湖南省の張春秋さん 網嶺刑務所に送り込まれる
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 【明慧日本2021年4月8日】湖南省益陽市の法輪功学習者・張春秋さん(58歳男性)は同省婁底市の内装会社で仕事をしていたが、2019年12月6日、婁底市婁星区公安分局の警官に連行された。そして、2020年6月11日、婁底市婁星区裁判所は張さんに3年7カ月の実刑判決を宣告した。先日、張さんは湖南省網嶺刑務所に収容された。

 張さんは法輪功を学んで、「真・善・忍」に従ってより良い人になるよう努力した。しかし、1999年7.20、中国共産党当局が気が狂ったように、法輪功への迫害を開始した。張さんは法輪功を学び続けたため何度も連行され、留置場や刑務所、労働教養所に拘禁され、迫害を加えられた。

 一、益陽市第一留置場で「跪く刑」を受ける

 2001年4月19日、張さんは警官に連行され益陽第一留置場に送られた。留置場に入ると、留置場の警官・王鉄軍は入所者のリーダー役に「この人が頑固な法輪功の人だ。死ぬほど苦しめてやれ」と指示した。

 そこで、張さんは膝をついて動けないようにされ、両腕は横に真っ直ぐ伸ばし、体の前面を壁に押しつけた状態で入所者の1人が後ろから走ってきて、いきなり右膝で張さんの背中に激突した、数回繰り返された。それで、張さんは吐血し、悲惨な声で叫んだ。

酷刑演示:毒打

拷問の再現:猛打される

 二、湖南省第一拘置センターで「電気ショックの刑」を受ける

 2002年10月1日、懲役8年の判決を受けた張さんは湖南省第一拘置センターに送られた。

 10月2日午後、大隊長・何は張さんを殴ったり蹴ったりして、「今日はお前を死ぬまで焼いてやる」と脅迫した。

 それから、何は数人の警官を連れてきたが、警官1人が2本ずつのスタンガンを持っていた。同時に張さんの頭のてっべんや胸部、陰部、足の裏などに、電気ショックを与え、皮膚を焦げさせた。頭のてっべんの電気ショックを受けた張さんは、意識を失った。目が覚めたとき、張さんは四肢が動けない状態になった。

酷刑演示:电棍电击

拷問の再現:スタンガンで電気ショックを与えられる

 三、津市刑務所で「木の板を首にかける刑」を受ける

 2003年5月17日、津市刑務所二監区の警官・周は張さんの両腕を背中に回して縛って、張さんを吊るし上げた。それから、張さんの首に細い鉄線で繋いだ約75キロの重い木の板を13時間かけ続けた。その木の板には「警官に逆らい、罪を認めない」と書かれていた。

拷問の再現:吊るされ、首に重い物をかけられる

 2008年3月19日夜、二監区の大隊長・張明の指示を受けた警官は、張さんを殴打した後、頭部も猛打した。10分間殴打された張さんは口や鼻から血が流れたが、さらに9分間殴られた。

 体があざだらけで、頭部にも傷を負った張さんは、4日間昏睡状態になった。2009年4月19日、張さんはやっと刑務所から出られた。

 四、新開舗労働教養所で人身の侮辱を受ける

 2010年2月21日、張さんは益陽市国内安全保衛部門、大通湖派出所、華閣鎮派出所の警官に連行され、家宅捜索をされた。南県留置場に拘禁された張さんはその後、労働教養処分1年9カ月を科され、湖南省新開舗労働教養所に送られた。

 教養所では、いつも、いわゆる「安全検査」の身体検査のときに、副大隊長は張さんだけに下着を脱がせ、人身的な侮辱をした。

 2011年11月21日、張さんは教養所から帰宅した。

 五、益陽市大通湖区留置場に不当に拘禁される

 張さんは教養所から帰宅して、生計を立てるため、広東省佛山へ出稼ぎに行った。

 2012年10月10日、張さんは湖南省から来た私服警官に連行され、臨時の住所も家宅捜索された。その後、益陽市へ送還され大通湖区留置場に拘禁された。2012年11月18日、張さんは解放されたが、その後、絶えず地元の政法委、610弁公室などに嫌がらせを受け、監視などで、一家の生活も困難に陥った。

 2014年4月8日、湖南省懐化市鶴城区公安分局の警官は張さんを連行して益陽市に送還し、迫害を加えた。

 六、懲役3年7カ月の実刑を受け 株洲網嶺刑務所に収容される

 2019年12月6日午前、婁底市婁星区公安分局の警官は張さんを連行して婁底市留置場に拘禁した。そして、2020年6月11日、婁底市婁星区裁判所で3年7カ月の判決を言い渡された張さんは先日、株洲市攸県にある網嶺刑務所に送り込まれたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/27/422614.html)
 
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