文/中国の大法弟子
【明慧日本2022年1月10日】私は別の学習者とともに、ある大学に法輪功迫害に関する資料を配りに行きました。私たちは二手に分かれ、それぞれの地域をカバーしました。しばらくして、パトカーが私に近づいてきました。警官が「友人を探しているのでしょう。乗ってください、友人のところに連れて行きます」と言いました。
私は大学の近くの派出所に連れて行かれました。そこには、もう1人の同修が少し緊張した面持ちでいました。私は、彼女に正念を発しようと念を押しました。しばらく正念を送り続けていると、2人とも落ち着いてきました。
若い警官がやってきて、どこの区から来たのかと聞いてきました。警官は「あなた達は、派出所にくるべきではありません。2人は家で正念を発するべきです」と言いました。私は「ここでできますから」と言いました。すると警官は私たちだけにしてくれて外に出て行きました。
その後、地区の派出所から3人の警官が迎えに来てくれました。車の中で、私は警官たちに法輪功迫害の実態を伝えた後、「歌を歌ってもいいですか?」と聞きました。すると所長は、「いいよ、どうぞ」と言ってくれました。
そこで私は、ある同修が作った歌を歌いました。その歌はこうです。
「風雨同舟」(風雨のさなか同じ舟に乗り合わす→力を合わせて困難を乗り切る)
修煉の旅路のずっと先で
心中には本当の家に帰るための願いがある
大法の真理を広める
私たちは決して歩みを止めない
私たちの心には慈愛が根付いています
私たちの信念は決して変わらない
大法弟子たちの心は繋がっている
真理への窓を開いた
心に根ざした法輪大法
法輪大法は生命を永遠のものにする
慈愛の心が私たちに寄り添ってくれた
真・善・忍は衆生を救う
私が歌っている間、警官たちは静かにしていました。地元の派出所では、私たちは取り調べを受けることなく、午後には釈放されました。
家に帰ると、家族から「所長は、あなたたちの心に大法が根付いているから、法輪大法の修煉をやめさせることはできないと言った、そのまま家で煉功させて下さい」と言っていたと聞きました。
翌日、もう1人の修煉者が私の家に来ました。彼女は、大学の近くにある派出所にバイクの返還を求めに行きたいと言いました。最初は不安でしたが、その修煉者の強い正念に励まされ、一緒に行きました。
私は外で正念を発し、修煉者は派出所に入り、警官と話をしました。すると彼女は、地元の派出所が同意すれば、バイクを返してくれると言いました。私たちは地元の派出所に行き、協力をお願いしました。警官が電話をかけてきて、バイクを取りに行ってもいいと言ってくれました。問題なくバイクを受け取ることができました。
家に帰ると、娘が心配して「今後、法輪功迫害の真実を伝えるために外出するのは控えてほしい」と言いました。私は「今、派出所に行って同修のバイクを返してもらったよ」と言いました。娘は驚いた表情で聞きました、「派出所からバイクを取り戻したの?」
私は、師父は私たちのために、すべてをうまく按排してくださっているのだと思いました。師を信じ、正念を持てば、明るい未来が開けるのです。