四川省・徳陽刑務所 法輪功修煉者に暴行した受刑者が減刑
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 【明慧日本2012年4月9日】四川省の徳陽刑務所は、24時間にわたって法輪功修煉者を監視することを受刑者にさせている。受刑者の中でも、暴力団員の元用心棒、元軍人、元麻薬犯罪者が監視員として優先して採用されている。彼らの特徴は、減刑などの奨励に目がくらみ、看守の指示のもとで良心を失い、修煉者への迫害に良心の束縛もなく力を入れている。

 2004年、受刑者・呉克明は、金堂県のごろつきで犯罪を繰り返していた常習犯であった。故意致傷罪で14年の禁固刑を受け、刑務所に入獄して以来、第二監禁エリアの用心棒に選ばれた。法輪功修煉者・楊斌さんは独房に監禁され、受刑者の呉らによって約1カ月ほど、睡眠のはく奪、口はテープで塞がれ、耳には大音量スピーカーを当てられ、トイレへ行かせないなど、ひどい拷問を加えられた。また龔官雷さん、李富泉さん、胡開国さん、王国華さん、鄧衛建さん達は、法輪功を学んでいるとして、楊さんと同じように呉による残酷な迫害を受けた。李さんは肋骨が何本も折れるまで暴行され、胡さんは顔や手に重傷を負い、王さんは歯が抜けるまで灌食された。

 呉ら受刑者は、「彼ら(修煉者)を殴り殺しても、自殺と見なしてよい」という看守の命令に従い、修煉者への迫害を正当化していた。

 2007年2月、刑務所の所長・劉遠航は、修煉者への迫害強化を企てた。そのため、第六監禁エリアの看守・崔唯剛を任命した。崔は呉と連携して修煉者・廖遠富さんや張志剛さんに残酷な拷問を加えた。呉は2007年から連続3年にわたって修煉者への迫害を功績として、計5年7カ月の刑期が減刑された。

 現在、徳陽刑務所は、修煉者全員を阿壩刑務所へ移送した。そのたびに、呉も修煉者を管理する役を命じられ、修煉者達と一緒に同行しているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/4/7/255300.html)     更新日:2012年4月10日