【明慧日本2021年4月11日】復活祭の期間中、香港の法輪功迫害の実態を伝える拠点が相次いて襲撃を受けて破壊された。 4月2日に4つの拠点が凶徒らに破壊され、法輪功学習者(以下、学習者)が警察に通報した。翌日3日も別の暴漢らが旺角と黄大仙の拠点を襲撃し、設置した真相パネルや横断幕を破壊した。そして女性の学習者は暴漢に殴り倒された。
旺角と黄大仙の真相拠点を破壊した凶徒(映像は市民が提供)
現場を撮影した市民から提供されたビデオによると、4月3日、黄大仙の真相拠点に、黒いシャツとズボンを着て、黒い帽子をかぶった男が、鋭利なナイフを持って、法輪功の真実を伝える横断幕や、真相パネルを切り裂いた後、現場を破壊し続けた。また、白いシャツにブルージーンズ、黒い帽子をかぶった別の男が、片手に黄色いビニール袋を持ち、もう片方の手に黒いスプレー缶を持って真相資料にかけた。 2人は現場にいた市民と学習者の撮影を気にせず、大胆不敵に襲い、大威張りな態度で立ち去った。
旺角と黄大仙の真相拠点を破壊した凶徒(映像は市民が提供)
同日、市民が提供した映像ビデオによると、黄大仙の真相拠点を破壊した凶徒らが、旺角の大豆街にある法輪功の真相拠点に現れ、並べていた真相資料を破壊し、黒いシャツを着た男が、女性の学習者を殴り倒した。この学習者が地面に倒れる際、大きなパネルとのぼり旗も一緒に倒れた。 白いシャツを着た男は、現場を破壊したあと逃走した。
この事件の1日前の4月2日、旺角、紅磡と湾仔など4カ所の真相拠点が悪人らに襲われ、大量の真相パネルや横断幕を破壊された。学習者は警察に通報し、警官は犯行現場を記録した。しかし、悪人らは翌日3日にも同じ行為をし、警察の存在を無視したようだ!
香港の学習者・周さん(女性)は、4月2日、旺角の真相拠点だけで経済的な損失は2万香港ドルにのぼるという。
他の学習者、中国本土の高齢者は記憶に残っていると思うが、文化大革命の「紅衛兵の造反」の5人の指導者は「党と国を愛する」ために戦っていると信じていた。しかし、文化大革命の後、この5人の指導者は全員「反革命罪」で9年~17年の懲役刑を受けた。 他にも何百万人もの紅衛兵が故郷を追われ、遠隔地の村に送られて「貧しい農民の再教育」を受けさせられた。当時の中国共産党の副主席・林彪氏は「形を変えた労働教育」と言っていた。
中国共産党は常に扇動、欺瞞、誘惑の手段を用いて人々を迫害している。前線で迫害の担い手を見つけ出し、目的を達成した後、その担い手を処分している。 紅衛兵とその5人の指導者の身に起こったことは、中国において典型的な出来事である。 現代人、特に文化大革命の被害に遭わなかった幸運な香港人や若者たちが、歴史の教訓から学び、中国共産党の手先と副葬品にならないように願っているという。