【明慧日本2021年4月4日】最近、旺角（モンコック）、尖沙咀（チムサーチョイ）、銅鑼湾（コーズウェイベイ）、湾仔（ワンチャイ）など、香港の繁華街で法輪功の真相を伝える拠点の近くに、法輪功を誹謗中傷する無人の展示物が多数出現している。展示物を置いた高齢の女性は、「深圳市共産党の命令に従って置いた」と話した。 香港区議会議員・朱江瑋氏は、放置された展示物を香港政府の関連部門に届けるよう提案した。
長年、街頭で真相を伝え続けている法輪功学習者（以下、学習者）の周勝さんの話によると、今年の3月6日から、いくつかの法輪功の真相を伝える拠点の近くに、3枚一組の展示物が多数出現し、その内容は法輪功とその創始者を誹謗中傷する内容で簡体字で書かれており、その内容が過去20年間の中国共産党の誹謗中傷のプロパガンダと一致していると指摘した。
誹謗中傷の展示物を設置した親子は、青関会（香港青年関愛協会）と密接な関係にある
周勝さんは、2021年3月25日午後3時、旺角のファ・ユエン・ストリートとネルソン・ストリートのあたりで、青いジャンパーを着た年配の女性を目撃した。この女性は3枚の展示物を立て、その横の台車にはさらに十数枚の展示物を積んでいた。その女性の横で白い半袖のTシャツを着た男性が、携帯電話で撮影をしていた。
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旺角で展示物を置いた年配女性「深圳市共産党の命令による」と暴露 |
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展示物を置いた現場を撮影する年配女性の息子 |
この親子は、旺角など香港の6カ所に、18枚の誹謗中傷の展示物を置き、3枚一組にしてロープで欄干に縛り付けたあとすぐに帰って行った。 その隣で撮影していた白のTシャツの男性は、その年配女性を「ママ」と呼んでおり、学習者に展示内容に納得がいかなければ「警察に届ければいい」と言った。
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尖沙咀で青関会の収納箱から展示物を取り出す男性 |
昨年(2020年)末に青関会が自ら解散してからは、ほぼ毎日副会長・肖小容と陳進宝を含む、宣伝部部長・張柳清、宣伝部副部長・陳玲などの元メンバーが、法輪功の真相を伝える拠点で写真を撮ったり、迷惑行為をしたりしている。
区議会議員「市民は告発することができる」
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不法展示物を食品環境衞生署に届けるよう提案する旺角区議会議員・朱江瑋氏 |
旺角区議会議員・朱江瑋氏は3月25日、市中心部に置かれた法輪功を誹謗中傷する展示物の現場を訪れ、「この行為は個人的な行動ではなく、組織によるものだ」と語った。
区議会議員「悪質な言葉による暴力を非難する」
屯門区議会議員・蘆俊宇氏は、最近街で再び法輪功を誹謗中傷する展示物を見たことについて、「内容は事実からかけ離れており、さらに名誉毀損の要素がある」と言い、「青関会が別の形、別の方法で、コミュニティ内の法輪功への嫌がらせを行ない続けている」と述べた。
同議員は政府当局に厳格な法の執行を呼びかけた。そして「これらの展示物には名誉毀損の要素があり、地域や社会の暴力を扇動している」と語った。
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不法展示物への法の執行を呼びかける屯門区偽果議員・蘆俊宇氏 |
青関会がなぜ形式を変えているのかについて、蘆俊宇氏は「彼らは皆、これが悪事であることを知っていて、あえて責任を取らないためだ」と分析し「街頭に立っている青関会を見ても、一般の人から何らかの質問を受けても彼らは無表情だ。彼らは、人々と社会からの圧力を受けないように、この方法を使ったのだと思う」と語った。
学習者の周勝さん「これは中国共産党の終末の気が狂った表れである」
周勝さんも、この度の展示物は青関会の形を変えた嫌がらせだと認識している。中国共産党の終末の気が狂った表れで、「中共がある限り、このような方式で国民を毒害している」という。 周さんは、展示物を設置した人たちは共産党に買収されていると考えており、良心を持った市民に、法輪功を誹謗中傷する展示物に、苦情を訴えるように呼びかけ、「共産党が香港で毒をまき、香港人を毒害することは許すことはできない」と話した。
青関会の背景
香港青年関愛協会（香港青年関愛協会有限公司とも言い、略称は青関会と言う）、2012年6月香港で設立された。「法輪功迫害追跡調査国際組織」の報告によると、青関会をバックで操っているのは、中国の610弁公室と、そのコントロール下にある中国反邪教協会である。中共の元首魁・江沢民が1999年、法輪功を迫害するために設立したスパイ機構であり、政法委員会に属している。
青関会の任務は学習者の活動を妨害することであり、長期にわたり街頭で法輪功を誹謗中傷する資料を配り、法輪功の創始者を中傷し、さらに真相を伝える拠点で学習者を恐喝して暴力をふるい、治安上の事件を引き起こしている。
