68歳の趙煥珍さんに懲役4年6カ月の不当判決
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 【明慧日本2024年1月15日】2023年12月14日、中国河北省秦皇島市山海関地域で、法輪功学習者(以下、学習者)・趙煥珍さんは秦皇島市撫寧区裁判所によって不法に裁判が行われた。数日後、家族は裁判所から通知を受け、趙さんが不当に懲役4年6カ月の判決を宣告されたことを知った。趙さんは法輪大法の修煉は合法であると考え、この不法な判決に不服として控訴した。

 趙さんは1956年8月に生まれ、現在68歳で、秦皇島市山海関地域に在住。1996年4月に法輪功の修煉を始め、真・善・忍の教えに従い、より良い人を目指している。6カ月の修煉を経て、趙さんはさまざまな病気から全て回復した。腰椎ヘルニア、風邪、慢性腸炎など、多くの病気が治癒した。

 連行と拘禁

 2023年5月10日の午前中、法輪功学習者・朱鳳純さん(79歳)の自宅で、趙さんと他の数人の年配者が法輪功の書籍を学んでいた最中、秦皇島市公安局、山海関公安支局、山海関派出所の警察官ら約40〜50人によって連行された。

 当時、警察は朱鳳純さんの家の電線を切断し、梯子を使って庭の壁や屋根に登り、庭に侵入して家に押し入った。警官らは赤い光を発する機器を持ちながら、学習者たちを一人一人をビデオ撮影した。

 趙さんと他の4人の年配者はそれぞれの管轄区の派出所に連行され、不当に家宅捜索され、家の中に誰もいない時に戸を破壊され、個人財産を奪われた。

 趙さんはその後秦皇島市の留置場に非法に拘留された。6カ月後、趙さんは酷い血便の症状が出て、体が衰弱した。

 不当裁判と判決

 2023年12月14日、秦皇島市撫寧区裁判所では、趙さんに対する不法な裁判が行われた。その日は大雪が降っており、開廷は11時過ぎまで延期された。法廷では、趙さんの妻と息子一人だけが入場を許可され、娘は入れられなかった。午前11時から午後2時半ごろまで、休廷はなく審理が続いた。

 2人の弁護士は力強く無罪の弁護を行った。弁護士はまず、合議庭の裁判官に解任を申請した。その理由は2つある。一つ目は内部審査が報告されていないこと、そして二つ目は傍聴者数が制限され、家族2人のみに限定されており、他の人は法廷の外にいること。これに対し、裁判官は合議審理を中止せず隣の陪審員と意見交換もせず、合議団の審議後、内部裁判は法規制に従う必要はないと発表した。休廷も合議も行わず、弁護士の申請を横暴に却下した。

 弁護士の無罪の主張は主に以下の6点。一、警察の主張する事実自体が犯罪にはならない。当事者たちが集まって本を読んだりしただけで、犯罪ではない。二、当事者たちが集まっていた場所は公共の場ではなく、社会の乱れや他者への危害はない。三、信仰の自由は犯罪にならない。四、法輪功の修煉は法に違反しない。五、警察が提出したすべての証人と証言に署名がない。六、警察は刑法の謙抑性の原則に違反し、拘留期間が15日を超えたうえに、また刑事責任を問われており、その裁量が大きすぎる。法律は軽微な事柄に対して規制していないが、これはすべてを刑法で解決できるわけではないと言う法の謙虚さを反映していると指摘した。

 弁護士が法廷で発言する際、裁判官は何度も割り込んで弁護士の発言を阻止しようとした。弁護士は追加でコメントするつもりだと伝えると、裁判官に非常に傲慢な態度で断固として拒否された。

 趙さんも自らに対して無罪の弁護を行った。そして、法廷で法輪功の創始者・李大師の文章「なぜ人類が存在するのか」の一部を暗唱した。趙さんの堅固な声が法廷に響き、裁判官、検察官など、全員が黙って聞いており、趙さんを中断することはなかった。

 裁判は午後2時半過ぎまで続き、その場での判決は告げられなかった。

 裁判終了時、警察が急いで趙さんを連れて行く際、趙さんの妻が急いで追いかけた。そして趙さんを一瞥すると、ほとんど認識できなかった。当時、趙さんはすでに不当に7カ月間拘留され、趙さんの身に何があったのか分からないが、髪はすっかり白くなり、体もかなり痩せていた。妻は急いで趙さんに「血便は治ったの?」と 尋ねた。趙さんは「治った!」と答えたが、家族に心配をかけたくないのでそう答えたのだ。

 数日後、趙さんの家族は裁判所からの電話を受け、趙さんが懲役4年6カ月の判決を言い渡されたことを知った。家族は「当初3年と聞いていたが、なぜ4年6カ月になったのですか」と尋ねた。裁判所の人員は、趙さんの近年の行動を見て、処罰を強化し、1年6カ月を追加したと説明した。現在、趙さんは法輪大法の修煉は合法であると考え、この不法な判決を不服として、控訴書類を提出した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/1/13/470922.html)
 
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