私は大法の威力を体験した
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文/ミシガン州の大法弟子

明慧日本2015年8月17日】

 尊敬する師父、こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

 私はミシガン州からの大法弟子です。今年で15歳になります。私は今年の夏に行われた「自由に向かって」という真相を伝える活動に参加しました。私がこの活動に参加した体験をこれから述べたいと思います。

 事前の準備

 去年の7月、私と同じ州の子供同修が連絡してきた時、彼女はワシントンDCで聞いた「自由に向かって」という活動の内容と、この活動に対する彼女自身の考えを話してくれました。彼女の話を聞いて、私は、これは私たち子供弟子にとって真相を伝え衆生を救い済度するとてもいいプロジェクトだと思い、彼女に参加すると伝え、この話を、私の知っている大法子供弟子に伝えました。間もなくアメリカ全国から30数名の参加者が集まり、アメリカ以外からの参加申し込みも徐々に増えてきました。

 しかし、プロジェクトの進み具合はとても遅いものでした。プロジェクトの協調人は「自由に向かって」の活動は子供弟子たちのプロジェクトだというので、協調、手配などの多くの仕事を私たち自身に任せました。私たちは、うまくプロジェクトを進めるため、参加するすべての子供同修たちが精進の修煉状態を保たなければならず、全体の集団学法を確保しなければなりませんでした。それからスポンサーを探して、ホームページと服装をデザインするなどなど、私たちのような子供弟子にとって、初めての経験、多くの困難がありました。何人かの同修が、このプロジェクトから離れてしまいましたが、私はこのプロジェクトは自分にとって、自身の年齢を生かして衆生を救い済度する、とてもいいプロジェクトだと考え、私は離れようとは思いませんでした。私は、どのプロジェクトにしても初めは困難があるけれども、正念を持ち続けていけば、師父は必ず助けてくださり、順調にいくようになると分かっていました。

 活動開始が近づくと、私は二つの問題に直面しました。一つはこのプロジェクトに2週間の休みを取らなければならないのに、このプロジェクトの時期はちょうど期末試験の期間でした。私は校長先生と担任先生とこの活動の事を話して、大法の真相を伝えました。しかし私の念がとても正しかったので、休みを取れました。しかも多くの先生たちは私に協力的でした。ある先生は私に授業中に同級生たちに活動の事を紹介させ、別の先生は私の期末試験を免除してくれました。ほかの先生も時間を作って、特別に私一人だけ試験を行ってくれました。これで、学校のことは簡単に解決できました。

 二つ目の問題は、まだ修煉していない母の了解を得なければならないことでした。最初、母はこのプロジェクトに参加させてくれないかもしれないと思いましたが、私は、どうしてもこのプロジェクトに参加したいという気持ちが強く、例え母が反対しても参加すると思っていました。これは私も参加できる、衆生を救い済度するプロジェクトだからです。しかし、学校の事をうまく按配した後、母に伝えると、予想外に母は学校の事も聞かず、すぐに賛成してくれました。翌日、母はただ道中の安全の事を少し心配しただけで、私たちの計画を伝えると、安心しました。これで二つの関も簡単に乗り越えることができました。師父の加持に感謝いたします。

 身体への試練を乗り越え、体力的な困難を克服する 

 そして6月1日、プロジェクトがスタートしました。一日目の走行距離を20マイル(1マイル =約1.6 キロメートル)に設定し、それを三つのグループに分け、一つのグループの走る距離は7マイルとしました。しかし、山が多く、坂道もたくさんあったので、私の足は痛み、重く感じ、呼吸まで困難になり、進むスピードもとても遅いものでした。結局私は3、4マイルしか走れず、途中で諦めてしまいました。後で、自分はとても後悔し、次から絶対に諦めてはいけないと自分に言い聞かせましたが、数日後にも、私はやはり体力の関係で、再び途中で諦めることになりました。

 ユタ州に入る日、再び私たちが走る番になりました。この日の道がすべて登り道だったので、とても困難でした。自分の全部の力を尽くしても、相変わらずなかなか進まず、とても疲労を感じ、何回も諦めたいと思いました。そのたび、私は師父を思い出して、師父に加持を願いました。それで、ほかの隊員たちと共に2時間乗って、自分たちが担当する分の道を完走しました。その日から、疲れるたび師父に加持をお願いしました。こうして自分は本当に最後まで完走しました。

 しかし、間もなく再び試練に遭いました。翌朝、私は走行中に転んで、石の上に倒れて、膝に深い大きな傷を負いました。この怪我で私は、自分で何もできなくなり、他の隊員たちに迷惑をかけてしまいました。私は悔しくて目から涙が出てきて、気持ちも落ち込みました。すると転んだ後は普通に歩けていた足が、心が動じると、夜になると痛みだし、ひどく腫れて、常人の状態が現れてきました。。それから私は足を引きずって歩くようになりました。多くの隊員や同伴する大人たちは、傷を気にせず、普通に歩くように教えてくれましたが、できませんでした。足を組む時も足を曲げられず、自転車にも乗れませんでした。

 それから数日経ってやっと、私は正念でこの傷のことに対処しておらず、自分が間違っていた事を意識することができるようになりました。自分がプロジェクトに参加したのは衆生を救い済度するためで、このプロジェクトは自転車の旅を通して、その目的を達成しているのです。このことが認識できるようになった後、転んでから三日目に、私は痛みを我慢して座禅しました。翌日は足の傷も大分治り、前日ほど痛くなくなったので、自転車に乗る事にしました。足は痛み、走るスピードも遅かったですが、私は心でずっと「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」を念じて、足の痛みを否定しました。こうして師父の助けの下で、私は隊員たちと完走しました。

 真相を伝える

 この活動は私が真相を伝えるとてもいいきっかけになりました。メンバーは皆未成年にもかかわらず、かえってこんな大きな事をやり遂げることは、とても人を感動させることができます。「私たちは中国で迫害を受けている法輪功学習者とその子供たちを助けるために、15カ国から集まり、3,000マイルの自転車の旅をしています」と私たちが伝えると、多くの人々は注目して、真相を聞きたがりました。しかし、私は人見知りで他人に話しかけられず、真相を伝える事もできませんでした。旅の最初の数日間は、私はいつもそばで話を聞いていました。特にデンバーでは1日の滞在時間をとっていたので、私たちは着いてから街角で真相を伝えましたが、私はただ一緒に記念写真を撮っただけで、その以外の時間は街でうろうろしていました。他のメンバーたちが町の人と撮った記念写真はその日だけで150枚ぐらいありました。

 師父は「大法の仕事も行なっており、ほかの人が見ているのは表面であり、実は多くの人は心の中で執着しており、他人には分からないのです。自ら放棄できないものが深く隠れており、良くないものだと分かっていても、他人に知られてしまうのを恐れ、他人に知られると恥ずかしいと思うのです」[1]と説かれました。私は自分が早く恥ずかしいと思う心を捨て、真相を伝え、師父を手伝って衆生を救い済度しなければならないと認識しました。

 心境が変わると、自分に大きな突破がありました。シカゴに着いて、私たちは2時間をかけて街で真相を伝えました。私は人に出会うたび真相を伝え、2時間という時間で、私ともう一人の隊員は人々と30枚の記念写真を撮りました。全体では200枚近く撮りました。デンバーの時より、時間が短かったのですが、収穫が多かったのです。ボルチモアの時は、街の人が少なかったのですが、会った人が皆興味を持ってくれて、とても熱心に聞いてくれて、支持の意を示してくれました。また彼らは「もっとこの事について知りたいのですが、どうすればより多くの情報を得られますか?」 とか、「どのようにすれば私たちを支援できますか?」など聞いてきました。

 個人修煉について

 この「自由に向かって」活動が私に非常にいい修煉の環境を与えてくれました。たくさんの精進している大法子供弟子たちと一緒にいると、私は自分の欠点と不精進が見えました。以前の私は精進できず、学法と煉功が毎日堅持できず、ゆえに日常生活の中での現れもよくありませんでした。よく小さいことのため心を動じさせたり、心性を守る事ができませんでした。大法はどんなに偉大であるかも感じませんでした。しかし、「自由に向かって」活動を参加した事によって、私は自ら大法の威力を体験して、大法には、正しくない思想を正し、真相を分からせる威力があることを感じました。そして三つの事をよく行う重要性も分かりました。

 師父が私たちにしてくださったすべてのことにとても感謝しております。「自由に向かって」の旅の中で、経験が不足しており、立てた計画も、至らないところばかりありました。しかし、師父の加持の下で、多くの同修のサポートもあって、プロジェクトをより順調に進めることができました。個人修煉のいろんな面においても、私は高めることができました。これからも引き続き精進し、三つの事をよく行うよう努力し、師父を手伝って法を正し、衆生を救い済度していきます。

 以上は個人のわずかな体験ですが、不足があれば、ご指摘をお願いします。

 注:

 [1] 李洪志師父の経文:『二〇一五年ニューヨーク法会での説法』

 (2015年アメリカ中部法会での交流文)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/8/10/313852.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/8/12/152027.html)