仕事そのものは修煉ではない
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文/中国の大法弟子 

 【明慧日本2021年1月6日】大法弟子は、すべての衆生を救うという使命を負っており、それぞれの力を使って、人々を救うためのさまざまなプロジェクトを行っています。 人助けをしていると、何かしらの問題が出てくることがあります。 大法弟子が法に基づき修めれば、これらの問題はすべて解決されます。

 私たちのプロジェクトグループは一緒に迫害の実態を説明する卓上カレンダーを作っていました。数日の間で七箱ほど作りました。しかし、同修が誰も取りに来ません。どういうことなのでしょうか? 私たちは異変に気付き、カレンダー作りをやめ、共に学法をして、内に向けて探し始めました。

 師父の法を学習すると、その理由が分かりました。師父は次のように説かれました。「あなたが担当している仕事そのものは修煉ではありません。経営している会社、大法のプロジェクト、何かの仕事などそれ自体は修煉ではありません。しかし、仕事に対する姿勢、これらの問題にどのように対処し、解決するかなどのことについて、大法弟子、修煉者の基準で対処し、正しく解決すべきであり、これが修煉なのです」[1]

 では、カレンダーを作るときの心構えはどうなっていたのでしょうか。 最近は子供のために家を買う話をしながらカレンダーを作っていました。心構えが正しくなく、人を救う心がもう純粋ではありません。 良くない考え方がカレンダーに移ってしまうのではないでしょうか? どうすればよいのでしょうか? 私たちはすべてのカレンダーを箱から出して、カレンダーに向かって発正念をし、これらの悪い考えを取り除きました。カレンダーに「衆生済度を妨げるすべての悪の存在と要因を取り除くように」と正念を発して、その後、すべてのカレンダーをもう一度箱に入れました。

 次の日、一緒にプロジェクをしていた同修Aさんが来るなり「カレンダーはどこに行ったの?」と聞いて来ました。 私は「同修が来て全部持って行ってくれましたが、まだ2箱足りないんだ 」と答えました。同修Aさんは、すぐに「法輪大法は素晴らしい。もっと大法を勉強しないといけませんね。大法を着実に修煉することが、本当に問題を解決する唯一の方法です」とつぶやいていました。

 後になって、カレンダーを取りに来た同修の中には、法を正すことについての認識が足りず、まだ個人的な修煉の状態であったり、カレンダーを配ることに不純な意図を持っていたり、私たちとは法に対する認識の違いがあったり、さらに、私たちを認めてくれない人もいることが分かりました。より多くの人を救うこのプロジェクトに全体的に協力して取り組むため、私たちは発正念をし、加持する必要があります。カレンダーを多く取りに来る同修や、悪の要素によって、多く妨害されている地域に対して、我々はその地域に直接行って発正念をし、師父の法を正すことを手助けしている同修へのすべての妨害と、衆生を救済することを妨害するすべて悪い要素を取り除きます。その地域の同修が出来なかったところを黙々と協力し、補います。より多くの衆生が救えるように、師父の衆生救済の手助けをします。

 翌年、真相を伝えるための卓上カレンダー作りのとき、また同じ問題が発生しました。 私たちは考えました。今回の私たちの心構えが法に沿ったもので、悪い考えはなかったのに、これは何が起こっているのか?  私たちは再び手を止めて法を学び、内に向かって探しました。 師父の法のこの部分を学びました。「人間が存亡を選択する大事なことなので、邪悪は妨害する勇気はありません。しかし、これらの邪悪な要素は情報の伝達と受け入れる能力を妨害しています」[2]

 そういえば、ここにカレンダーがあるとの情報を同修に送った時、もしかして、同修には届いていなかったのかな? ここにカレンダーがあることを知らないのかな? カレンダーを持っているが、渡す衆生が見つからないとか、カレンダーが欲しいけど、どこに行けばいいのかわからない衆生もいました。その間には妨害があるのかな? 同修や衆生の情報受信を妨害する悪い存在や要因を取り除かなければならないのか? そこで、私たちは悪い要素を取り除くために、発正念をしました。 衆生済度を妨げる存在と要因を取り除いた後、衆生が真相を理解しようとカレンダーを切実に求めていることが明らかになり、1日か2日後には、同修がカレンダーを全部持って行きました。

 師父は「真の煉功者としては、高い次元に立って物事を考えなければならず、常人の考え方で物事を考えてはいけません」と説かれました。[3]

 今日まで修煉して、私たちが問題に遭遇した時には、常人の思惟から離れて、法に基づき考えるべきです。そうすることで、常人から抜け出すことができ、古い宇宙の理から解放されることができます。

 注:
 [1] 李洪志师父の经文:『二〇一九年ニューヨーク法会での説法』
 [2] 李洪志师父の著作:『二〇〇五年サンフランシスコ法会での説法』
 [3] 李洪志师父の著作:『轉法輪

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/6/416073.html)
 
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