上級技術者の呉孟華さん 迫害され死亡
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 【明慧日本2021年11月24日】(北京市=明慧記者)北京の法輪功学習者・呉孟華さんは2020年2月14日、法輪功の資料を配布していたところ、西城徳勝派出所の警官らに連行され、検察庁に提訴された。2020年末、検察庁が呉さんに対する起訴を撤回し、「保証人を立てて尋問を待つ」処分を取り消したが、呉さんは1年以上絶え間ない嫌がらせを受けた末、2021年7月6日、46歳の若さで亡くなった。

 呉さんは南方航空のシニア技術者で、法輪功を学び、健康になっただけではなく、至る所で良い人を目指し、真面目に勤務し、好評を得た。

 2020年2月14日の夜、呉さんは外出して法輪功の資料を配り、迫害の実態を人々に伝えていたところ、西城徳勝派出所の警官らに連行され、家宅捜索を受けた。

 派出所で、呉さんが警官に従わず拇印を押さなかったため、5人の警官は無理やり呉さんの指を開いたり、足で蹴ったりして、呉さんを跪いた状態で地面に倒した。その後、呉さんは知らない場所に連れて行かれ、30時間以上も鉄の椅子に手錠をかけられていた。

 呉さんは留置場に送られる前、病院で身体検査を受けた際に迫害事実を暴き出したため、警官はテープで口を塞いだ。

 3日後、呉さんは「保証人を立てて尋問を待つ」という条件付きで帰宅した。その時、呉さんの手はまだひどく腫れていて、顔や腕のあちこちに傷があり、腕を後ろに上げることができず、足の浮腫や血便の症状が現れた。

 2020年末、検察庁は呉さんに対する起訴を撤回し、「保証人を立てて尋問を待つ」処分を取り消した。

 呉さんが帰宅してから、現地の派出所の警官と地域住民委員会の関係者は、度々嫌がらせに来て、写真を撮ったり、玄関前で24時間監視したりし、3カ月以上も続いた。

 2021年の正月明けから、安貞里派出所の警官らがまた頻繁に嫌がらせや脅迫を行い、呉さんの健康状態を悪化させた。

 2021年3月、中国共産党の「両会議」の前に、呉さんの足にひどい浮腫があり、階段を降りられなくなったにもかかわらず、警官らは呉さんの家に押し入り、暴言を吐いて家宅捜索を行い、玄関前で「両会議」が終わるまで10日間以上待ち伏せていた。

 肉体的にも精神的にも追い詰められた呉さんは、2021年7月6日、46歳の若さでこの世を去った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/20/433819.html)
 
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