明慧法会|住宅内装の仕事をする中で真相を伝える
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​ 【明慧日本2020年12月8日】

​ 慈悲で偉大な師父、こんにちは!

 ​同修の皆さん、こんにちは!

​ 一、利益を貪る心を除去し、内装作業をする中で真相を伝える

 ​私は同じ大法修煉者である夫と一緒に住宅の内装工事の会社を経営しています。中国​の不動産業が盛んだった時期、内装業は好景気に恵まれていました。内装工事を行う際に中国人は悪智慧を働き、仕事の手を抜いたり、こっそり安い材料を使ったり、材料購入時にマージンを取ったりするなどしてコストを節約することは、誰もが知っている「秘密」です。私は大法弟子として、大法の基準に基づき自分を要求しなければならず、流れに流されないようにすることを知っています。​そのため真面目に仕事をして、細部と品質を重視し、できるだけお客様のために考えました。

 最初は、利益の前で貪欲に負けたこともありました。ある日、顧客に頼まれて内装用の材料を買った時に、仕入先からマージンをもらいました。​家に帰って考えると、利益に対する自分の貪欲に気づいて、​翌日、マージンをその店に返しに行きました。店の女性オーナーは私をハグして、「これから、あなたを実の妹のように可愛がっていきたいです。世の中にどうしてあなたのような良い人がいるでしょうか」と感激しました。私もその機会を掴んで法輪功の良さを伝えると、オーナーはとても真・善・忍の法理に同感しました。

 それから、貪欲を引き起こさないため、お客様の代わりに材料を買う依頼は断るようにしました。​どうしても断れない場合、マージンを取らないように自制しています。​私が買ってきた材料は安くて品質が良いので、お客様はみんな満足しています。

​ ある日、Aさん(女性)の家の内装工事をしに行きました。Aさんのご主人は警察官で、工事の見積もり価格をとても低くまで下げました。その家庭に真相を伝えるために、私は原価よりも価格を低く設定しました。ご主人の警察官の身分を考慮して、すぐに真相を言いませんでしたが、工事中、ご主人は現場には来ませんでした。壁を塗る工程に入ってからAさんに真相を伝えて、「三退」をしてもらいましたが、​警察官であるご主人に真相を伝えられなかったことがとても残念でした。もし彼に真相が分かれば、自分が済度されるだけでなく、法輪功学習者(以下、学習者)を迫害することをこれからしなくなる可能性もあります。​家に帰って内に向けて探すと、恐れる心、メンツを重んじる心などが見つかりました。心の中で「師父、本当にあの警察官を救いたいのです」と言いました。

 不思議なことに工事が終わった数日後、Aさんから電話があって、ダイニングの天井に塗った塗料が多く剥がれたと言われ、我々は品質を非常に重視していて、こんなことは初めてでした。すぐにAさんの家に駆けつけて、​門に入ると、警察官のご主人がおられました。​私は仕事をしながら、ご主人に「あなたと本当に縁がありますね。初対面の時、あなたが警察官だと知って、少し躊躇してあなたに法輪功の真相を伝えませんでした。長年この仕事をしてきて、塗料が剥がれることは初めてのことです。不思議に思ったのですが、又あなたと会うことが出来、これはあなたに真相を伝えるために、我々の師父が按排してくださった機会だと分かりました」と言って、法輪大法の素晴らしさ、共産党の迫害、共産党が起こした歴代の政治運動などを説明すると、彼はかつて加入したすべての共産党組織を脱退すると承諾してくれました。

 Aさんは短大の教師で、短大の学長の家をリフォームする時、Aさんは「この仕事を引き受けてください、あなたたちが行った工事は完璧です。私は法輪功の人だけを信用しています」と言って、私の会社を学長に紹介しました。学長の家には高価なものがたくさん置いてありますが、私を信頼して監視もありませんでした。工事が終わると、学長もAさんもとても気に入ってくれました。​その後、Aさんの息子が結婚用の住宅の内装をすることになり、Aさんはまた私に仕事を依頼しました。工事中に、警察官であるご主人にまた会いました。今回さらに、一歩進んで深く真相を伝えたほか、息子さんとその結婚相手にも「三退」してもらいました。

 私と夫は誠実な人間で、内装の品質が良く低価格です。お客様はよく私たちを親戚や友達、同僚に紹介してくれます。このように、私たちは一家一家と接触して真相を伝えています。

 Bさんの家を改装した時、Bさんは「テレビの後ろの一面の壁紙が気に入らない」と言いました。​貼り替えたいが、もう一回工事代金を払いたくないのを見て、私は進んで「気に入らなかったら貼り替えましょう。無料でやりますよ」と言うと、彼は喜んで壁紙を買ってきました。​私は元の壁紙を剥がし、もう一回貼り直しました。その過程の中でずっと彼に真相を話しました。彼は「三退」することに承諾しませんでしたが、​私は落胆せずに楽しく仕事をしました。

 彼の家に小さなクローゼットが多くあって、すべてのクローゼットの内面にも壁紙を貼りたいと言いました。それは内装工事の範疇を超えているので引き受けられないと答えたら、Bさんは再三に頼んできました。もともと、ここの仕事を午前中に終えて、午後、私は街に出かけて真相を伝える予定をしていたのですが、彼がまだ「三退」をしていないことを考えて、この仕事を引き受けました。​Bさんはとても喜びました。​クローゼットの内面は壁紙を貼りにくくて、私は一つ一つ狭い空間に頭を入れて、午後からの時間をほぼかけてやっと貼り終えました。午後も仕事をしながら彼に真相を話しましたが、しかし彼は「考えさせてください」とだけ言って「三退」をしませんでした。

 このように残念な思いを抱えて彼の家の改修工事を終えました。​彼はお金が足りなくて、工事料金は後日に払うと言い私も同意しました。​なぜなら、師父は「更に、偶然に出会った人、生活の中や仕事の中で出会った人に皆さんは真相を伝えなければなりません。この世ですれ違って、話ができなかった人にも慈悲を与えなければなりません。済度されるべき人、更に縁のある人を失わないでください」[1]と説かれたからです。

 それからのある日、夫は彼から電話を受けて、電源に関する小さい不具合があったようで、夫は電話で解決方法を教えて、彼の家にもう一回行き、自ら直すことは特に考えていませんでした。しかし、もう一度Bさんに会って真相を伝えたいと思い、私は彼の家に行って修理しようと思いました。

 Bさんの家についてから、修理しながら彼に真相を伝え、最後に私は、「今日は修理のためではなく、あなたに災害時に身の安全を守る方法を教えるために来たのです」と慈悲深く言うと、今回Bさんは喜んで「はい、『三退』の手続きを代わりにしてください」と承諾しました。頑固な彼がようやく救われたことに、私の内心は彼との出会いを按排してくださった師父に感謝しました。

 二、娘の結婚披露宴で真相を伝える

 娘の結婚式は8月8日に予定されていました。中国の​農村では新郎の故郷だけでなく、新婦の故郷でも披露宴を挙げるのが風習です。以前、明慧ネットで子供の披露宴でいかに真相を伝えたかの体験を語る交流文章を読んだことがあるので、私も娘のために有意義な披露宴を挙げたいと思いました。同修に自分の考えを交流したら、同修はみんな賛成してくれ、披露宴に参加して現場で発正念をすると言いました。​夫、娘、娘婿の一家も賛成しました。

 8月8日、ウイルスの流行に影響されず、娘の結婚披露宴が予定通り行われました。​みんなは真相を聞きに来たので、必ず皆さんに真相を伝えて済度すると私は決心しました。​結婚式は大法弟子が創作した曲が流れる、めでたく安らいだ雰囲気でした。新婦の母としてあいさつをする時に、私は師父の詩、

 「人海茫々たりて遇ひ難し

 偶然の遇いに微笑むも縁によるもの

 心を静めて真相を聞こう

 この言のためにあなたは千年も待った

 難を救う大法はすでに伝わり

 一言一句の天機は、真言である」[2]を暗唱しました。

 ​続いて私は、「来場の皆様、今年は特殊な年で、疫病が全世界に蔓延しています。疫病を避けるには誠意を込めて『法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい』を唱えることです。皆様が無事に今回の災難を乗り越えられることを望んで、皆様の平安をお祈りします」と言いました。​その後、同修たちは大法弟子が創作した歌を歌うと、来賓の皆さんは「素敵な歌ですね」と言いました。​各テーブルを回って来賓と言葉を交わす時、私と同修たちは皆に「三退」を勧めました。公安局に勤める親戚が私に「公の場でこのようなことを話しているあなたを止めないことを上司に知られたら、私の立場が悪くなります」と言ったので、私は笑顔を見せて、「ご心配なく、きっと大丈夫ですよ。あなたも『三退』した人なので、大法に守られますよ」と答えました。

​ 三、恐れる心を放下し、全体に協力する

 ​仕事の合間に私は時間をつめて「三つのこと」をやっています。2017年​末のある日、我が家の空いた部屋で卓上カレンダーを作ることを地元の協調人が段取りしました。私と1人が印刷を担当し、もう1人が製本を担当することになっていました。​印刷が終わった時、製本担当の同修がまだ来ていませんでした。私は文句を言いながら製本できる別の同修を探そうとして、家を出たとたんに風の力でドアが閉まってしまい、鍵を持っていませんでした。

​ 修煉には偶然なことがないので、すぐに内に向けて探すと、焦り、愚痴、自己主張が強いなどの執着心が見つかりました。また、同修たちに「カレンダーや資料を作る時お喋り禁止」とのルールを決め、また皆にこれをやって、あれをやってと指示しました。ここは私の家だから、皆は私の指示に従うべきだと思っていたからです。なんと自己中心的な考え方でしょう!

 翌年、安全のために、別の同修が持つ空き家でカレンダーを製作することになりました。協調人の手配で、3人がそれぞれ自宅で印刷し、空き家に運んで一緒に製本するということです。​ところが同修のCさんは家の2台のプリンターを空き家に持ってきて、印刷しながら製本すると主張しました。​次の日にDさんが我が家に来て、「昨晩、多くの同修が逮捕され、協調人も電話が盗聴されたため逮捕されました」と状況を伝えました。しかし、「Cさんも空き家に行けなくなって、プリンター2台のうち、1台が故障しました。しかし紙も卓上カレンダーの骨組みセットも今はそろっているので、我々は続けてやりましょう」と言いました。私は迷わずに承諾しました。

 承諾しましたが、内心ではとても恐れていました。一昨日、協調人は我が家に10ケースもの紙を運んできたばかりです。協調人は何日も尾行されて逮捕されたので、我が家の住所も警察に知られてはいないか、10ケースの紙は家に置いてとても目立つので、早くどこかに移動しないと駄目じゃないか……と悪い方向へ妄想しました。でも同時に正念がわいてきて、「10ケースの紙の1枚1枚も邪悪を除去するための武器なので、どこにも移動などしません。自分の恐怖心を消滅しよう」と思うようになりました。

 ​夜、空き家に行ったら、Dさんと息子さん(同修)がそこでプリンターを修理していました。​ ​大人数の逮捕が発生したばかりの状況下で、相も変わらずやるべきことをやっているDさんに感心し感動の涙が出ました。​ここは警察に知られている可能性があると考慮して、すべてのものをどこかに移そうと2人は相談しました。​しかし機器も多く消耗材も多くて、移動するにはあまりにも目立ちます。最後に、師父のご加護があるので、移動せずにここで作業を続けようと2人は決めました。

​ 夜、1人でこの空き家に来た時、暗くて少し怖かったのです。しかし​電気をつけて師父の写真を見ると、直ぐにほっとしました。​我々は正しいことをやっているので何の邪魔も恐れないと思いました。​ある日、Dさんと空き家に来て、発正念をしていた時にパトカーのサイレンが聞こえて、パトカーが下に止まったような気がしました。緊張して、バルコニーに出てパトカーが下に止まっているかどうかを確認したい考え方が頭に浮かびました。しかしすぐにその考えを除去して、師父の言葉「固い信念を持つ修煉者なら、心が動かなければ、すべての変動を制することができます」[3]を思い出しました。また、「電気がついたままなので、早く消さないと」とも思いましたが、​すぐにこの考え方は正しくないと気づきました。今は発正念をしているので動いてはならず、動くことは迫害を認めることになるので、動くと正念も緩めてしまいます。​私もDさんもじっとして発正念を続けて、その夜は無事でした。2人ともそのことで恐れる心の関を突破しました。

 カレンダーを製作することを巡って、ふだん気づきにくい執着心、例えば自己主張が強い、愚痴、恨む心、恐れる心などに気づきました。

 注:
 ​[1] 李洪志師父の著作:『各地での説法四』「二〇〇三年アトランタ法会での説法」
 ​[2] 李洪志師父の詩:『洪吟三』「縁を話す」
 ​[3] 李洪志師父の経文:『ベトナム学習者へ』

  ​(明慧ネット第十七回中国大陸大法弟子修煉体験交流会原稿)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/17/414822.html)
 
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