【明慧日本2021年12月14日】(黒龍江省=明慧記者)黒龍江省方正県林業局高楞の法輪功学習者・曲淑霞さんは2016年12月7日、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らに連行された後、不当に懲役4年10カ月の実刑判決を宣告され、佳木斯第一留置場と黒龍江女子刑務所で非人道的な迫害を受けた。
2016年2月7日午前、曲さんは街で法輪功迫害の実態を人々に伝え、法輪功の文言が書かれたカレンダーを配布していたところ、真相が分からない人に通報された。直後に、国保の警官らが曲さんと賈連栄さんを公安局まで連行した。午後、警官らは曲さんの家に行き、すべての法輪功書籍および一部の私有物を押収し、家宅捜索の様子をカメラで撮影した。家の中は荒らされて物が散乱していた。当日の夜、賈さんは家に戻ったが、曲さんは体調を崩して病院に運ばれ、検査を受けた後に15日間拘束された。
15日間拘束された後、曲さんは佳木斯第一留置場に拘禁された。そこで、曲さんは手錠と足枷をかけられ、手足を伸ばした状態で床に固定され、口と鼻をテープで塞がれた。また、殴られたり、トイレの汚い雑巾を口に詰められたりして、前歯が抜け落ちて、顔面が腫れ上がり失明する寸前だった。曲さんは頭も負傷し、今も傷跡が残っている。
2017年4月21日、異郷の鶴立林業局で不当な裁判が行われ、曲さんは懲役4年10カ月の実刑判決を言い渡された。当時、傍聴者は誰もいなかった。
その後、曲さんはハルビン女子刑務所に移送された。刑務所で、曲さんは煉功をしていたため、受刑者らに体を持ち上げられ、地面に強く落とされたことによって、手足を骨折した。また、警官の指示に従わないとして、3人から交代で平手打ちをされ、暖房器具に縛り付けられた。
2021年10月20日、曲さんは刑務所から自宅に帰った。
曲さんは法輪功を堅持し続けたとして、かつて何度も迫害を受けたことがある。 2000年11月、曲さんは南山派出所の所長らにより連行され、高血圧の重篤な症状が現れたため、約1年後に解放された。しかし、家に帰ってからわずか2カ月で、再び連行されて留置場に拘禁された。
留置場で、曲さんは数日間連続して冷水をかけられ、殴られ蹴られて、管を挿入され塩水を注がれるなどの迫害を受けた。
2003年7、8月の頃、曲さんは他の2人の学習者と一緒に留置場から抜け出したが、再び連行され、馬三家労働教養所に4カ月半拘禁された。さらに7日間睡眠をさせず、中枢神経を破壊する薬を飲まされるなどの拷問を受けた。