を訪ねた。警官は暁紅さんのことには触れず、父親に身分証明書を出すようにと要求し、受け取った後に、パソコンで調べ始めた。警官は父親を連行しようとした。父親は連行されることに気づき、「身分証明書を返しなさい」と大声を出した。驚いた警官はついに身分証明書を返し、父親はそれを受け取って、すぐその場を立ち去った。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/10/1/247388.html)     更新日付:2011年10月7日
 
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