遼寧省鉄嶺市の張淑霞さん 累計13年以上の不当判決
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 【明慧日本2025年3月18日】遼寧省鉄嶺市の法輪功学習者・張淑霞さん(62)は、2024年7月に買い物をしていた際、清河区公安分局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)警官に連行され、罪を着せられた。情報によると、張さんは2024年12月に懲役2年の不当な判決を受け、現在も鉄嶺市の拘置所に拘留されている。

 張さんは法輪大法への信念を貫いたため、これまでに中国共産党(以下、中共)によって何度も労働教養処分を受け、判決を下され、不当に拘禁され、その期間は累計で13年以上に及んだ。

 張さんは1963年9月生まれで、遼寧省鉄嶺市清河区に住んでいる。1996年に法輪功を学び始め、長年患っていた神経衰弱や婦人科の病気が治癒した。「真・善・忍」の教えに従い、他人を思いやり、家族は睦まじく暮らし、近所との関係も良好であり、職場でも、近隣でも評判の良い人物である。

 しかし、中共が1999年7.20から法輪功に対して迫害を開始した後も、張さんは法輪大法の修煉を貫き、真・善・忍への信念を放棄しなかったため、中共による残酷な迫害を受けた。何度も留置場、労働教養所、刑務所などに拘禁され、累計で13年以上にわたって冤罪による拘禁を受け、その間、拷問や侮辱を受け続けた。

 張さんは2024年7月11日、市場で買い物をしていた際に清河区公安分局国保の隊長と紅旗派出所の警察に連行され、その後、鉄嶺市の留置場に拘束され続けている。警察が張さんを連行した理由は、張さんは、自分を迫害をしてきた元清河区公安分局刑事警察隊の警察官王義(現・開原市公安局国保の大隊長)及び他の警察官に対して法的に基づいて不法犯罪行為で告訴したことにある。

 2021年2月27日、中共最高裁判所の動的なウェブサイト「最高裁判所案件処理ガイドライン」は「法曹機関専用の12の罪名」を発表した。それは以下の通りである:(一)私的な利害関係で法を曲げた罪:(二)民事・行政における不当判決罪:(三)判決・決定の執行不履行罪:(四)判決・決定の執行権限乱用罪:(五)不当な仲裁罪:(六)拘束された者を不法に解放した罪:(七)職務怠慢による被拘束者の脱走罪:(八)私的な利害関係で減刑、仮釈放、保釈を不正に行った罪:(九)私的な利害関係で刑事事件を移送しなかった罪:(十)拷問による自白強要罪:(十一)暴力による証拠収集罪:(十二)監視下の人物への虐待罪。そして「冤罪や誤判を生じさせた者には責任を生涯追及する制度を確立する」と述べた。また、同日には通報ホットライン(ホットライン12337)が正式に開設された。

 張さんはその後、これまで自分を迫害した関係者の違法行為を法的に告発した。それには、馬三家労働教養所の女性第二部の所長の蘇境も含まれていた。しかし、張さんを待っていたのは、冤罪を晴らすのではなく、再び連行され、不当な判決を受け、報復を受けることだった。これはいわゆる中共の「法律」であり、真の罪犯者は中共の庇護の下で、自由に歩き回っている。

 以下は、張さんが受けた迫害の概要である

 1999年10月28日、張さんは法輪功の代弁をするために北京に行ったが、鉄嶺市駐京事務所の職員に連行され、鉄嶺市清河区公安局に連行され、鉄嶺労働教養所に不法に拘禁され、1年間の労働教養を受けた。その間、鉄嶺労働教養所では、隊長の王志斌により、電気棒で電気ショックを受け足や背中に負傷を負った。

拷問の実演:電気ショックで転向を強いる 

 2002年8月1日、張さんは地元で法輪功の無実を伝えた時、鉄嶺銀州区の警官に連行され、区公安局の4階で吊し上げられ、頭と手に電気棒で電気ショックを与えられるなどの拷問を受けた。2003年3月13日、張さんは懲役5年の不当な判決を宣告され、瀋陽女子刑務所に拘禁されていた。

 2006年10月28日午後2時過ぎ、張さんは街から帰宅途中、待ち伏せしていた2人の警官に連行され、紅旗派出所に連行された。両手を後ろに回され、背中で手錠をかけられる、冷たい鉄の椅子に10時間以上座わることを強制された。警官は2本の電気棒で張さんの口の中にショックを与え、さらに2本で腹部に電気ショックを与え、その結果、口に大きな水ぶくれができた。最終的に、張さんは1年9カ月の労働教養を受けた。

 2011年10月6日、張さんは清河で真相を伝えていた際、国保警察の王興軍に尾行され、紅旗派出所に連行されて拷問を受けた。4日後(10月9日)、国保の隊長の王興軍、趙柏峰など6人により、瀋陽の馬三家労働教養所に拘禁され、2年間の労働教養を受けた。

 2016年12月14日、張淑霞さん、呉東輝さん、楊さん(女性)の3人の法輪功学習者が清河区張相鎮で法輪功の無実が書かれたカレンダーを配布していた際、中共による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、清河区国保の大隊と張相鎮派出所の警官に連行され、鉄嶺留置場に拘禁され、冤罪を着せられた。張さんは懲役3年の判決を受け、遼寧省女子刑務所に連行され、迫害を受けた。これにより、張さんは累計で冤罪による拘禁が13年2カ月になった。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/3/5/491352.html
 
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