中国共産党スパイがなりすましメール 国会議員を脅迫(写真)
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 【明慧日本2015年6月22日】法輪功が世界に伝え出されてから23周年を迎え、カナダのハーパー首相をはじめ、数人の長官、多数の国会議員、市長十数人が次々とカナダ法輪大法学会宛てに祝辞を贈った。

 5月12日以後、十数人の国会議員からカナダ法輪大法学会に連絡があり、法輪功学習者に成り済ました人物から、議員を脅迫するするメールが送られてきたという。法輪大法学会の責任者の話によると、これらの手紙は中国共産党の在外スパイによるもので、その目的は、法輪功の名誉を汚すためだという。

 中共のスパイ、カナダ国会議員を脅迫するするメールを公に

 カナダ法輪大法学会の責任者・戴工羽さん(女性)は、記者の取材に対して、5月12日にカナダ国会議員から、法輪功学習者に成り済ました人物から脅迫メールを受け取ったとの連絡があり、数日のうちに10数人の国会議員から同様の連絡があったという。メールには「あなたが救われる最後の機会」と題して、内容は「あなたは、法輪大法第16回世界法輪大法デーの祝賀行事に出席を拒否するのであれば・・・、あなたは愚か者だ!」「あなたは必ず我々の祝賀行事に参加すべきだ、でなければあなたは救われる機会を失うであろう」と、国会議員を脅迫したという。

 それが一通目で、二通目は「消滅される」または「愚か者」と題して送られた。「愚か者! あなたは第16回世界法輪大法デーの祝賀会に参加しなかったようだ。あなたは救われる最後の機会を失った。あなたを待っているのは徹底的に消滅されることだ」と書かれていた。添付された写真は、ニュージーランドの法輪功学習者の祝賀行事だった。

 5月12日、カナダ法輪大法学会はオタワ警察に被害届を提出した。同時に国会議員、また関係先機関に、中国共産党のスパイの悪意を持った行為を公にし、法輪功学習者と何の関係もない事実を明らかにした。

国会议员、绿党副领袖布鲁斯•海耶(Bruce Hyer)
カナダ国会議員、緑党党首のブルース・ハイアー氏

 カナダ国会議員で、緑党党首のブルースハイアー氏は、同様の手紙を受け取ったという。彼は、この悪意を持った手紙は中共の指示の下で出されたと話す。「私は侮辱が好きではありません。私は侮辱に永遠に屈することはありません」「私は法輪大法学習者の頭脳、精神、たくましくて圧力に屈しないところが好きです。これからも彼らを支持し続けます」

 戴さんは「これらの詐欺メールは、共産党のスパイが誹謗中傷、ネット攻撃、ネットスパイ、世界の法輪功学習者の活動を妨害や攪乱するためです。彼らはいつものように行っているだけです」と話した。実際、世界の政界、要人から常に同様の話が出ている。

 彼女は実例を挙げて説明した。2011年、法輪功学習者の名義で、カナダ民主党人権批評家であるウェイン・マーストン氏、及び多くの議員あてに誹謗中傷のメールが送られた。メールのIPアドレスから、メールの発信元は中国の河北省であることが分かった。翌年、保守党のピーター・ゴールドリング氏ならびに多くの議員あてに「感謝」というタイトルでメールが送られた。冒頭ではあなたたちの指示に感謝すると書いていたが、議員は法輪功を煉功しなければ処罰されると脅迫した。

 明慧ネットの報道によると、2011年3月13日、自称法輪功学習者でシモーヌ・ヤンという人から、エドモントン市議会議員あてにメールが送られた。メールでは、東日本大震災に触れ、「地震の被害者は処罰されている」と書き、続いて攻撃性のある奇怪な文言を書いた。「神韻芸術団の公演を見れば、この悲劇の再来を回避することができる」と強要した。

 現在までに米国、オーストラリア、ニュージーランド、欧州などで同様の事件が発生しているという。

 戴さんは、「カナダをはじめ世界各国の政界から、法輪功学習者を支持する多くの声が上がっている。共産党のスパイの法輪功学習者に対する誹謗中傷の手段は窮地に陥り、行き詰まっている」と話した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/6/2/310330.html)
 
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