文/洪願
【明慧日本2014年12月10日】本文は作者が自分の状態の中で見たもので、あくまでも同修のご参考まで。法を師としてください。(編集部より)
6、一人一人の大法弟子は皆大法の資源であり、即ち大法の資源は一人一人の大法弟子の手にあるので、乱用してはならない
2014年ニューヨーク法会で弟子の質問「弟子:大法のプロジェクトを利用して全世界の多くの弟子と知り合いになった学習者は自分の商売を始めました。これは大法弟子を妨害しているのでしょうか?」[1]に、師父は次のように説かれました。「師父:そうです。大法の資源を利用して自分のために金儲けをしており、あなたは迫害と何の違いもなく、将来分かるようになります。この妨害は大法弟子の資源を破壊しています。資源は限りがあり、法を正し人を救うことに利用されるべきです。将来、このことは簡単に済まされません。」[1]
資源には人的資源、物的資源、財的資源と人脈関係など無形の資源があります。一人一人の同修が大法の一粒子であるので、大法の資源は従って一人一人の弟子のところにあります。財的資源も同じです。当時この世に下りて師が法を正すことを手伝うと願いを立てた時、どの神がこのように「私が儲けたお金を主に自分に使い、精力も主に身内に使って、大法に少し力を出せばいい」と言うのでしょうか? 想像できるように、すべてを大法に捧げると誓わなければ下りてくる資格もありません。
今、少なくない弟子が当初の約束を果たして、大法に命を支払った人もいます。大部分の弟子が誓約を果たす中で、法を正す道で絶えず精進しています。一方で多くの同修が怠けて緩んで、誓約に背いています。
一部の同修は、お金が資源であると理解しているものの、自分のお金が大法の資源だとは思っていません。ゆえに彼らは高水準の生活を追及し、消費する時に本当に楽しさを感じています。新しい学習者なら言うことはなく、精進して向上するにつれ自然に変化をもたらします。しかし、一部の古い学習者にもこの状態を現われ、これは正常ではありません。財的資源の厳しい法を正す時期に、このような行いは邪悪にとって最も喜ばしいことです。学習者がこうなるのも低い次元の邪霊に動かされているからです。
法を正すことにおいて、資金集めは絶対にやっていけませんが、衆生を救い済度する各プロジェクトには資金が必要です。海外の大きなプロジェクトには自然に大実業家を按排して援助しています。しかし、大陸では真相を伝え人を救うそれぞれの仕事を、現地の同修が行っており、あちこちの家庭資料点は、賃金収入の同修により自らの心をもって行っているので、できる範囲内でやっています。この階層の大法の経済資源を合わせたら、あれらの大実業家同修の経済資源よりも大きく、大法弟子が大陸で人を救う保障になっています。
それなら実業家の同修が現地の資料点にお金を出して、皆で何かのプロジェクトをするのはどうでしょうか? 現地の同修に本当にお金がないという状況以外、こうするのは個人的に正しくないと思います。一つは、こうしたら現地の同修が大法のために貢献する修煉の道を破壊してしまい、もう一つは、あなたのお金の使命はこのために使うものではなく、これをもって自分の使命を覆い隠すのも、誓約を果たしていないことになります。一部の実業家は自分には少し大きな使命があると分かっており、しかし、お金があっても使い道がなかったため、現地の同修に援助をしました。しかし、個別の同修に無駄使いされ、または同修を偽った詐欺師や大法弟子内部の詐欺師に、海外の大きなプロジェクトに貢献するという看板に騙され、お金を騙し取られました。法に基づき測ることができないため、お金を騙し取られただけではなく、法を乱すことを支援して業力を作ってしまったことになったので、結局自ら苦を嘗めて返さなければなりません。
法をよく勉強できれば、このような詐欺師を弁別できます。もしどうしても弁別できなくても、一番簡単な方法は、海外と連絡して確認すれば、あるいは自ら海外へ真偽を確かめてもよいのです。ただ安全に注意しなければなりません。邪悪はこのことに対して最も厳しく見張っており、国内外にいるすべてのスパイが注目しているほどですから。大陸で海外のプロジェクトの名義を掲げて、同修の間で公然に行き来して、安全に注意しないあれらの人は、詐欺師に違いありません。彼らはスパイに目を付けられても怖くなく、捕まえられてもすぐ釈放されます。スパイは彼らを放任し、撹乱の作用を働かせています。
逆に海外の同修が大陸の貧困な同修を支援するのはどうでしょうか? スパイが数回もこれを名目に詐欺を行ったにも関わらず、海外の少なくない同修が相次ぎ騙されました。実はこうしても正しくありません。本当にお金がかかるのは海外のプロジェクトであり、大陸のプロジェクトではありません。しかも大陸の同修には貧困の理由があるので、いくら貧困と言っても、現地で解決できます。
師父は「もし本当に生活が苦しければ、それもあなたの安全のために物質的に便宜を図っているのです。あなたに元々お金がなければ金を持たすこともあり得ません」[2]と説かれました。
多くの同修がこの法を忘れてしまって、常人の心から同修の貧困を見ていますが、それはいけません、難しいからこそ、彼らが業を返す道になっています。
7、管理制度、特に財務制度が乱れている
ある同修は100万ドル(約1億2000万円)以上を騙されました。その直接の原因はつまり財務制度がないからです。すべてが実業家同修の言いなりです。会計係はやり方が制度に違反していると知りながら、止めようにも止められませんでした。結局会社が倒産して、多くの同修のお金も一緒に損なってしまいました。責任は主に実業家にありますが、会計係の同修にもあります。あなただけが問題の厳重性を知っていたのに、なぜ適当なやり方で忠告し、原則を堅持できなかったのでしょうか? あなただけがプロなのに、なぜ会社のために制度を作っておかなかったのでしょうか? すべてが実業家に頼って、やり切れなければ忙しい中でミスを犯しやすいのです。実はやはり管理層の協力の問題です。
私が見たある同修はとてもよく行っています。この実業家の同修は彼女に第三者の「同修」に送金させたのですが、彼女は無理やりに抵抗せず、婉曲にそれを3回延期して、毎回異なる角度から忠告し、最後に事業家は分かってくれて、彼女を褒めました。その後そのいわゆる「同修」は本当に詐欺師であり、大法弟子の中で度々詐欺をしていた事が分かりました。
師父は私たちに「大法弟子は相次ぎ、大法のプロジェクトを立ち上げ、常人社会でビジネスを展開し、大法のために貢献したいと思っています。忠告しておきますが、経理を正しく処理しなければなりません。なぜなら、あなたが何を行なっていても、現れてくるのは大法弟子の人間の一面の行いだからです。人間が行なっている以上、人心が現れてきます。自身を緩め、いい加減に行なっていますが、神はこのように見ていません。大法のプロジェクトの経理を厳しく管理せず、心の持ちようが正しくなければ、その罪はとてつもなく大きいのです。なぜなら、それは個人の汚点にとどまらず、大法弟子の道を破壊したことになるからです」[3]と教えてくださいました。
私が見た千万元を損した、数社の大陸の同修たちが経営したビジネス団体には、みな管理制度がありませんでした。実業家の同修がすべてを決めていたのですが、他の同修は何年も法を勉強しているから、自分が正しいと思い込んで、自分も経営に携わりたいと考え、内部が乱れて、邪悪が隙を見て妨害を加えました。経営者も法理がはっきりせず、人間の手段で管理を行っているうち、人を束ねて派閥を結成し、嘘を捏造して他人を排斥するまで発展し、結局債務をたくさん背負って、邪悪に連行され、迫害を受ける人もいました。
初め制度を作るとき、健全でなくても構わず、実践の中で徐々に充実していけばよいのです。心が法に基づき、一筋に公のためであれば問題がありません。もし私欲のために制度を改め、あるいは密かに制度を守らず隙に乗じるならば、邪霊や低い次元の鬼があなたに面倒を絶えず加えるでしょう。
(続く)
注:
[1] 李洪志師父の経文:『世界法輪大法デーの説法』
[2] 李洪志師父の著作:『轉法輪(巻二)』
[3] 李洪志師父の著作:『二〇一四年サンフランシスコ法会での説法』
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/12/7/147202.html)