遼寧省:法輪功修煉者一家が連行され 不当裁判に直面(写真)
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 (明慧日本)遼寧省瀋陽市康平県に在住の法輪功修煉者・荊永安さん、妻・李秀華さん、長女・荊丹さん、次女・荊明さん(15歳)一家は2011年6月1日、康平県公安局の警官によって不当に連行された。翌日、次女の荊明さんは釈放されたが、家族3人はいまだに拘禁されている。

 荊さん一家3人が拘禁されて半年が過ぎた12月5日、康平県裁判所の関係者は荊さんの親戚に電話し、「弁護士を依頼するかどうか」と聞き、親戚は「弁護士に依頼します」と答えた。その日の夜になって、裁判所の関係者が再び、荊さんの親戚に電話し、「もし弁護士を依頼するなら、弁護士に明日の朝8時半までに裁判所へ来るように。次女の荊明も8時半前に裁判所に来い。さもなければ、我々が弁護士を指定する」と言った。

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荊さん一家(1997年

 翌日の12月6日、荊さんの親戚と荊明さんは裁判所に来た。親戚は「弁護士を探す時間が必要です」と訴え、裁判所と交渉した。その結果、裁判長は「2日以内に弁護士を決めろ」と言った。情報によると、裁判所は12月12日、荊さん一家3人に不当に開廷しようと企んでいるという。

 2011年6月1日、康平県の政法委員会書記と公安局局長の指示の下で、県公安局、国保(国家安全保衛)大隊、開発区派出所、鎮北派出所、鎮南派出所、小城派出所、勝利派出所、張強派出所の警官らは、ほぼ同じ時間に康平県に在住の法輪功修煉者を連行、家宅捜索、拘禁など、一斉に行なった。そして、法輪功修煉者8人を連行し、法輪功修煉者たちのパソコン、プリンタ、法輪功関連書籍などの私物を没収した。荊さん一家もその対象だった。

 荊さんは以前、重い胃病を患い、胃の三分の二の切除手術を受けた。畑仕事も家事も妻の李さん一人で頑張っていた。荊さんは病気の治療のため、家の貯金を使い果たし、売れるものを売ってためたお金も使った。しかし、荊さんは痩せこけて行く一方で、病気も治らなかった。

 しかし、荊さんは法輪功と出会い、法輪功を修煉してまもなく、病気が治り、家族もみんな笑顔が戻った。その後、荊さんはいつも「真・善・忍」に従って自分を律し、家族も法輪功の修煉の道に入った。荊さんは家電修理の店を開き、費用も適切で、サービスもよく、店の評判がよくて繁盛していた。

 しかし1999年7.20、中共(中国共産党)は法輪功への弾圧を開始した。荊さん一家も迫害を受けた。2007年5月1日、荊さんは法輪功修煉者・孫連江さんと共に、開発派出所の警官によって身柄を拘束された。荊さんと同じ村に住む人々は荊さんの人柄をよく知っており、村人は署名し、荊さんを無罪釈放するよう要求した。しかし、公安部門からの恐喝を受けた。その後、荊さんは1年の労働教養処分を宣告され、沈新労働教養所に収容された。

 2011年6月1日夜8時ごろ、開発区派出所の警官20数人は、荊さんの家に侵入し、荊さん一家4人に手錠をかけて連行し、開発派出所に拘禁した。警官は荊さんの家にあるパソコン3台、プリンタ、法輪功のチラシなどの私物を没収した。翌日、次女の荊明さんは親戚に連れて家に帰ったが、荊さん一家3人は別々に、康平県留置場、沈陽市造化留置場に拘禁された。

 家に残った15歳の荊明さんは畑の仕事をしながら、派出所、政法委員会に家族の釈放を求めによく行った。しかし、関連部門は荊明さんを相手にせず、荊明さんを追い出した。荊明さんは留置場へ家族に会いに行ったが、面会も許されなかった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/12/12/250457.html)     更新日:2011年12月16日
 
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