甘粛省の馬祖福さんが再び不当拘禁
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 【明慧日本2024年12月28日】甘粛省景泰県在住の法輪功学習者・馬祖福さん(60歳男性)は、法輪功を実践しているとして11月4日に蘭州刑務所に不当に拘禁され、1年6カ月の刑に服することとなった。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 事件の経緯

 2024年7月13日、景泰県第一中学校の元中国語教師である馬さんは、甘粛省の省都である蘭州市の賃貸住宅で連行された。景泰県拘置所に拘禁されている間、馬さんはひどい鬱状態とぼんやりした状態になるほど虐待を受け、動悸が起こり、歩行も困難になった。

 8月6日に、馬さんは地元の裁判所に懲役1年6カ月の不当判決を宣告された。馬さんの精神的および身体的健康状態が悪いにもかかわらず、当局は11月4日に馬さんを蘭州刑務所に移送した。

 過去に受けた迫害

 馬さんは2000年1月4日に北京へ行き、法輪功を学ぶ権利を求めて訴えた。同年8月20日に連行され、甘粛省第一労働教養所に送られ、1年間の刑に服した。当局は刑期を80日間延長し、2001年3月に釈放した。

 2001年7月20日に、馬さんは景泰県警察の警官に再び連行され、甘粛省第一労働収容所でさらに3年間の判決を宣告された。労働収容所では、昼間は無給労働を強いられ、夜は洗脳班に参加させられた。彼と他の学習者は法輪功を放棄することを拒否したため、看守は彼らを金属製のベッドフレームの間に手錠でつなぎ、睡眠を奪い、吊るして独房に監禁した。

 2012年5月31日の夕方、景泰県警察の5人の警官が馬さんの自宅に押し寄せた。彼らは1時間以上もドアをこじ開けようとしたが、失敗した。彼らはドアをたたいたが、馬さんはドアを開けようとしなかった。午後10時頃、警察は消防車を呼び、バルコニーから馬さんの自宅に侵入した。馬さんと妻の郝国芳さん(法輪功学習者)は不当連行された。警察は、法輪功の書籍と法輪功の創始者の肖像画を押収し、その後、夫婦を景泰県警察に連行し、「トラの椅子」に拘束して尋問した。

 馬さんと郝さんは翌日、それぞれ静泰県拘置所と白銀市拘置所に移送され、それぞれ35日と37日後に保釈された。

 景泰県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官は、2012年後半にこの馬さん夫婦の事件を景泰県検察庁に提出した。検察官が証拠不十分を理由に事件を差し戻した後、警官は馬さん夫婦に不利なさらなる証拠を捏造した。

 2014年7月4日、馬さん夫婦は景泰県裁判所に召喚された。裁判官は起訴状を読み上げ、執行吏に手錠をかけるよう命じた。郝さんは白銀市拘置所に連行された。馬さんは高血圧、心臓病、胆嚢炎、胆石が見つかったため拘置所への入所を拒否された。裁判官は裁判を待つ間の保釈を承認した。判決を逃れるため、馬さんは警察から身を隠すために家を離れて暮らすことを決意したが、10年後に連行され、わずか3週間で懲役刑を宣告された。

 郝さんは2015年1月26日に懲役3年の不当判決を宣告され、2015年2月4日に蘭州女子刑務所に移送された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/11/8/484794.html
 
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