【国際ネット法会】香港の真相拠点を一生懸命守る(二)
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文/香港の大法弟子

 【明慧日本2021年9月9日】前文に続く

 食環署職員の暴行を阻止

 2013年4月、食環署は香港政府の指示の下で「特別行動隊」を設立して、もっぱら法輪功真相拠点の撲滅に努めました。彼らは香港の十数カ所の真相拠点を順番に回り、警察も彼らに協力し、来たら何も言わずに十数人で匪賊のように横断幕とパネルを奪い取り、その行動は早ければ数秒で終わります。奪ったらすぐ車に乗って逃げます。半年の間、1000枚余りのパネル、200枚余りの横断幕が奪われました。数年間にわたってこのような暴行が続いて、我々に多大な損害を与えました。

 真相拠点にいる同修の気持ちは非常に重いものです。青関会の悪意な破壊と、食環署の略奪、両方を防備しなければいけないのです。彼らの略奪を阻止した同修は、警察に「公務執行妨害」で逮捕され告訴されました。私の心は大きな石に押さえられているようで、とても重いのです。

 私たちの真相拠点は、メンバーの間でよく協力し合っているのでそれほど損失を蒙っていませんが、ほかの多くの拠点は人手不足のため、大きな損失を蒙りました。2013年9月、ロープウェイのメンテナンスが行われ、観光客が少なくなったため、その間に私は各真相拠点を見て回り、人手不足のところを補いました。半山観光地に設置された真相拠点は人手が足りず、私は3回行きましたが、3回も食環署の略奪に遭いました。私は片手でビデオカメラを持って現場を録画し、片手でパネルを押して、大声で真相を話して、観光客の注意を引きました。食環署は私に小さい声で「今日、我々は数枚しか奪わない、手を放して」と言い、私は大声で「だめ」と言いました。

 後に旺角の真相拠点に行くと、あれほど広い場所に、あれほど多くのパネルが置かれていますが、長期的にそこを守っているのはただ1人で、もう1人の新しい学習者が不定期に来ています。食環署が来ると、40、50枚のパネルを一気に全部奪われる事情を知って心が痛みました。帰ってからほかの同修と相談して、これから旺角の拠点に応援に行きたいと言ったら、皆は賛成しました。

 2013年9月から私は毎日旺角の真相拠点に行きました。数日後、食環署がまた来てパネルを奪おうとしたので、私は阻止しながら、大声で叫んで通行人の注意を引きました。食環署は十数人、私たちは3人しかいませんが、正念が固くてよく協力し合いました。通行人は真相拠点を囲んで、たくさんの人が写真を撮り、翌日、写真はSNSに掲載され、常人の新聞と大紀元新聞に転載されました。その結果、食環署は二度と旺角拠点に来ることがなく、他の真相拠点にも数カ月も行っていません。

 警察と「食環署」に真相を伝える

 2015年末、青関会が姿を消してから2年後に再び現れ、食環署は更にクレイジーになって、奪えなかったら横断幕をなんと切り裂きました。警察に通報しても、当時は写真を撮っていなかったため、証拠不十分として立件されませんでした。

 2016年2月末、証拠隠滅のため、食環署と警察、合わせて二十数人が前に切り裂かれた横断幕を盗もうとしました。その時、拠点に私1人しかいないため、1500香港ドル(約3万円)をかけて作った新しい横断幕は、彼らに数秒で4枚の横断幕(そのうちの1枚は、前に切り裂かれたもの)を奪われても、どうしようもありませんでした。私はすぐ警察署に行きました。

 指揮官に会って多くの真相を伝え、横断幕は中国共産党の邪悪を訴えるための訴状であり、国民に真相を伝える道具であると教えました。悲しいことに触れると涙がこみ上げてきて、警察官も同情して、私に水とティッシュを渡してくれました。数人の同修が警察署の門に横断幕を掲げて、発正念をしました。11時から夕方5時まで真相を伝え続けたので、現場の警察官は態度を大きく変え、公正に処理しました。事後、真相を知った警官の多くは昇進しました。

 世の中に偶然なことはなく、食環署も無知の中で邪悪に利用されて大法弟子を迫害していますが、実は彼らも私たちの救済を待っている哀れな衆生です。私たちの非難と怒りは悪循環になって、情勢はますます激烈になっていると思いました。これを悟った後、行動を始めました。私たちは食環署に手紙を送ったり電話をかけたりして真相を伝えて、彼らが週に1回来る時、善意を持って真相を伝えました。だんだんと彼らは変わって、横断幕を奪う回数は少なくなりました(すべての真相拠点も同じ)。海外の同修もずっと食環署に電話をかけて真相を話しています。ここ数年、食環署が横断幕を奪うことは起きていません。

 青関会の悪質な道具を除去する

 2017年10月に入って、青関会による大法に対する誹謗中傷は最も悪質な時期に入りました。彼らはいくつかの真相拠点に、法輪功の口調で香港を侮辱するような悪質な内容が書かれた道具を並べて、法輪功に対する市民の誤解と憤慨を起こそうとしました。

 2018年4月3日、彼らは私たちの拠点に来ました。私はすぐに警察に通報し、警察は何度も来て調査し証拠を取りました。私は警察にこんな悪質な道具をすぐ撤去するように要求しました。4月3日まで青関会は道具を持って他の拠点を半年も妨害し、私たちの所はもう五つ目の拠点になります。

 私たちはずっと現場の警察に真相を伝えたので、真相が分かった警察は私たちをとても尊重して、悪人の対処法を教えてくれる警官もいました。通報しても、警察はそれほど早く動いてくれなかったので、私たちは横断幕で青関会の邪悪な道具を遮りました。それで青関会は通報して、一時、真相拠点に多くの警察とパトカーが集まってきました。

 青関会の邪悪な道具には法輪功の口調で悪い内容を書いたので、多くの市民は私たちが作ったと勘違いして、我々を叱ったり罵ったり、警察に通報したりしました。私たちはただちに市民と警察に説明しました。4日の午後、警察署の指揮官は数人の警官を連れて来て、青関会に「あなたたちの行為はもう相手の情緒不安を引き起こしている。すぐに撤去しなさい」と命令しました。

 青関会は諦めないで、リーダーも来て、「今日道具を一つ外したら、明日は二つまた置くよ」と言いました。5日、彼らは大人数で来て、トラックいっぱいのゴミを運んできて真相拠点におろして、邪悪な道具を二つ並べました。私たちは横断幕でゴミを囲み、活動範囲を拡大しました。そのため周囲の市民の注目を集めたので、多くの市民が警察に通報し、昨日と違う指揮官が来ました。指揮官はとても怒って、すぐに撤去するように命じました。青関会は諦め、道具を道路の向こう側に移動させました。

 同修たちはすぐ道路の向こう側に行って横断幕を彼らの道具に被せました。車道にとても近くて危険ですので、指揮官は私たちにそこを離れろと命令しましたが、同修たちは動きませんでした。指揮官は怒って、法輪功のすべての横断幕を撤去して、全員を警察署に連行しろと部下に指示しました。部下の中で、真相を分かっている警官がいて、彼はこっそりと私に「今、上司は本気で怒っている。あなたたちの行為はあまりにも危険だ。青関会の物にちょっとでも接触したら、きっと彼らに器物損壊罪で訴えられる。その時になったら、警察はやむを得ずあなたたちに不利なことをする。今は撤退してください、次のことを私たちに任せて」と言いました。当時の状況では、もし警察に抵抗すれば、彼らの反感を買うだけです。そこで、私は同修たちを呼び戻しました。

 青関会は毎日四つ、五つの真相拠点にごみと悪質な道具を置くので、私たちは毎日各政府部門に行って真相を伝えて解決を求めていますが、なかなか警察は行動をとりません。私はRTC電話プロジェクトに助けを求めると、RTCはとても重視して、この案件のために人員を集めて香港の政府部門に電話をかけて、真相拠点のために発正念もして、ついに6月21日から青関会の姿が消えました。2020年末に、香港の学習者全体が長期に発正念をした後、青関会は完全に消えました。この8年間の正邪の戦いの中で、真相拠点を守った同修は、みんな素晴らしいです。 

 (続く)

  (2021年国際ネット法会)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/6/17/427091.html)
 
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