【明慧日本2020年11月4日】(黒龍江省=明慧記者)黒龍江省綏化市の法輪功学習者・楊伝厚さんは2018年10月に連行された後、懲役2年の実刑判決を言い渡された。2020年10月2日、呼蘭刑務所でひどい迫害を受けた楊さんは出所した。
2018年10月3日午後、綏化市の楊伝厚さん、王芳さん、白霞さん、趙婷婷さん、王福華さんの5人の法輪功学習者が、蘭西県北安郷派出所の付近で、法輪功が迫害されている実態を地元の住民に伝えた際、不審者に通報されたため、北安郷派出所に連行された。
その後、北安郷派出所の関係者は、今回の連行事件を蘭西県の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)に報告し、5人を蘭西県公安局に連行して鉄の椅子に縛り付け、一晩中尋問を行った。夜明け前、5人の学習者は蘭西県留置場に送られ、15日間拘束された。
北安郷派出所から蘭西県公安局に向かう車の中で、楊さんは法輪功の良さを警官らに伝え、迫害に加担しないよう、無条件の解放を求めた際、平手打ちをされ、耳から出血し歯が1本折れた。
14日後、警官の指示を受けた受刑者らは、約1時間にわたって楊さんに向けて水道水をかけ、暴言を吐いたり暴力を振るったりして、さらに、法輪功創始者を罵り、「共産党は良い」と言うように命じた。楊さんは「法輪大法は素晴らしい」、「共産党は邪悪だ」と叫んだ。それにより、滅多打ちにされた楊さんは、全身傷だらけになり、肋骨を損傷し、2カ月間寝返りをすることができなかった。
3カ月後、楊さんは安達留置場に移送され、そこで10カ月以上拘禁された。その期間中、楊さんは殴られ、頭は血まみれになり、長期に腰掛けに座らされたため、咳が出て熱を伴い、約8カ月間にわたり吐血した。
その後、安達裁判所は5人の学習者に対して、懲役2年の実刑判決を宣告し、それぞれ1万元の罰金を科した。判決を不服として5人とも控訴したが、却下され一審判決を維持された。
2020年10月2日、呼蘭刑務所でひどい迫害を受けた楊さんは、出所した。