蘭州市の張萍さん 残酷な拷問うける
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 【明慧日本2022年7月14日】甘粛省蘭州市の法輪功学習者・張萍さん(53歳女性)は5月9日、街で人々に法輪功が迫害されている実態を伝えたとき、警官に連行され、蘭州市第一留置場に送られた。留置場でひどい拷問を加えられ、苦しめられた張さんは先日、不当に逮捕令状を発付された。

 張さんは甘粛省信託投資証券会社の職員だった。心身ともに鍛える気功「法輪功」を学んでいるとの理由で、張さんは2006年、蘭州市第一留置場に拘禁された。何度も断食して迫害に抗議を行った張さんは、そのたびに灌食をされた。2006年4月中旬、経鼻胃管挿入された張さんは嘔吐が止まらず、8日目になって、病院に搬送された。病院に運ばれるまで、張さんは片腕を腰から、もう片方の腕を肩から背中に回されて手錠で繋がれ、足枷もつけられた。この迫害によって、張さんは失禁になってしまった。

 その後、懲役5年の判決を下され、張さんは2006年12月18日、留置場から女子刑務所に移送された。

'中共酷刑示意图:背铐'

拷問のイメージ図:両腕を背中に回されて手錠で繋がれる

 5月9日、人々に法輪功について伝えていた張さんは、私服警官に尾行された。張さんはバスから降りた途端、蘭州市公安局の国内安全保衛部門の警官3人によって連行された。警官らは張さんを連れて張さんの家に行き、家宅捜索をした。その後、張さんは蘭州市公安局の5階に送られ拘禁された。

 5月11日、張さんは蘭州市九州第一留置場に送られた。5月16日、そこで法輪功の功法を練習したため、張さんは警官らに「背穿」(跪く姿勢で、両手を後ろに回して手錠をかけ、足かせもつけ、そして、足かせと手錠は長さ10cmの8号ワイヤーで繋がれる。しゃがむことも立ち上がることも横になることもできない状態になる)というひどい拷問を20日間受けた。その間、張さんは毎日、少量の水しか与えられず、トイレのときは人の補助が必要となるが、それも許されなかった。

 2022年6月8日、張さんは留置場の第十三隊に移された。6月24日から、張さんは警官に長時間しゃがむ姿勢を強要され、苦しめられた。

 張さんは毎日、昼と夜の2回の当直(1回で2時間立ちっぱなし)を強いられたため、足が腫れ上がった。警官は「お前をまた『背穿』で苦しめてやる」と脅迫した。

 蘭州市城関区検察庁は張さんに逮捕令状を発付した。

 張さんは蘭州市で一人暮らしだったため、日用品や着替えも送る人がいない状態である。

 蘭州市第一留置場は法輪功学習者に対して、最も残酷な拷問である「背穿」を使っている。断食して迫害を抗議する学習者には野蛮な灌食を行い、胃に濃度の高い塩水を注入している。

中共酷刑示意图:“穿后刑”——将人双手背铐、双膝下跪、双脚戴脚镣,同时将手铐、脚镣用铁丝最短距离串起来

拷問のイメージ図:「背穿」

 現在、蘭州市第一留置場十三隊に張さんを含む8人の学習者が拘禁されている。十四隊に5人の学習者が拘禁されているという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/7/7/445888.html)
 
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