【明慧日本2020年10月29日】(浙江省=明慧記者)浙江省金華市の法輪功学習者・朱作新さんは1月8日、弁護士や家族に通知することなく、裁判も行われていない状況下で、懲役3年3カ月の実刑判決を言い渡された。朱さんは控訴したが、8月に一審判決が維持となり、9月には浙江省第四刑務所に移送された。
2018年8月27日、朱さんは昼食の後、金華日報ビルの前で、数人の通行者に法輪功迫害の実態を伝えていた際、うち1人に通報された。金華西関五里亭派出所、金華江南公安支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らが、現場に駆けつけて朱さんを連行し、15日間拘束した。
朱さんは拘束されている間、引き続き迫害の実態を伝え、煉功を続けた。7日後、迫害がエスカレートし、朱さんは金華市留置場に移送された。
朱さんは真剣に考え、法律に違反して罪を犯したのは中国共産党(以下、中共)だと分かり、留置場で起訴状を書いて中共を起訴することにした。
2019年8月22日、金華市ブ城区裁判所で裁判が行われた際、朱さんは起訴状を裁判官と検察官にそれぞれ手渡した。
法廷で、朱さんは法輪功を学んでから元気になっただけでなく、道徳心も向上したことを述べ、法輪功の教えは「真・善・忍」であり、素晴らしい修煉法だと説明した。
しかし、今年1月8日、一審の裁判官は朱さんに懲役3年3カ月の実刑判決を下した。朱さんはそれを不服として金華市高等裁判所に控訴し、自ら書いた起訴状を提出した。
8月、金華市高等裁判所は一審判決を維持した。この間、朱さんの親族は何の通知も受けておらず、二審裁判が行われたかどうかは不明である。
9月、朱さんは浙江省第四刑務所に移送された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)