文/中国の大法弟子
【明慧日本2024年11月9日】ここ1年、ネット封鎖が厳しくなり、明慧ネットに自由にアクセスするのが難しくなりました。多くの同修が明慧ネットに繋がらない状況が続いており、中には長期間アクセスできない人もいます。このような状況は、特定の地域だけに限らず、他の地域でも発生しています。最近、ネット封鎖を突破することについての修煉体験がありましたので、同修のみなさんと交流したいと思います。
私は技術担当の同修ですが、何か問題が起こるとつい技術的な原因を探しがちで、同修から内に向けて探したり正念を発するように言われても、あまり気に留めていませんでした。インターネットに接続できない時も、技術的な問題を解決しようと試み、何度も努力しましたが、結局接続できないこともありました。
妻と会った時(私たちは別々に住んでいる)、彼女にインターネットの接続状況を尋ねました。「うまく繋がりますよ、簡単ですよ」と彼女は気楽に答えました。多くの人が接続できていないと伝えると、彼女は「知ってます。でも私はいつも簡単に接続できるんです」と言いました。私は何も言いませんでしたが、心の中ではとても疑わしく思いました。
ある時インターネットで用事を済ませようと、私は「自由門とFirefoxを起動」というプログラムを起動し、ちょっと待ってみたり、閉じたり開いたり、チャンネルを変えたりと、しばらく試行錯誤してみました。しかし、結局繋がらず、妻を呼んで接続してもらおうと思いました。心の中では「あなたはインターネットに簡単に繋がると言ったよね。他の人たちはみんな繋がらないのに、あなたはどうやって繋げるんだ?」と思いました。妻は私に「どいて」と言い、椅子に座りパソコンに向かって片手で掌を立て、とても真剣な表情で正念を発し始めました。私は「どうぞ、やってごらん。私はベッドで休むから」と思い、ベッドに行って休ました。
しばらくして、妻が私を呼び、使えるようになったと言いました。行ってみると、確かにウェブページは開いていましたが、速度が非常に遅く、何もできませんでした。そこで、妻は再び正念を発し始め、しばらくすると、もう一度「自由門とFirefoxを起動」というプログラムを起動しました。今回はネットの速度が安定し、どこをクリックしてもスムーズに動きました。自由門を見てみると、サーバーが五つ稼働していました。正直に言うと、五つのサーバーが稼働しているのは久しぶりでした。すべての用事を済ませるまで、ずっと五つのサーバーが稼働していて、ネットの速度は安定していました。
恥ずかしい話ですが、妻の失敗談でも聞こうかと思っていたところ、逆に彼女から大きな教訓を授かることになりました。普段、私は正念を発する時によく心が散漫になり、心を静かにできる時間が少ないため、正念をあまり重要視していませんでした。自分の正念にも自信がありませんでした。今回の出来事で、私は大きなショックを受けました。
その後のある日、1人で明慧ネットにアクセスしようとしても一向に繋がらず、妻が正念でネット封鎖を突破したことを思い出しました。そこで私も正念を発しました。2回ほど5分ずつ正念を発しましたが、頭の中に雑念が渦巻き、雑念を抑えることができませんでした。正念を発し終えるたびに、毎回明慧ネットにアクセスしてみましたが、2回とも失敗に終わりました。そこで再び正念を発し始め、掌を立てながら「妻はネットに繋がるのに、私の正念はなぜ効かないんだ? そんなはずはない!」と心の中で強く思いました。心を落ち着かせ、雑念をできるだけ少なくして5分以上正念を発し続けました。再び「自由門とFirefoxを起動」というプログラムを起動すると、見事にネット封鎖を突破し、久しぶりに六つのサーバーが表示されているのを見て驚きました。ダウンロードしたいものをすべてダウンロードし、用事をすべて済ませるまで、ネット接続は安定した状態が続きました。正念でネット封鎖を突破できたのは初めてのことで、師父はこのようにして私を励ましてくださいました。
ある日、再び明慧ネットにアクセスしようとしたところ、また繋がらず、再び正念を発し始めました。最初の2回は雑念が多く、5分程度で効果がありませんでした。3回目は心を落ち着かせ、雑念を極力少なくし、静かに5分ほど正念を発しました。その後「自由門とFirefoxを起動」というプログラムを起動すると、すぐにサーバーが見つかりましたが、サーバーは一つしかありませんでした。私は「これは困った、サーバーがもっと増えないと何もできない」と考えました。正念を発し終えると、突然サーバーが五つに増え、スムーズにインターネットに接続できるようになりました。そして、最後まで、接続は安定していました。
翌日「技術フォーラム」に投稿する必要があったため、インターネットに接続しようとしましたが、やはり繋がらず、再び正念を発し始めました。雑念を抑えるために、3回か4回、5分ずつ正念を繰り返し発しましたが、効果がありませんでした。少し混乱し「どうして繋がらないんだろう?」と考え込みました。そして、投稿する内容をまだ文章に起こしていないことに気が付きました。事前に文章を作成しておかないと、ウェブ上で文章を入力し整理するのに時間がかかってしまいます。少し焦り過ぎたようでした。そこで、Word文書を開き、投稿する内容を書き出し、整理しました。その後「自由門とFirefoxを起動」というプログラムを起動すると、一度に五つのサーバーに接続でき、安定した状態になりました。
翌日、掲示板に投稿した内容に返信があるかを確認するために、インターネットに接続しようと思い、再び正念を発し始めました。最初の2回は5分ずつ正念を発しましたが、雑念が多く、うまくいきませんでした。3回目は雑念をコントロールし、7~8分間正念を発し続けました。その後、心は落ち着き、うまくいくと感じました。自由門とFirefoxを起動すると、スムーズにインターネットに接続でき、五つのサーバーが表示されました。返信を確認し、他の投稿を読んだり、資料を検索したりしました。最後まで、接続は安定していました。
再び掲示板にアクセスするために、3回正念を発した結果、無事にインターネットに接続できました。最初の2回は以前と同様に雑念が多く、成功しませんでした。今回は、家庭内の雑事や世俗的なことで心が乱れており、3回目の正念は20分ほど続けました。その間、ほとんどの時間を雑念を抑えることに費やしました。心を静めるために、何度も正法の口訣(訳注:五式の功法の口訣)を念じました。振り返ってみると、20分間のうち、比較的静かだった時間はわずか5分ほどでした。全体的な効果は、あまり満足できるものではありませんでした。それでも「自由門とFirefoxを起動」というプログラムを起動すると、五つのサーバーで安定した接続が実現しました。
最近、正念でネット封鎖を突破する経験を何度も重ねる中で、正念を発する重要性を改めて深く認識し、自信を持つようになりました。同時に、正念と修煉において、私がいかに不足しているのかにも気づかされました。正念を発しても、一度で心が静まることはなく、何度も試みてようやく落ち着くことができ、深い静寂の状態に達することもできませんでした。普段の正念は、ただ形だけこなしているようなものでした。ネットに接続するために、一度ダメなら二度、三度と試み、何とか心を落ち着かせようとしていました。普段の正念では、すぐに心が散漫になり、まるで義務のようにこなしていました。しかし、何度も正念でネット封鎖を突破する経験を通して、私は次第に修煉者としての自分に近づいていると感じると同時に「私はこれまで何を修煉してきたのだろう?」と自問自答せざるを得ませんでした。
正念によって、私はネット封鎖の妨害を乗り越えることができ、受動的な状態から積極的な状態へと変わることができました。以前は、いつ接続できるかばかりを気にして、朝できなかったら昼、昼できなかったら午後、というように、とにかくいつでもいいから接続できるタイミングを待っていました。ある場所では接続できないから、別の場所へ移動するなどということもありました。つまり、接続できるタイミングにすべてを委ねていたのです。しかし、正念を発するようになってから、私は自分の意思で、いつでも好きな時に接続できるようになりました。
私の正念がとても強く、現在の中国共産党(以下、中共)のネット封鎖を突破できると考える人も中にはいます。しかし、私は自分がまだまだだと感じています。私のネット封鎖を突破した経験を見た他の修煉者の中には「ただインターネットに接続するためだけに、そんなに苦労する必要があるのか? いつも正念を発している」と首をかしげる人もいるかもしれません。確かに、本当にしっかり修煉した人は、思想が純粋でエネルギー場が強大なので、その人が座るだけで邪悪なものは自然と道を譲り、邪魔されることなく自由にインターネットにアクセスできるでしょう。しかし、私はまだその境地には達していません。これは、人それぞれの状態や現れ方が異なるということだと思います。
私たち修煉者の間で起こることはすべて偶然ではありません。つまり、現在大規模にインターネットに接続できない状況が起きているのは、偶然ではないということです。必ずどこかで私たちに問題があるはずです。他の人たちがどう思おうと、何度もインターネットに接続できずに正念を発した経験を通して、私は「これからはもっと修煉者らしくしなければならない」と強く感じました。
個人の体験に基づいたものであり、法に合わない部分があれば、同修の皆さんの慈悲深いご指摘をお願いします。