【明慧日本2015年3月11日】黒竜江省チチハル市の法輪功学習者・張継秋さん(47歳女性)は秘密裏に実刑判決を宣告され、7年間、刑務所に拘禁された。しかし、刑期満了日を迎えて帰宅した張さんは、身分証明書を発行されなかったという。
張さんは1999年に法輪功を学び始めた。その前に張さんは心臓病、腰痛など多種の病気を患って、とても苦しんでいた。しかし、法輪功を学んで1カ月後、張さんは病状が改善して全身が軽くなり、顔の色素斑も消えてしまった。張さんは法輪功の素晴らしさを体験した。
しかし、1999年7.20日以降、中国共産党当局は法輪功迫害を開始した。張さんと周りの法輪功学習者たちは連名で、法輪功の無実を訴えるための書簡を書こうとしたが、当局の警官に尾行・監視された。その後、張さんは残酷な迫害を受けた。
2006年3月末の寒い日、張さんは警官により連行された。張さんはコートを着ることも許されず、下着と裸足のままでチチハル市南浦路のメリヤス工場の2階の作業場まで連行された。部屋には窓がなく、奥の壁には2つの吊り輪があった。
そして、警官は張さんの体を十字のようにして両腕をその吊り輪に入れ、雑巾で張さんの目を隠し、雑巾で張さんの両足を縛った。それから、警官は張さんの小指の根元にそれぞれ電極を挟み、電流を流す拷問を始めた。
電流が張さんの体を貫通し、張さんの体から多くの青い光が出た。また、警官は電極の一端を張さんの襟元に置いて電流を流した。張さんは顔の筋肉が震えてとても苦しんでいた。
2006年12月15日、チチハル市鉄鋒区裁判所は張さんと法輪功学習者・斉大偉さんに対して秘密裏に不正裁判を行い、懲役9年の実刑判決を宣告した。当時、斉さんは病床で昏睡状態だったが、実刑判決を下されたという。
2007年1月27日、張さんはハルビン市女子刑務所第9監獄区に送られた。張さんは刑務所で、朝から夜中3時半まで立たされ、2時間休んだあと起こされて再度、立たされたことがある。
2012年7月19日、張さんは所持していた法輪功の関連文章が警官に見つかり、独房に監禁された。
2013年6月1日、張さんは刑期満了日を迎えて帰宅する日だったが、警官は張さんを刑務所から農懇建三江青龍山洗脳班に移送したという。
その後、農懇チチハル種畜場の政法委員会(610弁公室を直轄する組織) の書記は、戸籍係の警官に張さんの身分証明書を発行しないように指示し、「本部の指示だ」と騙した。
そのため、帰宅した張さんは身分証明書不携帯のまま、仕事ができないため収入がなく、辛い日々を過ごしているという。