文/広東省の大法弟子
【明慧日本2021年12月19日】
尊敬する師父、こんにちは!
同修の皆さん、こんにちは!
私は22年間、法輪大法の道を歩んできました。師父は私を地獄から救い出し浄化し、大法を伝授し、遠い昔の記憶を呼び覚ましてくださいました。師父のご加護と加持、鼓舞により、新しい人生を切り開くことができました。慈悲なる師父に対して、言葉で言い表せないほど、そして恩返しもしきれなほど感謝の気持ちでいっぱいです!
法輪大法資料の配布を十数年継続
法輪大法を学んで1年も経たないうち、江沢民は権力を利用し、法輪大法と大法弟子に対して過去にない残虐な迫害を発動させました。中国各地の大法弟子と同じように、私も法輪功へ迫害の実態を伝え始め、法を実証するという修煉に入りました。最初の数年は、大法のチラシ・小冊子を配り、横断幕をかけるなどで大法の真実を伝えました。その後、中国のネット封鎖を突破するソフト、大法の真実を語るDVDや大法のお守りを人々に送りました。
お守りと横断幕以外は全て夜に家で自作し、翌日の昼に職場付近で配布し、夕方の仕事の終わりには、バスに乗らずに歩きながら街の至る所、今まで配っていなかった場所に配りました。週末はバスに乗って、遠い場所へ配りに行きました。当時の私は、中国共産党の宣伝に騙されないよう、法輪大法の真実を知ってもらい、多くの人に配布したいという気持ちでした。
夫は修煉をしていませんが、大法が素晴らしいと知っているので、いつも車で私を遠いところまで送り、大法の資料を配布することに協力してくれていました。住む都市のほとんどの場所を一周し、週末には更に遠い周辺の郷や鎮に行き、大法の資料を配りました。日帰りできない場合は、そこで一泊して翌日に戻るということもありました。私たち夫婦はとても良いコンビで、週末はほとんどこのように過ごし、10年以上継続しました。
当時、邪悪な環境下で、緊張や苦難などありましたが、今振り返ってみると、辛い思い出はなく、温かさと幸せな気持ちばかりが残っています。それも師父がそばで私たちを見守ってくださっているからだと思います。
大法の真実を伝えに出かけるたびに、ラジオで交通情報を聞きますが、私たちの車は渋滞していると言われている場所でもスムーズに通れます。夫は「ラジオの渋滞情報は誤報だ」と思うほどでした。私は夫に、「すべて師父が按排してくださり、私たちは守られているからだ」と伝えました。このような経験を重ねるうちに、師父のご加護だと夫も思うようになりました。私たちは裏道を選ぶことが多いのですが、道を尋ねる際、助けてくれた人に大法のDVDを渡しています。
ある日ある村で大法の資料を配布しているとき、1人の女性から「あなたからもらったDVD 見ましたよ。とても良い内容ですね」と話をかけられました。村の入り口で彼女に道を聞いたときに渡したことを思い出し、すでに見ているとは思いませんでした。このようなこともあるのかと師父に感謝しました。
大法の資料を配り終えて帰るときも、脇道から出た途端すぐに幹線道路につながり、幹線道路をしばらく走るとスムーズに高速道路に乗れることがしばしばあり、本当にいつも驚くほど順調です。早めに資料を配り終えて村を出れば、広い野原に夕日が沈む美しい光景が見られることもありました。師父が私たちに按排してくださるのはいつも、最高なものだとしみじみ思いました。
仕事の中で大法を実証する
当局が法輪大法の迫害を開始したとき、私は大法を学び始めたばかりで、どうすれば良いかがわかず、当時の出版されていた大法の書籍は全部読みました。師父の説法を全部読み終えると、師父の偉大さと大法の偉大さを実感し、「どんなことが起きようと、大法を最後まで学び続ける。この素晴らしい大法に相応しい弟子になるために、正々堂々とした行動をしよう」と、決心しました。
この信念が出てから、体に大きなエネルギーを感じました。これは師父が与えてくださったものだと気づき、心から「どんな環境に置かれても、正々堂々と法輪大法を実証しよう。大法弟子として行うべきことは、大法の偉大さと正しさを実証することなので、まず自分の身近な所から始めよう」と、強い正念が湧きました。
その時、大法弟子に押し寄せる邪悪があまりに多く、職場でも、同僚から奇異な目で見られたり、傷つくような言葉を言われたりしました。意図的かそうでないかわかりませんが、孤立していると感じました。繁忙期で、週末も全員が残業(残業代は2倍)に招集されたのですが、私だけ声がかかりませんでした。いつもなら、残業がないのは、大法の仕事する時間が増えるから嬉しいのですが、今回は私だけ声をかけられていないので、今まで以上に孤立を感じました。
週明けの月曜日に出勤し、エレベーターに乗っていると、同僚たちは私がいないかのように、残業のことを楽しそうに話していました。私は感じたのは、ただの虐めではなく、心を破滅させようとする雰囲気でした。実際、ほとんどの同僚は意識をしていなかったし、今思い返せば、何ということはなかったように思えます。しかし、当時はまだ大法に対する学びが深くなく、迫害も始まったばかりだったので、とにかく嫌な気持ちで、朝起きても仕事へ行くのが辛かったです。
幸い当時の私は、師父の言われることに従い、嫌な気持ちがあるものの、なるべくそれを抑え、動揺しないで穏やかな気持ちを保とうとしました。仕事に行く前に、師父の「心性を向上させる」に関する説法を読んで、自分に正念を持たせ、正々堂々と行動してみせました。それによって、ある程度の恐怖心を取り除くことができました。当時の私は、「師父の言われることを聞く」という念一つだけでした。
私は自分の内に向けて、負の気持ちになる原因を探しました。一つ一つ人心を見つけては、一つずつ取り除くようにしました。私は仕事を真面目に丁寧にやりました。忙しくないときはヘッドフォンをつけて師父の説法を聞きました。人心を放下するにつれ、楽しく修煉することができ、学法の時間も増えました。「出会ったもののすべては、私の修煉のために按排されたものだ」と悟りました。
いつの間にか、働く環境も大きく変化しました。私の仕事ぶりが上司に認められ、信頼されるようになりました。翌年の正月前には給料が2倍に上がり、プロジェクトリーダーに昇格しました。実は、私は「リーダー」になることに抵抗感があって、昇進を断ったのですが、断り切れませんでした。
師父は「修は己にありて、功は師にあり」[1]とおっしゃいました。本当に師父のおしゃる通りでした。
それから、私は同僚たちに法輪功が迫害されている実態を伝え始めました。1人目の同僚に話した後、その同僚は私に、「あなたが学んでいるなら、法輪功はきっと良い功法なのだと思います」と言いました。その瞬間、私は強いエネルギーに包まれた感じがし、師父が私を励ましてくださっているとわかり、感動しました。
ある日、違う同僚から「法輪功についてあなたが言っていることとテレビで言われていることは違うね」と言われました。私は彼女に、「テレビで言っていることは、すべて嘘です。すべて誹謗中傷です」と伝えました。同僚の反応から、「大法弟子の行動は大法のイメージを体現しており、大法弟子の存在自体が大法を実証することができる」と理解しました。私たち修煉者が正しい道を歩めば、テレビで宣伝している大法に対する嘘を暴くことにつながるのだとわかりました。私たちの行動は、身近な人が救われるかどうかに大きく関係するので、自分を修め、心性を向上させ、大法の真実を伝えることがいかに大切か気付かされました。
法輪大法を修煉することの素晴らしさを感じさせる多くの出来事が自分の身に起き、正々堂々と大法を実証するという信念が持てるようになりました。
家庭で大法を実証する
迫害が始まった当初、夫は私の修煉に反対はしていませんでしたが、中国共産党の法輪大法に対する誹謗中傷には毒されていました。それで、私は「まず自分の行いを正すことにしよう。家族でさえ法輪大法の素晴らしさを認識できなかったら、誰に法輪大法の良さを信じてもらえるだろう」と思ったのです。
そこで、私は夫に法輪功が迫害されている実態を話すことにしました。しかし、自分の当時の次元で夫に話しても、口論になってしまう始末でした。学法を重ね、大法の法理がわかるようになって、再度夫に大法の真実を伝えても、やはり口論ばかりでした。繰り返す口論の中で、私は常に自分の内を探して自分を修め、考え方や態度などを調整していきました。そうするにつれ、夫は徐々に口論しながらも、話を聞いくれるようになったと気づきました。そして、更に少し向上してから、夫に伝えると、夫は再び理解しなくなり、口論になってしまいました。このようにして、夫は私の修煉に合わせて変化し、今に至っています。
前述の通り、家での修煉環境は大法が迫害される前と変わっていませんが、夫は他の人に「テレビで言うような法輪功のことは、妻の身には一度も起こっていませんよ」と話したそうです。これを聞いて、夫の優しい一面を知ることができ、さらに、大法の時実を伝える大切さに気づきました。大法の資料を配布する度に、夫は車で送ってくれるだけでなく、他のことも色々手伝ってくれて、本当助かっています。
ある日、警察から家に電話がかかってきて、私はしばらく気分が良くありませんでした。夫が「怖がらないで、僕もいるよ!」と言ってくれて、暖かい気持ちになりました。というのも、警察から電話があった後、派出所の警官が個人情報を収集するために、戸籍を調べることを口実に家に来たり、マンション管理人を装って家に来たりしました。住民委員会の人が戸籍調査や登録などで家に来たときは、たいてい夫が対応していました。ある日、住民委員会の人が登録と書類の確認に加え、写真を撮りたいと言い出したので、夫はそれを拒否した所、「協力しないなら、派出所の警官を呼ぶぞ」と脅されました。 夫は、「誰でもいいから来なさい! 法律を犯していないし、協力する義務もない!」と突っ張り返してドアを閉めました。
私もそのことに心が揺るがされず、ただ師父の教えに従って、無条件に自分の内に向けて探し、恐れる心を取り除き、自分を正しました。その後、彼らは二度と来ることがありませんでした。「私はあなたたちが管理する人ではない!」という思いがよく頭に浮かんでいました。 私と夫は事前に話し合わせなくても息がピッタリすることも多々ありました。師父の言われることに従い、大法が求めることを実行すれば、奇跡が起こると実感しました。これらのことによって、師父と大法に対する確固たる信頼感を高めてくれました。
ある日、同修と一緒に大法を中傷する表示板を撤去しに行き、夫に車の運転を手伝ってもらいました。そこで、私たちは警備員に発見され、110番通報されました。人ごみの中で私の方へ微笑んでいる夫を見て、夫からの支えを感じました。
派出所に連行された後、師父が私に覆い被さり、人心や雑念が抑えられたように感じました。当時の私は、「ここは私の居場所ではない。師父もこの迫害を認められないし、私も認めない」という思いしかありませんでした。師父の加持を受けて、私の頭には正念がありました。
心の中で師父に「師父、弟子がよく修煉できていないから恥ずかしいですが、私から大法の真実を聞いて、大法が素晴らしいと信じている家族、友人、同僚たちに、私が迫害されることによって、大法に対する悪いイメージを与えないようにしたいのです。私に、よくできていないことがあれば、修煉の中で正し、どんな理由があっても迫害を認めません。ここは私の居場所ではないので、ここにはいられません。 師父、弟子を外に出してください。お願いします」と言いました。
師父と大法を信じるという思いがあったからこそ、1時間後私と同修は堂々と派出所から出ることができたのです。外に出ると、パトカーを追いかけてきた夫の姿が見えました。夫は知り合いに電話をかけて私たちを救う方法を探っていたそうです。夫は私たちの姿を見て驚き、「どうやって出てきたの?」と聞いてきて、私は迷わずに、「師父が私たちを救ってくださった」と答えました。これが、私の心からの本音でした。
この事件の後、夫は私を責めることも、文句を言うことも、今後どう気をつけるべきかを言うこともありませんでした。今回の事件では、夫は私に何のプレッシャーもかけませんでした。かえって、私が恐怖心を起こさないように、「大丈夫だよ。もう終わることだよ」と慰めていました。それは「夫の口を借りて、私を慰め、励ましてくださったのは師父だ」とわかっています。この事件から、夫が正義を持っていること、責任感があること、そして大法を理解して、大法と大法弟子を尊重していることがわかりました。
(続く)
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
(明慧ネット第18回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)