内に向け非を探し、より多くの人を救う
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文/ニューヨークの大法弟子

 【明慧日本2021年12月22日】私はもうすぐ80歳になります。私は幸運にも、1995年初めに法輪大法の修煉を始めました。大法を得た当時、私はあらゆる種類の病気に苦しんでおり、死にかけていました。大法を修得してから、3カ月も経たないうちに全身の病気が治り、ぼやけた視界だったのが完全に回復しました。80歳近くになった今でも、どんなに小さな字でもはっきりと読むことができます。腰の椎間板ヘルニアでできた90度のこぶなどもまっすぐになりました。

 私は2014年に渡米しました。ここで法輪功迫害の真実を伝えることは、決めた時間内で行うのですが、中国での自分のやり方に慣れていたため、自由が制限されているように感じました。その過程で、圧倒されるような理解しがたい出来事にも遭遇し、強く打ちのめされました。

 私は、これまで同修との葛藤もなく、みんなと仲が良く、問題が発生したときに内に向けて探す習慣を身につけることはありませんでした。これは、心性をしっかり修めていない大きな抜け穴でした。問題に遭遇したとき、外に向けてばかり非を探すと、そうすればするほど、自分が望んでいない問題が現れたり遭遇したりします。表面的には、他の同修との争いや葛藤は一度もありませんでしたが、しかし心の奥には、強く我慢した苦痛がありました。このような状況下で、私はずっと精進できず、師父が要求された三つのことがしっかり出来ていませんでした。しかも何年も続いていました。本当に師父に顔向けできないと思いました。

 ある日、学法している際、師父はこのように説かれていたのです。「したがって、今後煉功する際、さまざまな苦難に遭うでしょう。それらの苦難がなければ、修煉がどうやってできるでしょうか? 誰もが和気藹々としており、利益についての衝突や心が乱されることもなく、ただそこに坐っているだけで、心性が高まることになるでしょうか? そんなことはまずありえません。人間は実践の中で本当に自分を錬磨しないかぎり、向上することはありえません」[1]

「やはりわれわれ中国人だ、中国という土地は大根基の人、大徳の士が現われるところだ、といい気になっています。実は多くの人がそのわけ、つまり中国という土地からどうして大徳の士が現われるのか、どうして高い功を修煉できるのかを知りません。多くの人は高い次元にいる人の言った言葉の本当の意味を知らず、高い次元、高い境地にいる人がどんな境地にいるのか、彼の思想状態がどんなところにあるのか、などについて何も知らないのです。どういう意味なのかはともかくとして、皆さん考えてみてください。われわれが言っているように、最も複雑な人間の群れ、最も複雑な環境においてこそはじめて高い功を修煉して得ることができるのです。こういうことなのです」[1]

 私は全身が震え、思考が急に明るくなって、これはまさに真の修煉にふさわしい環境だと分かりました。この道理を悟った後、私の今までの不平不満の心が、師父によって完全に取り除かれました。本当に初めて法を得たような感動を覚え、もっと法を学び、法から自分を正し、より三つのことを行う決意をしました。

 2015年から、エポックタイムズの新聞配布や新聞ボックススタンドの回収をボランティアで行っています。また、情報広告パネルの展示を専門的に担当する同修も4、5人います。ある日、広告宣伝部の責任者から、新聞配達と展示板の回収を手伝ってほしいと頼まれました。カートを引き、展示板や鉄骨を運び、テーブルを持ち上げている同修たちの姿はなかなか大変そうでした。数日手伝った後、私が改善すれば、これらのタスクを一人で行うことが可能であると思いました。そうすれば3、4人の人材を節約でき、他のプロジェクトに関わることができるとわかったのです。

 そこで、エポックタイムズ広告部の担当者に自分の考えを伝えると、彼女はとても喜んでくれました。すぐに私は専従担当になり、さらに2人を割り当ててくれることになりました。私は「ツールカートさえあれば、少し辛くても1人でも出来ます」と話しました。

 こうして、2017年から週6~7日、フラッシングの地下鉄入口の横に毎日広告パネルを掲示し、『エポックタイムズ』を配布するようになったのです。私が1人で二つの仕事を引き受けることによって、人力資源の節約ができました。日中は法輪功迫害の真実を伝えに行き、夜は学法してからプラットフォームで真相電話をかけます。ちょっと大変ですが、毎日いろいろな考えを持った人と出会います。私が迫害の真実を伝える中で一般の縁のある人たちと知り合い、その中の何人かが法を得て、良き修煉仲間となっています。

 ある曾さんという女性は法を得た後、大法はとても素晴らしく偉大だと感じ、すべての家族や友人たちに法の素晴らしさを伝えました。今では、彼女の母親も妹も大法を修煉しており、とてもに精進しています。また、大法の本『轉法輪』を5冊も注文しました。このようして私が出かけ、心を込めて人々を救っている限り、師父は真相を聞く運命の人を按排してくださるということを知っています。

 師父の慈愛に満ちた保護の下この20年間の修煉の過程で、私の周りでは多くの不思議な物語が起こり、世間の人たちも大法の奇跡と偉大さを目の当たりにすることになるのです。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/12/9/434511.html)
 
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