80代の于淑鳳さん 蘭州女子刑務所に不当拘禁され5カ月経過
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 【明慧日本2021年8月6日】(甘粛省=明慧記者)甘粛省嘉峪関(かよくかん)市の法輪功学習者(以下、学習者)于淑鳳さん(84)は2020年に不当に連行された後、懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡され、蘭州女子刑務所に拘禁された。刑務所は于さんが転向しないという理由で、家族との面会を許可しないままである。現在、于さんは拘禁されてすでに5カ月以上が経過している。

 情報筋によると、于さんの健康状態は非常に良くないという。于さんが一日も早く解放され、帰宅できるように、各界の正義の人たちに于さんの安否に注目するよう呼びかける。

 于さんは2020年の旧正月の間に「法輪大法は素晴らしい」と書かれた掲示物を掲げているところを監視カメラに撮られたため、懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡された。于さんは聴覚に障害があり、足も不自由で、自力での生活ができないにもかかわらず、蘭州女子刑務所に拘禁された。

 中国共産党による法輪功への迫害が続く中、于さんは何度も連行され、拘禁されたことがある。2006年3月25日、于さんは法輪功の資料を配布したとして連行され、8カ月以上も拘禁された後、法的手続きを経ていない状況下で秘密裏に懲役3年の実刑判決を宣告され、蘭州女子刑務所に拘禁された。刑務所で、警官らが様々な拷問を用いて于さんに法輪功を放棄させようとしたが、于さんは屈しなかった。

 甘粛省の蘭州女子刑務所に拘禁されている学習者のほとんどが、様々な形で迫害や拷問を受けている。甘粛省鎮原県太平鎮の元女性教師で、学習者の許恵仙さんは、2015年に懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡され、蘭州女子刑務所で迫害され危篤に陥った。骨と皮ばかりに痩せこけた于さんは、2016年6月18日に自宅に戻されたが、7月8日に亡くなった。亡くなる前の于さんは非常に衰弱しており、ものを言わなくなり、寝るばかりだったが、目が覚めるとイライラして自分をコントロールできない状態で、刑務所でどんな薬を飲まされたか分からないという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/7/24/428601.html)
 
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