文/中国の大法弟子
【明慧日本2021年3月20日】私たち家族全員は大きな苦しみと苦難を身をもって経験した後、法輪大法を修煉することで喜びと幸福を見出し、大法の奇跡を目にしました! 窮地に追い詰められた時に九死に一生を得、窮地に追い詰められる中でも道が開け、幸福が突然やってきたような感じは信じられませんでした。
巨大な関と難
21年前(訳注:1998年)、私は30歳で、さまざまなすばらしい人生を考えながら、業力に満ちた俗世間の中で懸命に働いていました。あらゆる思案を尽くして伝手を求めコネを探し、それを利用して、転勤を命ぜられ、生活環境や条件を改善するために、ようやく夫が良い職場に異動することになりました。私も教育部門から市の電力会社に移る準備をし、私達 にはまた賢くて活発な息子もいました。同年代の人は私たちを羨ましがりました。
しかし、人生は予測不能であり、幸福よりも不幸の方が多いのが常でした。
その年(訳注:1998年)の春、29歳の夫が北京協和医院で悪性腫瘍と診断されました。診断された瞬間、空が崩れたかのように、私の心は折れそうになり、極度の苦痛で私は夫に気づかれないように病院の廊下で声をあげて泣き、泣き疲れてから、病室に入って夫の世話をしました。真っ赤に腫れ上がった私の目を見て、夫が「風邪をひいていませんか? それとも子供がいなくて寂しいの? なぜ泣いているように見えるの?」と尋ねてきました。私はリラックスしたふりをして、笑顔で夫に「ああ、ちょっと風邪をひいたみたい」と答えました。
そのうちに身近な人を失う恐怖が、時々私の心を縮ませ震えさせました。夫は手術後まだ傷口が完治しておらず、夫には夫の病状を隠しておかなければならず、双方の高齢者(訳注:舅姑)もショックに耐えられないのではないかと心配し、隠す必要もあり、話す相手もおらず、ただ妹にだけ話しました。妹は私と一緒に泣き、私と一緒に耐えてくれました。まもなく夫を失うことを思うと、これからの日々のことが心配になり、幼い子供のことを思うと、自分の人生はどうしてこんなに苦しいのかと思いました。北京の人通りの少ない街角に隠れて静かに泣くことしかできず、心の中で神に向かって泣き叫びました……。無神論に洗脳されていた私に、大難がふりかかってきた時、神に希望を託し、夫が生き延びて病気から解放されるようにお願いするとは思いもしませんでした。
北京に5カ月ほど滞在し、その時は時間があれば、朝早くから雍和宮(訳注:北京にあるラマ教寺院)に行き焼香しては拝み、毎回一番乗りで、和尚がドアを開けるのをじっと待っていました。毎回長い時間待たなければならず、焼香する人たちが続々と到着してくるからでした。廟に入ると、私は佛像を拝み、お経を唱える和尚を拝み、一日に何度拝んだかわかりませんでした。
北京から帰った後、治療をしながら、いろいろなところで占ってもらいました。どんなに頑張っても、献身的な努力をしても、私は失望と苦痛を少しも軽減することができず、夫の健康状態は日に日に悪化していきました。息子はまだ4歳になっておらず、以前は1人で遊びに行かせるのが怖かったのですが、その時はもう面倒を見ることができなかったので、あえて1人で外出させていました。
治療には多額のお金が必要で、私は至る所でお金を借り、土下座してでもお願いしたいくらいでした。親戚はまもなく発生する不幸を予測し、私の返済能力を心配し、あえてお金を貸してくれず、私は銀行へ行って家を抵当に入れて融資を受けました。借りたお金は、一度北京に再検査に行き薬を買っただけで使い果たしてしまい、何も持たずに帰ってきました。声のない涙がいつも深夜にとめどなく流れ、 大切な人の病気や経済的なプレッシャーで私は絶望的になり、希望も出口もないと感じていました。
愛する人が闘病中に亡くなってしまうという恐怖と脅威がますます現実味を帯びてきていました。私の耳に入ってくるのは、心を大きくして治療費の借金をやめ治療を控えめにし私の息子のために強く元気に生きなければならず体を壊したら子供はどうなるか……、という友人や家族からの優しい慰めの言葉ばかりでした。
しかし、お金を節約するために治療を控えるのは嫌だったので、希望を持って方法を考え走り続け、夫のために医療を求め続け、その間神々に祈り続けていました。
険しい道で九死に一生を得る
大きな難の中での私の敬虔な心は、ついに蒼天を感動させ、神の祝福と恩恵を受けました。
ある日突然、生徒の父兄が私の家に来て、私に「ご主人の重い病気も、法輪功の前では何でもなく、法輪功は病気治療と健康保持に不思議な効果があります」とアドバイスしてくれました。その父兄は私に法輪功の修煉を勧めました。私は試してみたかったのですが、夫は「そんな不思議なことがあるものか?」と言って信じませんでした。私も「有名な病院でも治らないのに、煉功で治るのか?」と疑いました。
しかしこの父兄の真摯な態度や話し方と確固としたまなざしから、私は少し信じ、多くの疑問と不信感がありましたが、夫に「試してみましょう」と勧めました。
そこで私がまず本を読み煉功しました。その時私は『轉法輪』を数ページ読んだだけで、法輪大法の博大で深遠な法理に心を奪われました。人にはどうして病気や災害や困難や正しいことと間違ったことがあるのかがわかり、人はどのように生きるべきなのかを私は理解し、人が生きる真の目的と意味を知った時、私はすでに苦しみを忘れてしまっていました。
特に数日間の煉功で、私の体に不思議な感覚があり、頭、手のひら、腹部の周りで、法輪が高速に回転するのを感じることができ、正転9回、反転9回、これは本当に自分自身の体験であり、夜歩くと、きれいな法輪が私の周りを飛んでいるのが見え、他の時空の美しい音楽を聴くことができました……。私は自分自身で大法の奇跡と殊勝さを目の当たりに体験し、法輪功に対して心から信用し、夫に法輪功を修煉するよう説得することにしました。
その日の夜のことははっきりと覚えているのですが、夫は悲しい顔をしてベッドに座り、ままごとに集中している子供を見ながら涙を流し、苦しそうに息を詰まらせながら「自分の健康には気をつけなければ、これからは子供の面倒を見ることが大切だ」と私にアドバイスしてくれました。さらに「私は死ぬことを恐れておらず、この子はまだ幼いので、私が死んだら、あまりにもかわいそうだから、あなたは再び家族を持たなければならない」と言いました。そう言いながらすすり泣きを始め、絶えず涙をぬぐいました。子供は家の中で起こっていることや自分が直面していることについてさっぱりわからず、やはり幸せで屈託のない生活を送っていました。
私は涙を流しながら夫に「子供を手放すことができないのなら、子供のために法輪功を修煉してみましょうよ」と勧めました。このようにして夫は煉功することを約束しました。
法輪大法を修煉してわずか6カ月で、再発した夫の腫瘍が消え、完全に治癒しました! 夫も家族も私も大喜びしました。もちろん北京に行って再検査する必要もありませんでした。ある日子供が私に「ママ、どうしてパパに混合腫瘍ができないの? もしできたら、また北京に遊びに行こうよ!」と尋ねました。子供の言葉にその場にいた人が笑ったり泣いたりしました。
すべての現実に向き合い、私は驚き、それ以上に震撼しました。全人類のすべての書物をひっくり返してもこの奇跡的な出来事の理由を見つけることはできませんでした。私は「自分はどうしてこんなに幸せか、大法と縁を結ぶことができたなんて」と感嘆しました。その後に起きた更に奇跡的な出来事の中で、私は大法と一緒にいることの計り知れない名誉、誇り、幸福感を感じ、私の大法に対する確固たる信念が強まっていきました。
偉大な佛法は、その威力がこの上なく巨大であり、無神論の毒害、進化論の嘘、科学の変異した誘導など、正しくないすべてはもはや私に影響を与えず、私は明らかに自分を導き、師父のご加持の下で法を正す修煉の道を着実に歩み始めました。
夫の体も奇跡的に回復し、飲食もできるようになり、まもなくいつも通りに仕事に行けるようになりました。それ以来、悲しみや絶望と為す術もない苦しみから私たちは解放され、壊れかけていた家庭に生きるチャンスが与えられました。その時の楽しくて楽な気持ちは言葉では言い表せませんでした! 私たち家族全員が喜びでいっぱいになりました。
夫が法輪大法を修煉した結果、起死回生した奇跡について、当時の政府機関、検察庁、発電所、防疫所、学校などの企業および事業団体の多くの人がみな、九死に一生を得た奇跡的な話を私の家に来て聞きました。そして私たちと大きな喜びを分かち合いこの奇跡の真実の表れを実感し、私の家族は毎日楽しげな声や笑い声に包まれました。周りで修煉する人がどんどん多くなり、私の祖母、父親、母親、姉、妹、義母、叔母、夫の妹、義弟など、およびそれぞれの家の子供がみな続いて大法の修煉に入り、重病の人も奇跡的に回復しました。法輪大法は私の家にこのような厚い恩恵を与えてくださり、家族全員が師父に対して感謝にたえませんでした。
現在(訳注:2021年5月)まで、夫の体はとても健康で、20年以上一度も薬を飲んでおらず、法輪大法が夫を救い実際に夫に第二の人生を与えたことは、職場の誰もが知っていました!
迫害
私と夫が修煉を始めて10カ月も経っていない時に、中国共産党(以下、中共)による大法と大法弟子に対する残忍な迫害が始まりました。その直後私は職場によって不当に仕事を解雇され、さらに不当に刑務所に投獄され、幼い子供は世話をする人がおらず、大きな苦難が再び私の家に訪れました。
法輪大法は中共の無神論の不条理さを暴露し実証しました。夫の体に起きた奇跡は夫の近くにいた人たちに江沢民一派による法輪功迫害の根本原因を見抜かせました。
大法の威力と師父の慈悲なるご加持のおかげで、嵐の中で私は煉磨して確固とした大法弟子になり、様々な方法での迫害を受けましたが、苦難の中でも私は大法への信仰を捨てませんでした。この悪の波が息子の成長にしっかりと付いてきており、子供が幼稚園から、小学校、中学校まで、優しく無邪気な息子の童心は毎日恐怖と混乱の中にあり、幼い子供が経験すべきではなく、耐えられないような苦難と苦痛を味わっていました。子供は何度も警察に直接相対さなければならず、二度も私と一緒に公安局に連行されました。
一度などは警察による私に対する連行と殴打を子供が自分の目で見て、子供は恐怖のあまり大声で泣き「おじさん、お母さんを叩かないで……」と泣き叫びました。警官は子供の泣き声に同情するどころか、警官の一人が子供に駆け寄り別の部屋に引きずり込んで脅し、私が誰と連絡を取っているかを子供に言わせようとしました……。
さらにある時、親戚数人が子供の5歳の誕生日を準備をしていたところ、警官数人が乱入してきて何も言わせずに私を連行して連れていき、 子供はまだ幼く、制御不能になったかのようにパトカーを追いかけ、為す術もなく飛び跳ねながら泣き、足を踏み鳴らしながら大声で泣きました……。
この迫害は幼い子供に甚大な精神的ダメージを与え、子供に対する教育をはじめとする生活面で取り返しのつかないダメージを与えました。ある時子供は私に「みんなは迫害されている、迫害されていると言うけど、本当に迫害されているのは僕なんだ!」と言いました。その言葉を聞いて、私は胸がえぐられるような思いでした。最も心が痛んだのは、世人をも欺く嘘が子供の心を毒害し、幼い子供がますます私に抵抗するようになり、加えて紅い塵の濁世の汚染とともに、次第に成長していった子供は、だんだんと大法の修煉から離れ、酒やタバコに溺れ、お金や快楽を追い求めるようになったことでした。私は子供が「真・善・忍」から少しずつ離れ、腐敗した世の濁流に乗って滑り落ちていくのを、為すすべもなく見ていました。
喜びを分かつ
昨年(訳注:2018年)子供は結婚しました。人々は「お嫁さんはモデルのようで、息子さんはスターのようだ」と称賛して言いました。しかし、息子は迫害の中で極端に心の狭い性格になり、他の人を容認できずまた他の人を思いやることができず、そのためにいつも嫁と喧嘩し、善良な嫁は苦しい生活を送ることになってしまいました。夫と私は「大法だけが彼女を解放することができ、人生の真の目的を彼女に見つけさせることができる」ことを知っていました。そこで息子の嫁に大法修煉に入るよう勧めることにしました。
息子と息子の嫁が一緒になった当初、息子は私たちが息子の嫁に法輪大法のことを話すことに強く反対し、そのため息子の嫁は私たちが大法を修煉していることをまったく知りませんでした。ある時、息子と嫁が再び喧嘩をし、私と夫は協力し、息子の嫁に法輪大法が人の運命を変えることができる唯一の徳の高い大法であること、大法はどのようにしてよい人になるように人を導くのか、壊れた家庭がみな大法の修煉によって再建されたことを説明しました。道理をわきまえている嫁はとても善良で、大法の真相を聞いた後に気持ちが楽になり、さらに大法を修煉しようという念が生まれたのが見て取れました。
大法を修煉している若い夫婦が私の息子と嫁と縁が結ばれるように按排してくださった師父のご慈悲に感謝申し上げます。その若い夫婦の献身的な努力の下、ごく短期間のうちに、息子はすぐに目覚め、嫁と一緒に大法修煉に入りました。
この素晴らしい知らせを知った瞬間、私の気持ちは言葉では言い表せず、奇跡と幸せがあっという間にやって来て、 喜びと涙が溢れ、師父の弟子に対するさまざまなご加護と無量なご慈悲に感謝申し上げました!
宇宙の大法を得た幸せは億万の黄金と宝石でも買えませんでした。私の記憶の中ではこれほどの喜びと幸せを感じたことはなく、心配事や悩み事もすべて一瞬にして洗い流されてしまいました。息子と嫁は大法弟子になり、二人とも返本帰真の道を歩み、大法によって自分をきれいに浄化し始め、私は何を心配すればいいのでしょうか?
私は魔難の中を歩み、嵐の中を歩み、雨上がりの美しい虹と光り輝く太陽を見ました。新年を迎え、私は師父に「慈悲なる師父、こんにちは! 弟子の家族は師父のご慈悲にどのような言葉で感謝していいかわかりません。私たちは世界で一番幸せな家族であり、なぜなら私たち家族全員がみな修煉しているからです。私たちには師父がいらっしゃり、修煉を導いてくださる大法があり、私たちは返本帰真の道を歩みます。弟子はいつも師父のことを思っており、私たちは師父に新年のご挨拶を申し上げます!」とご挨拶を書きました。
大法修煉に入ってからの息子は、寛容で穏やかになり、両親の面倒を見ることができるようになり、両親とコミュニケーションが取れるようになりました。私たちの間には共通の話題がありました。
息子と嫁は修煉を始めたその日から、内に向けて探すことができるようになり、今では2人は二度と喧嘩をしなくなりました。息子の嫁はさらに美しくなり、毎日優しい笑顔を見せ、嫁は「このようなすばらしい功法を私は手に入れ、私はもっと多くの人に伝えたいと思っています」と言いました。息子はさらにハンサムになり、心からの幸福と喜びが他の人を遠ざけるその冷たさに取って代わりました。私たち家族全員がみな「真・善・忍」という高い基準の要求に基づいて自分の言行を律し、大きな苦しみや苦難を経験した後に広大な佛恩の法の光を浴びました。そして、かわいい赤ちゃんがまもなく誕生します。
以上が私の自らの体験であり、少しも誇張や想像はなく、法輪大法はすばらしいです! 是非法輪功を自ら理解し「轉法輪」を読んでみてください、これが私の切なる願いです! 皆さんにも法輪大法のご加護と恩恵があることを願っています。