武漢市の法輪功学習者4人に不当判決
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 【明慧日本2021年2月25日】武漢市の法輪功学習者・周国強さん、張波さん、熊友義さん、李軍さんの4人は2年間拘禁された。その後、2020年12月に武昌区裁判所で裁判が行われ、1カ月後、判決を下された。周さんは懲役8年6カ月、罰金3万元(約48万円)、張さんは懲役3年、罰金8千元、熊さんは懲役2年6カ月、罰金1万元、李さんは懲役2年、罰金5千元の実刑判決を言い渡された。

 4人は2018年12月26日に不当に連行された。当日午後、現地の警官ら十数人がパトカーを4台出動させ、勤務先に押し入り、仕事中だった4人を連行した後、4人の自宅のドアをこじ開けて家宅捜索を行い、多くの財産及び4人がアルバイトで稼いだ現金8万元(約128万円)を押収した。

 4人は余家頭派出所に連れて行かれ、そこで鉄の椅子に手錠を掛けられて尋問され、その後、武昌留置場に入れられた。

中共迫害法轮功学员的刑具:铁椅子

中国共産党が使用している拷問器具:鉄の椅子

 張さんが不当に連行されたことを知った父は衝撃を受けて倒れ、病院に搬送されて救急の措置のかいもなく死去した。父親は死去する前、息子の張さんにひと目でも会いたいと申し出たが当局に拒否された。

 2020年12月24日、2年間拘禁された学習者4人に対して裁判が行われた。弁護士5人は時間通りに法廷に入り、4人の無罪を弁護した。 

 裁判が始まった時、裁判官は公然と違法なことをし、学習者4人に必要な発言の機会を与えなかった。弁護士が抗議した後、徐々に改善された。 審理の過程で、弁護団は互いに協力し合いながら、検察官が提示した違法で粗雑な証拠を否定し、その違法性、無関係性、物的証拠の欠如などをめぐって激しく弁論した。

 法廷で、検察官は張さんを「邪教を利用して法律の実施を破壊した」と告発した。弁護士は「張さんは一体どの法律条例を破壊したのか具体的な例を挙げてください」と質問したが、 検察官は答えられなかった。

 検察官が提出した11ページの証拠の証人はずっと同一人物だった。しかし、署名の筆跡は何人かのものだった。検察官はその理由を説明できず、裁判官も黙っていた。これは無効な偽の証拠であった。

 裁判は午後2時30分ころから午後6時過ぎまで続いた。閉廷後、裁判官らは弁護士たちの前を通りかかった時、「お疲れ様」と敬服する態度で挨拶した。

 国際社会の正義の方々に呼びかける。周さん達学習者4人を一日も早く解放できるように手を差し伸べ、助けていただきたい。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/31/419319.html)
 
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