【慶祝513】 90歳のお年寄りが心からの言葉を念じ二つの劫難を乗り切る
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文/中国の大法弟子 心清

 【明慧日本2022年7月20日】私に親戚のおばがいます。おばは学校に行ったことがなく、纏足をしており、娘が一人います。私はおばの娘のことを兄嫁と呼んでいました。兄嫁が家庭を築いてからは、おばは娘(訳注:兄嫁)と同居するようになりました。

 おばはこれまで多くの苦しみを味わってきましたが、病気とは無縁でした。しかし、94歳の時に食道腫瘍、97歳の時に腰の大腿骨を骨折し、これらの命をなくしかねない苦しみが、おばを瀕死の状態に追い込みました。幸い、おばは大法弟子に出会い「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい」と心から念じるように勧められ、この二つの劫難を免れることができました。この奇跡は、医師や近隣の人々、親族に大きな衝撃を与えました。

 大法の真相を理解すればすばらしい未来があり、三退すれば困難を避けることができ、心からの九文字を念じれば福報を受けることができます。読む人を啓発することを願って、私は二つの劫難に遭い瑞祥が現れたおばの話を以下に書くことにします。

 食道に腫瘍ができた94歳が心からの九文字を念じて起死回生した

 おばは94歳の晩春、食事をすると食べ物がのどにつまり、それが数日続き、娘(訳注:兄嫁)と娘婿(訳注:私の兄)に連れられて病院に行き、検査とレントゲン撮影をしたところ、食道に腫瘍ができており、食道管が詰まっていると診断されました。診察の結果、医師たちは腫瘍を取り除くには手術しかないと判断しました。しかし、お年寄り(訳注:おば)は高齢で体が弱く、手術台から降りられない(訳注:手術が成功しない)かもしれません。最後に医師は、お年寄り(訳注:おばさん)の娘(訳注:兄嫁)と娘婿(訳注:私の兄)に葬式の準備をするように言いました。

 帰宅してからの数日間、おばは食事が喉を通らず、水をのどに詰まらせ、毎日栄養剤を注射して命をつなぎました。兄嫁の3番目の義姉が法輪大法を修煉しており、おばが病気だと聞いて見舞いに来ました。おばはベッドに横たわり、顔は灰青色で、弱々しくまぶたを上げることさえできませんでした。3番目の義姉はおばのベッドの前に半ひざをつき、耳元で「おばさん、病院はあなたを救えないけど、大法はあなたを救えるのよ。『法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい』と念じて、多くの人の不治の病が治りました。私と一緒に念じましょう」とささやきました。3番目の義姉は、おばが弱り切っているのを見て「心の中で念じればいいのよ」と言いました。おばは「うーん」と声をあげました。

 そして、3番目の義姉は一言ずつ念じ、おばの口が動くのを見て、20分ほど念じた後、おばの娘(訳注:兄嫁)に「私のように、おばさんのために『心からの九文字』を彼女が念じるように導いてください」と言いました。

 翌日、他の町にいるおばの六姉妹が訪ねてきました。夕方になると、おばは息が絶えてしまいました。兄嫁は泣きながら「お母さん、起きて!」と叫びました。長い時間が経ってから、おばは目を覚まし、激しく咳をしてその腫瘍を吐き出しました。娘婿(訳注:私の兄)が箸で腫瘍をつついたところ、硬くなっていました。おばの咳が止まると、兄嫁が口をすすぐために水を持ってきましたが、口をすすがずに飲んでしまい、兄嫁は「お母さんが良くなった!」と嬉し泣きしました。

 すべてが落ち着いてから、兄嫁は「母を救ってくださったのは大法の師父です! お母さん、大法の師父に感謝しましょう! 三姐(訳注:3番目の義姉)にもお礼を言わなければなりません!」と気が付きました。

 三姐(訳注:3番目の義姉)から、おばが心からの九文字を念じて食道の腫瘍を咳で吐き出したという話を聞いて、私は見舞いに行きました。私はおばに「今でも大法は素晴らしいと念じていますか?」と尋ねました。おばは「念じていますよ! 私は記憶力が悪く、一晩寝ると忘れてしまうし、娘に言われないと思い出せないけど」と言いました。私は「1回念じてみてもらえませんか」と言うと、おばは「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい、あなたにとっても私にとっても素晴らしい」と念じました。私は急いで「多すぎます、法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい、だけです」と修正しました。私はおばを導いて念じました。

 私は「おばさん、あなたは本当に運がよく、法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしいと念じて福報を得ました! 私たちの師父が食道腫瘍を咳で出させて救ってくださいました!」と言うと、おばは「私を救ってくださったのは、本当に大法の師父だとわかっています、大法の師父に感謝します!」と言いました。

 97歳で大腿骨を骨折し心からの九文字を念じて翌日壁にもたれて歩く

 その年の3月4日の夜、97歳のとき、おばはトイレに行って転倒し、足の痛みで立てず、病院に運ばれ、診察とレントゲン撮影が行われ、大腿骨骨折が判明しました。医師は、おばが高齢で痩せているため、大腿骨の手術はできないと見て、注射や投薬などで、ゆっくりと療養するよう家族に助言しました。

 5日の朝、三姐(訳注:3番目の義姉)から電話があり「おばさんは昨晩大腿骨を骨折し、あなたの兄嫁とあなたのお兄さんは寝食もままならず、安定して歩くこともできず、今にも倒れそうなので、すぐに行って彼らを助けてあげてください」と言いました。私の家とおばの家は150キロほど離れていて、バスを2回乗り換えなければならず、6日の朝8時に家を出て、おばの家に着いたのは午後3時過ぎでした。ベッドに横たわったその顔はやつれ、顔が土色で、私を見ると座るように身振りで合図しました。

 おばは注射をしても栄養剤が吸収されず、注射をやめてしまい、食事もとれなくなってしまった、どうすればいいか、と兄嫁は私に言いました。私は「おばさん、どこか痛いですか?」と尋ねました。おばさんは「どこもかしこも痛い」と言いました。私は「おばさん、どうして法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしいと念じないのですか?」と言うと、おばは「忘れた、どのように念じるのか教えて」と言いました。そこで、私が念じると、おばは覚えました。兄嫁は「母と一緒に念じてください、私は食事を作りに行ってきます」と言いました。おばと数分間念じた後、おばは「疲れた」と言いました。念じた言葉を心の中で繰り返すように言うと、おばは頷きました。私は両足を組んで座禅し、目を少し閉じ「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい」と一字一句誠心誠意念じると、強大で慈悲深いエネルギー場が私を取り囲むのを感じました。それは暖かくとても快適で素晴らしく、私は念じながら、感激の涙を流し、襟元や手を濡らしました。

 5時頃、兄嫁はテーブルをベッドの横に置いて「お母さん、私の弟と妹がわざわざ来てくれたんだから、起きて一緒にご飯を食べましょう」と言うと、おばは手を伸ばして、起こしてと頼みました。兄嫁はおばを手で支えて食卓に座らせました。おばはとても元気で、声にも力強さがありました。おばは、小さなお椀に半分の麺と目玉焼きを食べました。兄嫁は嬉しさのあまり、涙を拭きながら「3日経っても一口も食べていなかったけれど、弟と妹が来てくれてよかった。嬉しい、食べた量も本当に少なくありません!」と言いました。私は急いで「私たちの師父が再びおばさんを救ってくださいました!」と言いました。兄嫁と兄は、再び法輪大法の超常と奇跡を目の当たりにしました!

 夕食後、おばは横になることもなく、私や家族に状況を聞いてきました。私は「おばさん、まだ足は痛みますか?」と尋ねました。痛みはなくなったけど、ちょっと違和感があると(太ももの付け根に手を触れながら)言いました。兄嫁は、おばに大腿骨を骨折したことを言わないようにと言いました。兄嫁は、長時間座っていると体に良くないと少し心配になり、おばを仰向けに寝かせました。私は「おばさん、大法書籍を読んであげます」と言うと、おばはうなずきました。私は2ページを読み上げ、おばに「わかりますか?」と聞くと、おばは「全部わかります」と言いました。おばは本当に縁のある人でした!

 翌朝、煉功と6時の発正念を終え、私はおばに「足はもう痛くないですか?」と聞きました。おばは、もう痛くない、と言いました。私は「では『法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい』と念じましょう」と言いました。私は兄嫁の餃子作りを手伝いに台所に行きました。しばらくして兄嫁は、おばが壁に寄りかかってトイレに向かって歩いているのを見て、「お母さん、よくなったのはいいけど、急いで床に降りないで、部屋の中のポータブルトイレに座って」と言いました。おばは「問題ない、部屋の中が臭くなるし、私は歩けるから」と言いました。兄嫁は再び「師父は偉大です! 大法は偉大です!」と涙を流しました。私もまた、感謝の気持ちで涙を流しました。

 私は11日間おばのもとに滞在し、毎日朝昼晩に30分以上、おばと一緒に「心からの九文字」を念じ続けました。後の時間はおばに法を読み聞かせました。おばはだんだん元気になり、トイレで顔を洗えるようになり、顔にもつやが出て、笑顔が戻ってきました。見舞いに来たおばの妹に、大法が起死回生させた感動的な話と、大法があまねく伝えられている状況を伝えると、最終的におばの妹たちは理解しました。

 おばの妹は中国共産党(以下、中共)の党員でしたが、姉の二度の奇跡的な体験を見て、私から真相を聞き、おばの妹はすぐに中共組織を脱退しました。兄嫁も大法を修煉したいと言いました。他の親戚や友人も、おばの二度の奇跡を聞いて驚きました。事実は言葉よりも雄弁であり、信じるしかありませんでした。

 兄は、おばのために、歩く時は杖になり、立ち止まった時には休める椅子にもなる多機能の小型の介助椅子を作りました。一カ月後、兄嫁から「母が病院に検査に行った時、医者はショックを受けて『このお年寄りは歩けるのですか? すごいです!』と言いました。医者は突然『神様のご加護があったのでしょう!』と大声で言いましたよ」と電話がありました。

 心からの九文字を心から念じれば、難があっても平安を保てます! 中共は23年間、法輪功を弾圧してきましたが、修煉者は今も信仰を持ち続け、どの国の人もみな「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい!」と言っています。中国だけが弾圧しています。法輪大法の修煉は、身体を強くし、病気を取り除き、心を浄化します。このような例は、いたるところで見られます。中国の人々が早く真相を知り、賢明な選択をしてほしいと願っています。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/5/30/442269.html)
 
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