【明慧日本2020年11月21日】山西省太原市の法輪功学習者・周紹山さん、妻の高継萍さん、娘の周娜さんの3人は2019年9月7日に不当に連行され、2020年9月に不当判決を言い渡された。周さん夫婦2人に懲役3年、罰金5千元(約8万円)、娘に懲役2年、罰金2千元(約3万2000円)の実刑判決が下された。
2019年9月7日、太原市の法輪功学習者8人が警官らに連行され、家宅捜索を受け、留置場に収容された。それは、山西省公安庁が直接指示し、太原市公安局が「対策本部」を設置し、市内の各公安支局の警官らが同時に実行した連行事件であった。連行された法輪功学習者は、田恵玲さん(女性、迎澤区委員会で勤務)、張勇さん(中国建設銀行の支店に勤務)、周那さん(山西省科学技術協会に勤務)、高継萍さん(周那さんの母、60代)、周紹山さん(周那さんの父、60代、山西省科学技術協会の退職職員)、趙晋中さん(男性)、高偉さん(退職した警官、70代)、米さん(60代女性)の8人である。
趙さんと周紹山さんの2人の男性は太原市第一留置場に、 趙雲霞さん、周娜さん、趙暁慶さん、劉愛蘭さん4人の女性は太原市第四留置場にそれぞれ拘禁された。 高継萍さんは身体検査で不合格のため、10日間拘束された後、保釈という形で解放された。最近、再び身体検査を受けて再度保釈の手続きをした。
周さんと娘の周娜さんの弁護士2人は、数回にわたって留置場に行ったが、当局に妨害されたためなかなか会えなかった。最後に1人の弁護士が周紹山さんに会えたが、もう1人の弁護士は周娜さんに会えなかった。
2020年1月7日、太原市万柏林区検察庁は、周さん一家3人に対して起訴状を提出した。9月、不当判決を下した。
周さん一家3人の他に、今年1月22日、太原万柏林区裁判所は密かに3人の法輪功学習者(姓名不詳)に対して裁判を行い、その3人も2019年9月7日に連行された人たちであった。
(注:法輪功修煉者、学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)