文/中国の大法弟子
【明慧日本2021年8月18日】私がどのようにして嫉妬心を取り除いたかをご紹介したいと思います。
師父は説かれています。「嫉妬心を無くさなければ正果得られないもので、そうしなければ絶対に正果を得ることはできないのです」[1]
私の嫉妬心は強く、また隠れていました。嫉妬心に気づいても、気づかないふりをしていました。私は修煉してこの嫉妬心をなくすれば、他の多くのもの、たとえば名声や私利私欲などの執着心をなくすのだと誤って思っていました。
法を暗記しようと決意したとき、師父の説法に照らし、同化していないところをすべて正そうと思いました。師父の「真修」[2]を覚えた直後、その翌日に早速試練がやってきました。
私と同じ役割を担っている同僚が、さらに専門的なトレーニングに参加するように選ばれたのです。突然、この情報を聞いて、私は動揺してしまいました。私は彼女よりも知識があり、良い仕事をしており、研修に参加するのは私だと思っていました。私はリーダーに腹が立ち、同僚にも腹が立ちました。
私は、研修に参加したかったわけではありません。研修には偽物や空っぽの理論が多く、本当に魅力を感じませんでした。結局、自分が選ばれなかったことに対して納得がいかず、自分がしてきたことを認めてもらえなかったと感じ、腹が立っていたのです。
師父は説かれています。「真に修める弟子よ、わたしがあなたに教えたものは佛を修め、道を修めるための法なのです。皆さんは常人の中の利益が損なわれたことによって、わたしに苦を訴えており、自らの常人の中での執着心を放下できないことに苦悩しているのではありません。これが修煉なのでしょうか?」[2]。前日、覚えたばかりの法がすぐに頭に浮かんできました。
私は自分自身に問いかけました。真の修煉者が持つべきものは、そのような強い嫉妬心ですか? 答えはノーです。私は師父の弟子であり、修煉して嫉妬心を取り除かなければなりません。
私は本当に同僚よりも仕事ができるのか? 必ずしもそうではありません。確かに、彼女は私よりも努力していました。私は常に他の人より悪くないと思い込んでいました。時間が経つにつれ、自分の長所だけをみて、人の長所がみえなくなっていました。
師父は修煉者の道をすべて按排してくださっています。これは師父からの嫉妬心についての試験問題だったとやっと気づきました。嫉妬心と向き合い、それを排除する時がきたのだと悟りました。私は経文「真修」を何度も繰り返し暗記し、嫉妬心を取り除くために正念を発しました。
師父は説かれています。「実は、皆さんは常人の中にある名、利、情が傷ついて苦悩を感じているとき、すでに常人の執着心を放下できずにいるのです。皆さん、必ず覚えておいてください! 修煉そのものが苦しいわけではありません。肝心なのは常人の執着を放下できないからです。あなたたちの名、利、情を放下しようとするときこそ、苦しいと感じるのです」[2]
この問題を冷静に検討し、同僚の長所をみたとき、私は彼女が選ばれるべきだと同意しました。その瞬間、私の心はパッと明るくなりました。
その夜、私は自分の体からたくさんの奇妙な形をした異物が排出される夢を見ました。長い間、夜中の胃痛に悩まされていましたが、その後すぐに消えてしまいました。
師父は私の修煉を向上させるために、このことを按排してくださいました。
師父、ありがとうございました!
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
[2] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「真修」