師父の法に従えば、修煉は思ったほど難しくない
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 文/中国の大法弟子 智蓮

 【明慧日本2021年11月27日】私は1997年に法輪大法の修煉を始めました。師父の法の真の意味を理解したあの日以来、私は心の中で師父に従い、真の家に帰ることを誓いました。20年以上の修煉を経て、私が理解したことは、師と法を信じ、法に基づいて修煉し、一つ一つの考えや行動を法の基準で量り、法に基づいてしっかりと行うことです。修煉の道がどんなに苦難で危険であっても、私は大道を歩み、決して回り道はしません。

 私が修煉を始めて間もない頃、全国で誰もが株の売買に熱中していたことを思い出します。私もその1人で、それなりに儲けていました。師父は『済南での説法 質疑応答』の中に「株を売買すること自体は賭博であり……修煉者は決してこういうことをしてはならず……」と説かれています。それを知った私は、株の上がり下がりに関係なく、手持ちの株をすべて売ってしまいました。株をしている友人たちは、私のことを「病気だ」と言い、「落ち着いて冷静になれ」とアドバイスしてくれました。

 しかし、修煉するからには、私は師父の説かれたことに従わなければなりません。従わなければ、私は師父の弟子でもなければ、修煉者でもありません。それに、お金は徳と交換するものです。修煉者は何のためにそんなにお金が必要なのでしょうか? 修煉者にとって徳は功に演化するのです! この道理を理解してからは、これらのものを簡単に手放すことができました。

 もう一つは、家への執着を捨てたことです。当時、私も夫も会社から福利厚生としてマンションを与えられていました。どちらのマンションも100平米(約61.7畳)以上あり、立地条件も最高でした。しかし、その後、政府は夫婦で一つのマンションしか持てないと規定しました。そこで、偽装離婚をしたり、人脈を利用したりして、マンションを維持しようとする人が続出しました。しかし、このルールを破ることができた人は、非常に狡猾で、会社の上層部から一般社員まで、さらには修煉者までもがそれに関わっていました。

 夫も同じようにしたいと思っていました。彼には偽の離婚証明書を発行してくれる警官の友人がいました。条件は、私がそれに同意することでした。マンションは数百万元の価値があり、普通の人はそれを手放せるでしょうか? 一度手に入れたものを手放すのはとても難しいのです。

 私は夫に「マンションが欲しいのか、結婚生活を続けたいのか、どちらかを選んでください。離婚届の偽造には加担できません。他の人の行動はコントロールできませんが、自分の行動はコントロールできます」と言いました。夫は私を説得できず、私たちはマンションの一つを返しました。当時、マンションを返す人はほとんどいなかったので、周囲からは「バカだね」と言われました。今でもその話になると、夫は動揺します。私がとても落ち着いているのは、私は修煉者であり、すべてが必ず真実でなければならないからです。

 1999年7.20、中国共産党(以下、中共)の江沢民は法輪大法への迫害を開始しました。残酷な迫害を受けても、私は迷いませんでした。

 師父は、『カナダ法会での説法』の中で「修煉はまさに荒波が砂を洗うように……」と説かれています。

 真の修煉者はこの悪魔のような苦難の中で鍛えられ、昇華していくでしょう。私は、連行され、拘禁され、労働教養所に収容され、職場から降格、減給、解雇されたときも冷静に対処しました。職場の上司は私を説得しました。「法輪大法を修煉しないと言っても、あなたの生活や仕事に影響はありません。法輪大法を修煉したいといって、すべてを諦めるのですか? その価値はありません。信じられません!」

 私は修煉を選んだからといって、動じませんでした。私は自分が何をしているか分かっていました。私は普通の人が求めるものは追求しませんでしたが、普通の人が持っていないものを持っていました。私には師父がいて、師父がすべてを按排してくださっています。その後、私は中共から追放されました。同僚の中には不当だと言う人もいましたが、私はむしろ喜びました。当時、『共産党についての九つの論評』はまだ出版されておらず、三退はまだ始まっていませんでした。しかし、私は中共が無神論であることを知っていました。党からの除名は、私が望んでいたことでもあり、とても嬉しく、もちろん、多くの人はこのことを理解できないかもしれません。

 20年間の修煉において、良いときも悪いときも、私たちが直面したすべては選択でした。師父の説かれたことに従っていて、道を間違えたことはありませんでした。大法を選び、修煉を選び、真の故郷に戻るための修煉の道を歩むというように、どんな環境でも、どんな時でも、私は常に師父に従うことを選択してきました。

 20数年の迫害の間、どこにいても、どんな環境でも、どんな状況にあっても、師父と大法を失望させるような言動は一切ありませんでした。中共のさまざまな運動は、私とは関係ありませんでした。

 師父の教えをしっかり覚えておきましょう。

 師父は説かれています。「如何により多くの衆生を救い済度するかということであり、これは現在、大法弟子が圓満成就する過程でやり遂げなければならないことでもあります。これは大法弟子の使命であり、当然の責務であり、必ず行わなければならないことで、必ずやり遂げなければならないことです」[1]

 今、自分の歩んで来た道を振り返り、回り道をすることなく、師父の導きに従って歩んで来てよかったと思います。心の中に法がある限り、正しく考え、行動することができ、ここまで来ることができたのだと思います。

 修煉の道がどんなに長くても、私は常に三つのことをしっかり行い、法を正す師父を手伝い、自分の使命を果たし、師父と一緒に本当の家に帰ります。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法八』「二〇〇七年ニューヨーク法会での説法」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/9/6/430482.html)
 
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