明慧法会|仕事と修煉の関係においてバランスをうまく保つ(一)
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 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2015年3月21日】2013年、創立されたばかりのある民営企業へ私は行きました。同社にはまだ何の規則・制度もなかったために、社長は1人の人事担当責任者を招聘し、その責任者に毎日さまざまな計画を立てさせ、私が代わってそれを管理しました。幾日もせずに、社長はとても不満を感じ、その責任者は解雇されました。このようにして、会社は3人の人が管理する事になりました。社長は社長として、市場と売れ行きの責任を負いました。社長の奥さんは社長秘書として責任を負い、計画と商品の買い付けを担当しました。私は副社長として責任を負い、研究開発、生産、品質の管理の責任を負い、人事を代わって管理しました。

 労働者を解任する

 ほどなくして、社長が「○○○という仕入係は会社の機密をこっそり探り、賄賂を受け取ったと疑われているので、月末までに、その仕入係を解任するように」と言いました。私はこの仕入れ係を決して理解しませんでしたが、「もし私がその仕入れ係をクビにするだけで真相を伝え脱党させなかったら、その仕入れ係に対して申し訳ないと思いました。しかし、人を解任する時に、三退を勧めれば、『それは無理だ』とも思いました。以前、同僚に三退を勧める時は、みなが打ち解けた雰囲気の中で行ったので、ぜひその仕入係にも真相を伝え三退を勧めようと決めました。師父が私に与えられた道は必ず通り抜ける事ができると信じました。

 月末になり、私はその仕入係を事務所に呼びました。「会社であなたを解雇すると決まったのですが、あなたは何か考えがありますか?」と、落ち着いて話しました。「どうして?」と、その仕入係は質問しました。「私は具体的には話したくはない。あなたの仕事の仕方が心配なんです」と私は話しました。

 続けて私は真相を伝える方法で「問題がどこにあるか」を話しました。「人としては『真・善・忍』を旨とすべきです。特に仕入れの仕事を行うには、帳簿ははっきりしていなければならず、重要でない物は切り捨て、言うべきでない事は言わない、このようにするとやっと将来が見えてきます。中国のこの環境で、目的のためにその場にある有利な条件をよりどころにし、いろいろな灰色収入(わいろや贈り物、未申告の報酬のこと)が主要な事になる事を、あなたも見る事ができます。なぜこんなに秩序を乱すのですか? それは共産党が中国人にとっての道徳、文化の破壊を行ったからで、そのため中国人は最低限度の倫理も落としてしまったのです。人民元に書いてある『天が中国共産党を滅ぼす、党、共青団、少年先鋒隊を脱退すれば平安が保たれる』を見たことがありますか?」と、私は言いました。

 「見たことがある」とその仕入係は言い、「それは本当のことですか?」と聞きました。「本当です」と私は話し、さらに「中国共産党の共青団、少年先鋒隊を脱退すれば個人の平安が加護されます」と忠告すると、その仕入れ係は同意しました。続いて、解雇の事を話し、「以後、あなたはどこで仕事をしても、真・善・忍の人としての規範を覚えてください。私もあなたに良くなってほしいのです」と、私は言いました。「ありがとう!」と、その仕入れ係は感激して言いました。

 その日、社長は地方へ出張していましたが、昼頃、私に電話してきて「○○○の仕入れ係は行ってしまったか?」と言いました。「ちょうど退職手続きをしていて、午後に片付けられます」と私は説明しました。「すぐに止めて、あれはまったく誤解だった」と、社長はすぐに言い、そしてその仕入係の仕事を私がするよう命令しました。私の心は震え、「なぜなら人類社会のすべてはみな大法のために存在し、大法弟子の修煉のために存在しているからです」[1]という師父が説かれた法を体験し、それほどはっきりとしていました。

 それから、会社で誰か労働者が離職する時は全部、私はまじめに労働者たちと話し、まず大法弟子の清らかな心で労働者たちの恨みの心を解消し、その後で、労働者たちに真相を伝え三退を勧め、できるだけ毎回の縁を逃がさないようにしました。

 ある開発技師は社長が他の会社から大金を使って引き抜いて来た人材で、8カ月後、その開発技師は責任あるプジェクトをほとんどやり終えたので、社長はその開発技師の解雇を考慮し、いくつかのちょうどよい理由を探していました。

 この時、ある得意先が、私たちが送ったサンプルにたまに異常が現れると言い、サンプルが会社に戻された後、試しましたがまったく正常でした。社長は得意先に電話をかけてこの技師に連絡させましたが、結局、問題がどこから来るのかわかりませんでした。

 この技師は得意先の現場に行って問題を解決できるよう社長に願いましたが、会社の得意先情報は秘密のカテゴリーに属すると社長は思い込んでいたので、結局同意しませんでした。2週間後、重大な設計上の欠陥を理由に、社長はこの開発人員を解任し、私を行かせました。社長のこのやり方に私は反感を覚え、これは修煉者の基準に合っていないと感じ、気持ちが対立していたので、休みを一日取りました。

 社長はそれを知ると、とても怒り、罰金として私の一日分の賃金を差し引き、さらに、すべての開発人員と私は無償で一日残業をやらされました。このようにして、また一週間が経ち、私も学法を続けて、だんだん冷静になってきました。なぜなら私の思いはとても重く、仕事と修煉のこの問題に関して、はっきりと分けられなかったのです。人と人との因縁関係はみな複雑ですが、締めくくるべき帳簿は締めくくらなければならず、修煉者は何事も法に則って物を考えるべきで、常人の念に左右されるべきではありません。そこで私は精神を安定させ、「社長の要請に沿ってこの技師を解任し、同時にこの技師に三退を勧めなければならない」と決めました。

 わたしはその技師を事務室へ呼び寄せ、設計の欠陥の問題で会社がその技師を解雇する事を決めたという事を知らせました。その技師は大きな衝撃を受け、「あなたは設計の欠陥であると感じていますか?」と、私に反問しました。私はわかっている状況に基づいてその技師のために分析し、「会社のテストでは問題は出ていませんが、得意先では問題があると言っているので、もし得意先の現場で分析を行う事ができたら、最終的な結論を出す事ができるかもしれない」と話しました。私がこのように言って聞かせると、その技師は比較的客観的になり、気持ちに余裕が出てきました。

 私はチャンスをつかみ、何か真相資料を見たかどうかを聞き、三退すれば平安を保つ事ができることを話すと、その技師は共青団と少年先鋒隊を脱退する事に同意しました。

 契約条款

 会社は工場用の建物を借り、一つのラインがもうすぐ動き始めるので、私は職員を面接し、職員と労働契約を交わしました。労働契約は社長の奥さんがまとめたものですが、その中に労働法にそぐわない部分があり、生産ラインの社員には社会保障を与えず、土曜日と日曜日の残業代も国の規定である1.5倍と2倍に当たる支払いに則していませんでした。

 私は労働法を調べ、社長の奥さんが理解できていないのだろうと思い、労働契約の見直しについて、社長の奥さんの所に雑談しに行きました。「みんな『労働法』の通りにやったら、私たちが金を稼ぐにはどうするの?」と、社長の奥さんは言いました。社長の奥さんのこの態度に、真・善・忍を修煉する大法弟子は今のこういう社会の中では足場を築きにくいと私は感じました。「帳簿をごまかさずに、それなら財務関係者はどんな事をするのか? 財務帳簿なら、3歳の子供ならみんなできる」と、社長の奥さんが財務関係者に言っているのを以前私も聞いた事がありました。

 「私は真・善・忍を修煉する大法弟子だ」と私は心の中で肝に銘じました。師父は私に会社を辞めろとでもいわれるのでしょうか? 私はすでに3年間仕事をしていなかったので、やはり仕事が必要でした。困っている中、気持ちの中では絶え間なく師父の説法を思い出しており、「目下人類社会に多くの良くない現象、良くない人間、良くない行為があり、完全に人間から背離し、甚だしい場合、一部の人は変態心理だけでなく、魔性まで強いのです。このような情況下では、どのようにすればよいのでしょうか? 皆さんに教えますが、関わらないでください」[2]と師父は説かれました。

 私の心の中のプレッシャーはずいぶん軽くなり、やはり進む道はあると思いました。私はその道を行く決心をし、それだけでなく、面接のチャンスを利用して人を救わなければなりませんでした。このように続々と人が来て面接し、私もその中で真相を伝え人を救っているうちに、知恵も自然に湧いてきました。

 一度、卒業直後のある女子学生が来たので、私は会社の待遇と契約条款を紹介しましたが、その女子学生の心の中はすごく寂しく、しかしまた、それを言いたくもないため、口実を探して去って行きたがっているのを見ました。私はチャンスをつかみ、「そんなに焦らないで、ちょっと他の事を話しましょう。学校でインターネットをする時、ネット封鎖を突破できるの?」と、その女子学生に話しました。「ネット封鎖を突破する? そのような事はできません」と、その女学生は言いました。

 「ネット封鎖を突破すれば、たくさんの真実の新聞を見る事ができるようになります。三退すれば平安を保つことができるという事を知っていますか?」と、私は言いました。「気づかなかった」とその女子学生は言いました。私は辛抱強く三退の意味を伝え、さらに、その女子学生を共青団と少年先鋒隊の組織から脱退させました。最後に、出て行く時、「今日は本当に面白かった、ありがとう」と、その女子学生はとても喜んで言いました。

 地方のアルバイト帰りのある人が、面接で、「あなたたちはどうして労働者が社会保障カードを買えるようにしないのですか? そればかりでなく、残業手当も合法でないのでは?」と、労働契約に質疑を持ちだし、矛先を私に向けました。なぜなら、その人から見れば、私が会社に代わってその人と話をしていたからです。とがめられた事に対して、私は冷静に考えなければならず、大法弟子としての自分を常人と分けなければなりませんでした。

 それで、「これが合法でない事を私は承知していますが、今のところ、多数の企業、あの某ITグループも含まれていますが、全国に知られている国有企業、それら国有企業のいくつかのやり方を私もわかっていますが、そのやり方も違法行為です。中国の法律は反故に過ぎませんが、会社が法律に基づいて行う事を私もサポートします。社会保障カードについてですが、私はあなたと個人的な意見について相談します。上海社会保障基金事件の事ですが、あのお金はみな共産党の公務員たちによって汚職され腐敗し、その時になったら、おそらく一般人には何の保障もない可能性があるでしょう。中国社会の腐敗はこの程度にまで達し、共産党はその元凶ですが、あなたは多くの地方に寄ったことがあるので、三退すれば平安を保つことができる事は知っているでしょう?」と、私は誠意を尽くして話しました。

 その人に対立する気持ちがなくなったので、すばやく私はその人を助けて三退させました。「この企業は社長のもので、私は変えられませんが、あなたには選択する自由があります。中国社会の荒れ様はいつまでも続きません」と、最後に私は言いました。その人は立ち去って行く時、私がその人に伝えた事に「ありがとうございました」と言いました。

 面接中に、多種多様な人に会いました。企業の指導者もいれば、退役軍人、農村の農民、レイオフされた労働者、さらには人権擁護者などがいましたが、私はほとんどみなランダムに真相を伝え、三退を勧めました。 

 (続く)

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「学習者の文章に対する師父の評注」

 [2] 李洪志師父の著作:『各地での説法二』「米国フロリダ法会での説法」
 [3] 李洪志師父の著作:『各地での説法八』「二〇〇八年ニューヨーク法会での説法」
 [4] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「大法弟子は必ず法を勉強しなければならない」
 [5] 李洪志師父の著作:『導航』「ワシントンDC国際法会での説法」
 [6] 李洪志師父の詩:『洪吟三』「あなたのために歌う」
 [7] 李洪志師父の著作:『各地での説法四』「二〇〇三年アトランタ法会での説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/11/13/299777.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/11/14/146854.html)
 
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